抜かない歯医者のひとりごと

歯の健康は全身の健康につながる。渋谷で開業中の保存学認定医が、なるべく歯を抜かない治療にまつわるトピックを語ります。

治療をするのも、されるのも、《神》ではありません。……

2015-10-05 | 歯科治療

治療をするのも、されるのも、《神》ではありません。……

ましてや、機械器具、機器ではないのです!


〈因みに、私は歯科医師政治連盟には加入しておりません。(歯科医師会・会員ではありますが。)〉


さてさて、

現在、【直接、見えない箇所を映し、見えるようにするのは、唯一、レントゲン写真だけです。】


私は、{反戦・反原発}です。

《出る杭と歯医者は打たれる。》というのでしょうか。


  レントゲンは見えない所を見せてくれます。

   日本の医療機器の安全性、安全管理は、世界一です。


  にもかかわらず、レントゲンを嫌がる人がいます。

  医療機器としてのレントゲンを嫌がる人は原則、温泉も、飛行機も、山も、雨の日に外を歩くのも、嫌がるのでしょうか?… きっとそうなのでしょう。


   レントゲンのおかげで、どれだけの命が、日々、救われ、

  苦痛も少なく、早期に、かつ、短期間に病気が、命が救われているか!
(説明不要でしょう。)

ましてや、歯科のレントゲンの放射線等、かわいいものです。
(普通に散歩、買い物してても、歯のレントゲン程度の放射線は、日常、浴びています。)


  【そういう意味でも、私は反原発です。】

  福島、東北の知人達の苦労も悲しみも知っています。
 (他人事ではないのです。)


   日本の医療機関は、世界一、安全性には厳しいのです。


 アメリカの安全性は金持ちのものだけです。
 (日本も、そうなるかも。)


   レントゲン写真は、命を救う、大切な道標(みちしるべ)です。


 災害、不慮の事故等で停電の時等、明かりの有り難さを、身に沁みて再認識するはずです。


  【普段、当たり前のように使っている電気、明かりの有り難みが、つくづくわかります。】


   明かりのない、暗闇で、医療行為ができますか?

  手探りで、適切な治療が、安全な、手術ができるでしょうか?


   現段階では、目が見えない人、耳が聞こえない人には、医療行為は無理です。

  不可能と云えるでしょう。


  優秀な人なら、目も耳も不自由でも、医療行為はともかく、

{診断・病気の判別}はできるでしょう。


   【しかし、いずれにしても、
その診断・判別の資料として、レントゲン写真は、必要不可欠のものです。】


《明かりのない所で、治療されることの怖さ。

 暗がりで、手探りで、医療行為をされることの不安、恐怖。》


 レントゲン写真無しで、治療するというのは、そういうことなのです。


   だから、
 《レントゲン写真を、ひときわ安全性に厳しい日本の安全な医療のレントゲンを嫌がる患者さんは、

  失礼ですが(ごめんなさい。)バカじゃないか、
  なんと愚かな!と、思います。》


   但し、
「通常の歯科治療には、CT等、不要にレントゲンを撮らなくてもいい。」
と、私は、再三再四、繰り返しています。


 《CTを歯を抜く理由付けにして、
  抜いている歯医者を、   抜かれている患者さんを、
     私は直接、目の当たりに見ています。》


 【もちろん、また、手遅れになってない人の歯は、
   抜かず、
   残し、
 噛めるようにして、

 その医学的評価も、
 私は得ています。】


 時々、(もちろん、稀ですが、)私なら、絶対歯を抜かないと、思い込んでいて、


   先日、何処の歯医者に行っても抜くと言われ、大学病院でも、抜くと言われ、

  そのレントゲン写真を持って行くので、
  「……先生の所では、レントゲン写真は撮らず、歯を抜かないでくれ…云々…。」

 という問い合わせ、要求の電話が、関西の田舎の人から来ました。


  電話で、長々と言われても、
   ましてや、レントゲン云々と言われても。


   私は、霊能者でも、超能力者でも、スーパーマンでもありません。


 そこらにいる、欠点だらけの、つむじ曲がりの凡人です。


 [医療は、(科学は決して万能ではありませんが、)

   医療は、断じて、オカルトではありません。]

 大学病院の優秀な歯医者、(医師からも、)

 私は、
 「先生こそ、歯を残す治療技術(スキル)の為、CTを持つべきだ。」
 と言われます。


  全国の大学病院の、
 「渋谷の斎藤(あいつ=あの人)なら、抜かないかもしれない。」
 と、言ってくれて、
患者さんにCTを持たせて、私のことを言ってくれる、

全国の歯科医師(医師も)が、

そうして、
    私にCTを勧めます。  (本当にありがたいです。恐縮します。)


  しかし、CTは、最低でも、通常1500万円以上します。


 私も含め、地道な普通の歯科医院では、CTを持つのはたいへんなことです。

  まあ、CTはともかく、今、顕微鏡やらマイクロスコープやら、…やら、なんか(現段階では、)胡散臭いものも、よく耳にします。


 マイクロスコープの研究、開発には、私は、大学院時代に関わってきました。(30年以上前になります。)


  現在でも、まだまだです。

 大学病院等で、もっともっと、コストを含め、使い勝手をよくしないと…。

 《第一、歯の神経は細く、マイクロスコープでは見えません。》


 《抜いて、標本にしない限り、顕微鏡でも見えません。》

 (患者さんに、細菌を見せてもね… …。


  視野の明示、動機付け(モチベーション)は、大切ですが…。


  それより、レントゲン写真の丁寧な読影。

 直接、見る、観る、聞く、聴く、触る、触れる、嗅ぐ、…

直接、看る、診ることが大切ではないでしょうか…!


