抜かない歯医者のひとりごと

歯の健康は全身の健康につながる。渋谷で開業中の保存学認定医が、なるべく歯を抜かない治療にまつわるトピックを語ります。

行動は(感情も含めて)、意志より、その決断より先んじる。

2019-11-02 | 歯科治療

私は、たびたび繰り返してきました。


〈歯をむやみに抜くと精力を失う。

安易にインプラントをすると、元気がなくなる。


だから、

《インプラントを、インポラント》と、称したことがあります。


さて、近頃、インプラントの失敗の隠ぺいが、ひどく、目に余りま

す。


金にまかせて、インプラントの失敗を、組織ぐるみで、隠ぺいするのです。


それも、とくに、大学病院の隠ぺいが、ひどくなりました。


だから、私はまた、付け加えてます。


《インプラントの失敗の隠ぺい。


インプラントは、
インペイラントだと。》


さて、…

前にも記しましたが、

【意志と行動の差は、0、6秒と言います。】


ここで、改めて、強調しておきたいのは、

これは、【意志よりも行動の方が、0、6秒先んじる】と云う意味です。


つまり、日常でも、よくあることですが、

「そうするつもりではなかった。

つい、手が出てしまって…。」


たびたび、ありますよね。


目の前のコーヒーカップをを取ろうとして、つい倒してしまう。

コップを落としてしまう。


お茶をこぼす。


こわいのは、殴るつもりはなかったのに、


「このやろう!ぶん殴ってやる!」

と思ったやさき、つい手が出て、相手を殴っていた。…なんてこと。

0、6秒です。


「イヤ、すまん。殴るつもりはなかった。」

と、言っても、既に、遅し、です。


これが、プロボクサーだったら、たまったものではありません。


ましてや、ナイフだったら…、

拳銃なら…。


わずか、0、6秒です。

されど、0、6秒です。


この0、6秒で、人は殺されることも、

かつ、また、人を殺すことも、…あるのです。


心理学的には、

【現実機能を高めるには、注意深くあることに尽きるのです。

考えが足りなくて失うものよりも、

不注意で失うものの方が、はるかに大きく、

また、たいていの場合、取り返しがつかない。】

と云います。


実際、アクセルとブレーキを踏み間違えて、人を轢き殺す事件が起きてます。


(高齢ドライバーの事故は、今、頻繁です。)


前進とバックを間違え、自分の子どもを轢いて、死なせたという、悲惨な事故も起きてます。


不注意です。

0、6秒、行動が先んじる悲劇です。


《0、6秒で、取り返しのつかない悲劇が、惨劇が起きるのです。》



怒りは記憶されます。

怒りの記憶は、つのります。


その怒りを静める(沈める)のは、睡眠です。


【生理学的には、人間、怒っている時間=怒りの時間は6秒と云われてます。】


怒りを静める(鎮める・沈める)


