抜かない歯医者のひとりごと

歯の健康は全身の健康につながる。渋谷で開業中の保存学認定医が、なるべく歯を抜かない治療にまつわるトピックを語ります。

《ふつう》の歯医者は少ない

2011-02-14 | 歯科治療
《ふつう》の歯医者は少ない―…~。
先日、一年間、週一回通院して、七本の歯が治療途中で、いつになれば終るのだろうという患者さんが来ました。
よくこんなに、口の中を荒れ地にされ、一年間も通ってたなぁと思いました。

五段階評価をすると、医者は《ふつう》の三の評価の人がやはり、一番多いです。どこの世界もそんなもんでしょう。
しかし、歯医者は、五段階評価の、一と二の人が圧倒的に多いのです。
写りの悪いレントゲンでも、虫歯は削れるし、入れ歯の調整も何とか出来ますからね。口がうまきゃね…。
胃が痛いのに、写りの悪いレントゲンで、薬だけ出す医者も居ますが。ただ、そういう、最低ランクの割合は、歯医者は多いですね。優秀な医者と一緒に勉強すると、その事を、より確信します。

で、私は思いました。単純に、真面目に勉強して、五段階評価で、四、五の評価を得られる、《ふつう》以上の、その割合の少ない歯医者になろうと…。
もちろん、今も《ふつう》以上の確信と自信は有りますが、自身、自惚れず、精進しているのですが、いざ、一年間で、七本を治療途中で、それも、奥の歯で、若い女の人で…。そういう患者さんが結構来ると情けなくなりますね。
……ただ、噛みにくく、顎の距離も縮んでるのに、顎関節がおかしくならず、元気にうちに来てくれたのが救いでした。

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