 顕微鏡も、マイクロスコープも(CTでも)、

 そのコストは、全部ではなくても、患者さんにつけられるのですから。


ところで、相変わらず、田舎の歯科医院は酷いですね。

 東京近辺では、埼玉ですね。(千葉も神奈川にもいますが。)

  とにかく、田舎です。三郷あたりはだめですね。

  とにかく、毎回、担当の歯医者が変わるんです。

  で、1、2年で居なくなるんです。

  まあ、百歩譲って、腰掛け程度は、まだいいとしても、

  《毎回、担当の医者、歯医者が変わる所は、問題外、論外、言語道断、
  絶対、断じて、通院してはいけません。》


  法人でも、《◇◆会》でも、5年、10年と、腰を据えて治療している医者を選ぶことです。

 【相性が合わなかったら、担当医を変えてもらうことです。】

   とにかく、毎回、担当医が変わるなんて、

 《院長も最低、金儲け以外考えていないのです。
 無責任の極み、最低です。》


 低レベルの歯医者の掃き溜めです。

 ヤラズブッタクリで、そういうのが、故郷(くに)に帰って、開業したり、また、田舎でやるのです。


  九州からもメチャクチャにされた患者さんが来ました。

   国立大を出て、留学してるらしく、
   噛み合わせ専門だとか、…。

  《インプラントで命を救う。》とか言って。


   私の所に来た患者さんは、(入院寸前までいって、)

   【大病院の医者にインプラントを除去してもらいました。
  (インプラントの材料も、無名のメーカーで、酷いものでした。)】


   そこは、なんらかの宗教に帰依してるらしく、全く、聞く耳を、院長自らが持っていないそうです。

 【私は宗教心は大切だと思っています。
   しかし、
 宗教にのめりこむと、

 {神(カミ)の為には…と、人間の命を犠牲にすることになりかねません。ー自殺も含めて。}


  〔古今東西、世界中、宗教がらみの悲惨な事件は、日々、日常、周知の事実です。〕


  【宗教の最大の意義は、《必要悪を認める》ことだそうです。】


  金も売春も必要悪だとも思います。


 いずれにしても、宗教は《超劇薬》です。


   近頃、関西にも(やはり、田舎。)酷い歯医者が居るらしく、

  相談を含めて、私の所に来る人が増えました。
(名古屋は、わりと近い、と言ってくれて、多いのですが。)


それにしても、改めて、恐縮します。


   《田舎の歯医者は、一般治療、インプラントから小児、矯正、外科から何でもヤるんですね。》

  田舎の人は、車があるとはいえ、物理的に通院がたいへんなのでしょう。

 で、軽く騙されるのでしょう。

 まあ、しかし、【《何でも屋》なら、

   せめて、
 自分のできない治療はヤらず、

   親切に誠実に、
 できる歯医者を紹介しないとね。


  それすら、わからない歯医者が居るのです。

 せめて、
 《何でも屋》なら、

 《案内所》の役目もしないと。】


  歯医者は今、駄目です。

   [金という宗教に毒され、
     命を重んじません。]


 もともと、歯の病気では、死なないし…
 と、ばかり…

 【歯を軽んじ、
 やたら、歯を抜いて、
 インプラント詐欺(抜こう抜こう詐欺)の横行です。】


 私の本も売れないわけです。

 インプラントは広告主ですしね。


  インプラントそのもの云々より、歯医者を選べとだけ。


 あとは、個人攻撃に終始して… …。

 情けないです。

  【割りを喰らうのは、患者さんと、
  多くの、真面目な地道な歯医者です。】


  この度の、政治連盟の不正献金のことで、
 大新聞から取材されました。


  私の本も読んでくれてていましたが、

「もう少し、宣伝してください。(笑い)」
 と、取材の最後に、私は付け加えました。


 【何しろ、歯を残せない、
   残さない、歯医者が増えました。】


 【歯医者の生活が、(通常、世間で思われているより)厳しいのは事実です。医者の半分にも満たない収入です。】


  取材した記者も、もちろん、知っていました。

  しかし、私が日々、直接、目の当たりに見ている惨状、

 特に、田舎の歯医者の惨状には、驚き、
 「改めて、冷静に、我々も調べ直します。」
  とは、改めて、記者は、礼儀正しく言ってくれましたが。


  【歯科の初心は、まずは、その歯が残せるか。です。
   (抜くことも含めて)、そこからが治療です。】

 ―それにはまた、レントゲン写真、その正確な撮影は不可欠です。

  あとは、直接の、五感、
そして、ある種の才能、治療センス(私にはそれがあります。)


第六感を駆使したその治療技術(スキル)です。

 相性はあります。        (ネットの生兵法は、断じてやめてください。

― 電話だけでというのも。)


 直接、確かめることです。

 遠くからも(近くからでも、)
 来院してくれる人には、本当に恐縮の限りです。

 【何事も、初心を見失わないことです。


 日々、勉強です。

 私も患者さんを選びます。


 日々、反省、勉強、です。

 自戒を込めて、
初心に還って。… …。

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