抜かない歯医者のひとりごと

歯の健康は全身の健康につながる。渋谷で開業中の保存学認定医が、なるべく歯を抜かない治療にまつわるトピックを語ります。

私は、私の治療技術(スキル)のレベル=その凄さを謙遜しません。謙遜しても、貶す(けなす)人は、貶し続けますし。

2022-10-29 | 歯科治療

私は、治療には、ことのほか、謙虚です。

しかしてまた、改めて、謙虚であることは、謙遜ではないと、強く、認識しました。


かの里見清一先生が、また貴重な忠告をしています。

  (繰り返しますが、里見先生は、前々からずっと、医療はサービスではないし、サービス業であってはならないと、云い続けています

そうして、悪い意味で、患者を「患者様」等と持ち上げていると、結局は、回復は遅れるし、医療費もかさむし、…医者も金儲けに走るし、

クレームを避けて、手抜きをする。

悪い意味の、極めて、悪い意味で、無難な治療しかしなくなる。


事実、ここ10年以上、患者の入院期間は長くなり、もちろん、通院も、医療費もかさんでいる。

で、医療従事者への暴力もかなり、増えている。)

すべて、客観的にも、証明されています。


先日、5年以上、半年に1回のペースで来院してる患者さんに言われました。

「先生、こないだ、実家に帰った時、詰め物が取れて、応急で、実家の近くの歯医者に行ったのですが、

その際、5年前、先生が、抜かないで、やってくれた歯を見て、レントゲンを撮って、

〈この歯は、普通は抜くし、抜かないと、あぶないかも。…。〉

と、言われました。

で、私は、大学病院でも、難しいと言われた歯を、渋谷の先生が、残してくれて、5年以上、びくともしません。

と言ったのです。定期検診もしてます、

そしたら、〈1ヶ月とか2ヶ月おきに行ってるんですか?〉

と言うんで、

いいえ、半年に1回です。

クリーニングとレントゲンで、説明も受けてます。

と、…。その歯医者さんは、怪訝な顔をしてました。」


私は、謙虚に努めますが、謙遜はしません。

要は、その歯医者は、私の歯を残す、抜かない治療技術(スキル)が、分からなかったのです。


ただ、私が、懸念するのは、中には、最悪、抜いた方がいい、とか

患者を騙して、抜いてしまうとか、

実際、(騙されて、口車に乗って)、抜いてしまう、抜かれてしまう患者さんが、たくさんいることです。


はっきり、繰り返します。

(嫉妬も、やっかみもあるのでしょう。

否、それ以前の勉強不足で、私の治療が、どうやったらこういう治療が、…すら、分からないのでしょう。)


もちろん、患者さんだって、私が、どういう治療をしたのか、他人には、説明できませんよ。

【ただ、5年以上、その歯が、不都合なく、噛めている。】

ということです。

大学病院も含めて、2、3軒で、残すのは、極めて、困難だと言われた歯が、きちんと噛めている、というということは、患者さん自身、実感していることです。


こんなのは、医科では、目白押しです。

医者により、全く違います。

[私は、優れた医者が、治療してたら、2週間で、退院できたのに

入院が、半年になり、退院後も、後遺症で、苦しんでいる人を、たくさん、直接見て、話もしています。

中には、亡くなった、人も……。]

運もあります。


もちろん、患者さん自身の個人差も。

しかし、医療は、サービス業ではない、

商売ではいけないのです。

《アメリカのように、金で命を買えることは、極力、避けなければいけません。

しかし、金持ちは、どこも、やはり、有利です。》


ましてや、歯科なんか、歯なんか、…個人差はもちろん、ポリシーの問題で、、

歯医者も、患者さん自身も、どうでもいいや、

ぐらい、見捨てられています。


実際、歯医者は、どこも、貧乏です。

とりわけ、ここ数年、火の車です。

中には、火の車を通り越して、ジェット噴射だ、とぼやいて、自暴自棄になっています。

どうしても、コンビニ化していきます。


先の里見先生は、癌の専門医です。

癌治療も、自分の治療で、劇的に回復した患者さんの治療で、

《これこそベストだ。》と、確信した治療法を、

同じ癌の人に、自信を持って、施したら、全く治らない、回復が遅いということが、よくある。

もちろん、上手くいくこともあるのです。

感謝されることも、しょっちゅう。


しかして、また、亡くなることも。

(中には、劇的に治った人から、紹介されて、わざわざ、来たのに

死んでしまったじゃないか!、と、恨まれる。

加えて、信じて、紹介したのに、

と、紹介してくれた人からも、

クレームが……。)