6秒我慢することです。


でないと、つい手が出てしまう、0、6秒の悲劇が起きてますしまうのです。


0、6秒の悪魔に取り付かれ、憑かれてしまうのです。

取り返しのつかない事態が。


【そこで、6秒待って、行動することです。

0、6秒の悲劇を防ぐ為に、


0、6秒の惨劇を起こさない為にも。


取り返しのつかない、果てしない後悔をしない為にも。


悔やんでも悔やみきれない、一生、ぬぐいさることのできない、

一生、重荷を背負う人生を送らねばならない事態を防ぐ為にも。


0、6秒の悲劇を防ぐのが、6秒の我慢なのです。


6秒、グッと、そこで、堪える(こらえる)ことです。

グッと我慢することです。

耐えることです。

我慢です。】


繰り返します。

人間、現実機能を高めるのは、考えるよりも、

まず、ひたすら、注意深くあることです。


〈0、6秒の悪魔に隙を見せず、

襲われない為に、

6秒の神に従うことです。〉


医科でも、歯科でも、不定愁訴を繰り返す人は、

右脳に、変化が起きる、起きていると云います。


更に、言えば、右脳に異常があるのです。


右脳は感情の脳です。

左脳が、論理の脳です。


但し、これは、ざっくりと、言っているだけで、まだまだ、脳は、分からないことだらけですが。


ただ、不定愁訴とクレーマーは、極めて、似た右脳の変化があるということです。


うつ病の脳の変化とは違うということです。


本当に、うつ病になったら、治りません。


多く、うつ病だ、軽い鬱(うつ)だと称しているのは、要は、ノイローゼのことで、

《自分の意志では、抑えられない不安》のことです。


自身、理不尽で、どうしようもない、不安に覆われるのです。


だから、おとなしく、沈み、時に、引きこもることもあるのですが、

しばしば、また、極めて、攻撃的にもなることもあるわけです。


これらは、誰にでもある、不安神経症=ノイローゼです。


それが、肉体的なことも含めて、身近な事象が引き金になり、症状に出たのを、うつ病だ、云々と言っているのです。


《医学的に真のうつ病になったら、治りません。


攻撃対象は自分になり、自殺するだけです。


真のうつ病になったら、攻撃的にならない薬で抑えても、生きる屍と化し、

普通の社会生活、日常生活は送れません。》


怒りとうつ病の特効薬は睡眠です。

普段から、睡眠を、睡眠を取り、睡眠薬などに頼らないことです。


睡眠薬は、浅井睡眠が長くなるだけで、

深い、いい意味での効率的な睡眠が取れないのです。


話を歯科に戻します。

今、保険の金属であるパラジウムが、高くで、保険では、とても採算が合いません。


〈保険でも、金(ゴールド)が入っていて、金パラという合金を使用しているのです。〉


ゴールドはもちろんですが、このパラジウムというのも、レアメタルで、安くはないのです。

(正直、保険では賄えないのです。)


《これに対応して、白い保険の材料ができましたよ。と、喧伝したのが、プラスチックの塊です。》

つまり、被せものでも、前歯でなくても、保険で白いのがあると。


しかし、これは、歯を、相当削ることになります。

でないと、プラスチックなので、すぐに欠けます。壊れます。


この保険のプラスチックは、色も選べず、審美性もありません。


とにかく、これは、保険の金属が高騰していて、儲からないので、国と一部の歯医者が計画した苦肉の策なのです。


浅知恵なのです。

誤魔化し、悪知恵です。


実際、この、保険の被せものは評判が悪いです。


保険で、小さな虫歯に詰めるプラスチックはあります。

これは、歯医者に技術(スキル)が優れていれば、小さな虫歯に充填(じゅうてん)=詰めるのには、いいものです。


但し、技術(スキル)の差がでます。

また時間もかかります。


保険では、やはり、手抜きをして充填している(詰めている)のが大方です。


私は、優れたプラスチックの技術(スキル)を持っていますが、

研鑽と苦労と工夫の賜物です。

ここでは、企業秘密にしときます。


[あなたが、自分の歯を大切にすれば、

大切にしてあげれば、


あなたの歯を、あなたが待っていてあげれば、

あなたの歯は、必ず、あなたに恩返しします。]


私は、おためごかしを言っているのではありません。


精神論だけで、言っているのでもありません。


医学的にも、科学的にも、肉体とは、生きて、生き延びていくのです。

生きて、生かされているのです。


必ず、あなたの想いに、あなたの歯も、応え、応じてくれます。


歯を残す治療は、保険だと、1回500円前後です。

歯を抜くのは、保険でも、その10倍、5000円以上です。


500円の治療を10回、20回と続けることも、なかなかできません。


歯を残すのは、しんどいのです。


時間もかかります。

これでは、採算が合いません。


10倍の治療費で、効率よく抜いて、

金持ちには、何十万円のインプラントを、

金のない人には、ちゃちな入れ歯を、

と、なびきます。


結果、(実際、国も認めていますが、)


歯を残す、残せる歯医者が、日々、激減し、

噛みやすい、入れ歯、義歯を作る、作れる歯医者も、激減し、


あげく、無駄に、安易に、抜いている、抜かれている、歯が、日々、日々、増えているのです。


で、不定愁訴も、クレーマーも、そのあおりで増えて、


インプラント後遺症も、日々、日々、増えていて、

その隠ぺいに、金と広告と買収で、大学病院も含めて、組織ぐるみで、躍起に(やっきに)なっているのです。


《隠ぺいの、インペイラントの増殖です。》


金ではありません。


そこは、使命感を持って、私は、意地になって、

その尻拭いと、隠ぺいに抗って、


歯を残す治療と、技術(スキル)の研鑽に、日々、努め、勤め、務め、勉めています。


ただ、私もしんどいです。

もちろん、きれいごとは云いません。


金は欲しいです。

「歯を残せない、残さないのなら、治療費も交通費も返せ。」

という、クレーマーもいるのです。


私も人間、相性もあります。

[私は、私の患者を信じ、トコトン大切に、親切にします。]


ひたすら、繰り返します。

断言します。

云い続けます


〰歯科の初心は、まずは、歯を残すこと、歯を守ることです。


そこからが、(残念ですが、)抜くことも含めて、治療なのです。


私の本、

【この歯医者がヤバい・幻冬舎新書】


【やってはいけない歯の治療・KADOKAWA】

変わらず、よろしくお願いいたします。


近頃、また、電子書籍でも評判です。

少しも、古びていません。


今、来春の新刊に向けて、日々、奮闘もしています。


歯を残す、守る治療に尽くし、闘い、…新刊に向けて、また、勉強もし直しています。


【初心不可忘】

改めて、よろしくお願いいたします。

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