里見先生は、言います。

【ベストの治療なんかない。

プロは、結果オーライではない。

プロフェッショナルの原点は、その過程=プロセスだ。】

と。


かの名匠、野村克也監督も、言ってます。

「プロの、プロとは、プロセスのプロだ」と。


私は、歯医者も、医者のはしくれ、この心構えで、日々、臨んで、挑んで、望んでいます


歯周病の原点と虫歯の初心=初診って?…歯科は、所詮、医科の手のひら?否、指の先。


繰り返しますが、GoToキャンペーンも、トラベルもイートも良いですが、

その快楽も、美味しく食べられて、こそ、ですよね。


…ー∞ 歯は、趣味でもあります。人それぞれ、人生観、価値観です。さまざまです。


〈人間は、(生きる為に)、置かれた状況に、3日で、慣れると云います。〉

歩くのに、不自由でも、慣れると、何とか歩きます。

杖でも、なんでも、義足も、よくなっているし。

苦しくても、酸素吸入して、それにも慣れます。


たとえ、寝たきりになっても、慣れます。

生きるために。


ましてや、歯なんか、無くても、何とか、噛みます。

不自由でも、食べます。

慣れます。

痛み止の薬も、効きます。

《慣れない人は、自殺も含め、死にます。殺られます。》


それでも、快食は、快楽です。

私は、人生、

【慣れる(なれる)より畏れろ(なれろ)】

こそ、座右の銘にしてます。


1年に及ぶ、大病をしてから、人生観が、変わりました。

猛省して、変えました。


畏れろ(なれろ)、畏れろ(おそれろ)、

畏敬です。

【自分は、生きているのではない。

生かされているのだ。】


だから、歯でも、何とか、まず
は、残すことが、信念です。

歯は、快楽です。

歯は、趣味です。

私は、映画が、趣味です。

趣味に、一生懸命。

生きがい、やりがい、

素敵です。


私は、(絶対的に、いい意味で)、患者さんを、しょっちゅう呼びません。

原則、半年に1回位の、歯のクリーニングとチェックでいいのです

(但し、丁寧に。)


片山恒夫という歯医者が、いました。

カリスマ性もあり、優秀な開業医でした。

私が、敢えて、開業医と強調したのは、学者であることよりも、教育者であることよりも、

何より、日々の診療に拘り、臨床が好きで、いい意味で、町医者で、生涯、まっとうしました。


20年以上前、95歳位で、亡くなられましたが、

85歳以上まで、現役でした。


(私の好きな言い方ではありませんが、)

片山教と、言って、片山先生の治療に心酔し、


(一部、何の疑問も抱かず、悪い意味で)

ひたすら、片山先生の云う通りの診療している歯医者も、いました

実は、今でも、います。


私は、改めて、思います。

多くの歯医者が、まずは、理屈抜きに、何の疑問も抱かず、まず、片山先生のした通り、治療をしてみる。

で、自分の勉強不足と、治療技術(スキル)の拙さを学んだ方がいいと確信します。


それくらい、今の歯医者は、勉強不足で、治療が、下手です。

(すべてが、コンビニになりすぎていて、コンビニ化されて。)


片山先生は、

「1回20分、1日に1時間、ひたすら、歯を磨けば、グラグラの歯でも、がっちり、噛めるようになる。」

と、断言し、グラグラの歯も、指で、支えて、とにかく、1回20分、ひたすら磨け、

それを、1日、3回やれ、と、言って、


やがて、グラグラの歯を、動かなくして、

それをフィルムに収め、論文も書きました。


しかし、1回に20分の歯ブラシ、1日に1時間。

実行、継続するのは、極めて困難です。至難の技です。


しかも、結果は、1ヶ月、2ヶ月と……正直、うんざりでしょうし

まあ、グラグラで、駄目なら、しょうがない、や。

というところでしょう。


しかし、非効率だ、科学的でない。

等と、やたら、歯だけを、磨かせて、歯肉マッサージを勧めず、

今、歯科は、この半世紀以上、

していることは、歯ブラシと歯間ブラシ、フロス、歯みがき粉

以外、その宣伝以外、何か進歩しましたか?

医科を見てください。
年々、新しいこと。

目白押しです。

すざましいです

進歩です。


今、金属の高騰が酷く、歯止めがかかりません。

とりわけ、保険で使える金合金、パラジウムの値上がりが著しく、10年前の10倍以上、20倍近く、上がっています。

(9割位が、ロシアからの輸入。

このパラジウムは、いまや、

投機、先物取引の対象にもなっています。)


で、政府は粗悪な、プラスチック、合金を、使え、

あとは、患者に、説明して、

いいもの、保険外にしろ。


金持ち優遇、所詮、歯なんか、趣味だ、

医科の方が優先、医療費削減だ、です。

(で、歯医者の平均収入は、医者の半分以下、どころか、いまや、1/3位でしょう。)


で、背に腹はかえられぬ。
粗悪な材料、

ひたすら、抜いて、できれば、インプラント。

手軽に、コンビニ化で、サービス、サービス。

営業ノルマです。

《商売上手は、一部ですが、裕福です。》


日本の、野党が、駄目なのは、悪い意味でインテリばかりだからです。

泥臭さが皆無で、インテリ臭ばかりです。

典型的な、悪い意味で、インテリ臭いのです。


かの澁澤龍彦が、云います。

「私は、無責任という言葉を悪い意味で使ったことはない。

インテリという言葉をいい意味で使ったこともない。」


これは、流石(さすが)、澁澤龍彦という感じで、

(徹底して、偽善を嫌う)
偽善者に対する、鋭い皮肉であり、真摯な批判です。

だから、自民党のほうが、巧みで、泥臭い、庶民的な、議員もいます。

もちろん、真実は、ともかく。


いけなかったのは、やはり、安倍政権です。

医者も、歯医者も、カルテの改ざんは、犯罪だ、

刑事罰、逮捕だよ!

と、役人に、言われてきました。

それが、国が、総理が、隠ぺい、改ざんです。

で、捕まりません。


これでは、共産主義=独裁です。

で、この閉塞感。


《マイカードの義務化も、おかしい。

まるで、共産主義だ、

民主主義なら、国民が、国を信頼してるなら、マイカードも、すんなりできる。》

と、武田砂鉄氏が、きっぱり、書いてます。


アジアは、どこも一緒。

民主主義はない、と、言われるわけです。


今回の、統一教会の件も、安倍元首相が、代々、ひたすら、隠ぺい、改ざんしてきたわけです。


私の本、

【この歯医者がヤバい・幻冬舎新書】

【やってはいけない歯の治療・KADOKAWA】


【歯医者のホントの話・KKベストセラーズ】

よろしくお願いいたします。

好評です。


日本は、極めて、(恥ずべき)デジタル後進国ですが、

これは、詳しい識者、ジャーナリストも言っていて、私もずっと思ってはいたのですが、

(私は、アナログ人間なので、デジタルには疎いので、自信もなかったのです。)


日本人の民族性、文化もあるのでしょうが、

《デジタル化するというのは、そもそも、本来、時間とコストの節約、削減が、目的なのに、

日本は、デジタル化に、時間も金もかかります。

バカらしいったら、ありゃしない!です。頭にきます、よね!
極めて、まだまだ、不便です。》

もちろん、慣れている人には、便利でしょう。


しかし、一般には、庶民には、不便だし、時間の節約もあるし、私自身、助かります。

しかし、金は、まだまだ、かかります。節約には、程遠いです。

これは、国民のせいではありません。

国=政府のせいです。


シンガポール、台湾等、世界的にも、デジタル先進国が、近くにあります。(中国も韓国だって。)


何故、謙虚に学ばないのか?

これは、民族性もあるかもしれませんが、

日本が、中途半端に裕福だからでもあります。


で、何よりも、日本は、イギリス同様、【立憲君主制】の民主制なのに、

安倍政権の長期腐敗政権が、憲法違犯を続け、天皇を軽んじ、

隠ぺいと改ざんを、身内で固め、悪い意味の共和制が、横行し、国民、閉塞感に陥り、ひたすら、


格差が、拡大しました。

デジタル化も、国が、格安で、(無料で、)提供しないと、

金持ちは、より、金持ちに、貧乏な人は、ひたすら、貧しくなります。


すべてが、《効率化ではなく、コンビニ化》されるのです。

繰り返します。

コンビニって、安いですか?

コンビニはコストパフォーマンス=コスパいいですか?


歯科はもちろん、医科も、金で、命も長生きも買えるようになっています。


私は、民族主義で、バリバリの保守で、

天皇に、敬意を払うものです。

腐った共和制=半独裁=無法の政権、腐敗は、もう、たくさん。

(テロはいけません。されど、

独り一殺の民族主義者なら、やはり、安倍首相は殺られてかもしれません。)


素直に、健全な保守、法を遵守する政権を望みます。


民主主義は時間がかかるのです。

早く決めて、共産主義=独裁の罠に嵌まらないこと。

(健全な保守とは、理性への懐疑です。=人間は複雑な感情の生き物です。)


【坊主憎ければ袈裟まで憎い】

私が、何を言っても、理屈ではないのでしょう。

SNSだからでも、なんでもありません。

古代から、人間、嫉妬と、誹謗、中傷は、

とっかえひっかえ、絶えたことはありません。


ノーベル医学賞の名医が、優しく云います。

[結局、最後は【病は気から】なんです。]


改めて、上記、私の本、

よろしくお願いいたします。

(歯科の本だからこそ)、

古びてません。

私は、日々、反省、

明日からも何もありません。

孔子の云うとおり!

やるのなら、憚るな!

今からだ!……

私は、ぶれません。


信念などという、構えもありません。

凡人です。…~人さまざま、だから、おもしろいのです。

 


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