抜かない歯医者のひとりごと

歯の健康は全身の健康につながる。渋谷で開業中の保存学認定医が、なるべく歯を抜かない治療にまつわるトピックを語ります。

技工士の悲哀、入れ歯の悲哀、患者の悲哀・患者の悲劇➰〰。=歯医者の喜劇。

2018-10-28 | 歯科治療

本年度のノーベル医学・生理学賞を受賞した本庶佑氏は言ってます。


〈何事も、教科書は疑え、教科書通りにはするな。


医者は、患者に対してだけでなく、希望を与えるべく、努力し、…希望を与えるのが、医者の使命だ。〉

その通り。至言です。


歯医者はどうでしょう?

患者を脅かしてばかりいる。


《歯でも死にますよ。》

等と、患者を脅し透かして

金にかまけて、患者に、歯を抜くように迫る。


《揺れていれば、歯周病だから、抜くと言い…


ヒビがあれば、割れているから、抜くと言い…、

抜く口実がない時は、いずれ、駄目になるから抜くと言う。》


〰…➰〰何が何でも抜くと言う……。


まるで、イソップ物語の狐(キツネ)です。

《人間、不安になると、思考力が弱くなります。

特に、不安は、視野を狭め、そのこと、そのもの、以外は見えなくなり、柔軟な思考ができなくなります。

で、焦ります。


そこに、弱くなったところを、更に突かれると、余裕がなくなり、更に、気弱になり、不安になり、思考停止に陥ります。》


デンタルハラスメントと抜け抜け詐欺の合体です。


悪徳政治家でも、スケベな経営者でも、なかなか、詐欺とハラスメントの両方を同時に、いっぺんにはしないですよ。(でもないか?)


【上顎骨というのは、頭蓋骨なのです。

下顎は、顎関節を築いていて、その頭蓋骨に直結しているのです。

〰〰…そこにインプラントをするのが、…何故、安全で、インプラントは自分の歯だからと、誘導するのですか?!】


素直に考えれば、その自己矛盾が明らかです。


《歯でも死にます。というのなら、

インプラントでも、死ぬんですよ。》


私は、インプラントを全否定するものではありません。

歯では、死にません。

死ぬことはありません。


インプラントも、ひとつの選択肢ですが…その施術には、危険性も含めて、慎重な留意が、必要不可欠です。


[私に言わせると、手術そのものより、特に、インプラントの、後遺症です。]


インプラントでは、ひとり、死んでいますが、(あれは、殺されたようなものです。)


しかし、インプラントの後遺症も、殺された、と同じです。

生殺し、半殺しです。時に、生き地獄です。


とにかく、命に関わらないまでも、日々の日常生活の不具合、日常の苦痛は、人の心を萎えさせます。


頭痛、立ち眩み、耳鳴り、目眩(めまい)、節々の痛み=関節痛、…何よりも、食い縛り(クイシバリ)による、顎関節症。


これらは、インプラントの噛み合わせの不適合がもたらすものです。

何故か、インプラントをする歯医者の多くが、小臼歯の機能がわからず、施術するからです。


[小臼歯の機能の重要性をわかってないのは、インプラントをする歯医者だけではありませんが。

実際、小臼歯が、咬合=噛み合わせの要(かなめ)だとわかってない歯医者は多いのですが。]


動物は、前歯と奥歯だけで、パクパク、食べて、砕いているだけです。

特に、肉食動物は、肉を引き裂いて、ゴクンと飲み込んでいるだけです。


人間が、品良く食事ができるのは、小臼歯のおかげです。

この小臼歯の機能が、損なわれると、(害われる)と、ものが噛みにくく、食べにくく、さらに、食事によっては、しばしば、音をたてて食べることが多くなり、下品になります。


インプラントは、よく言えば、ガッチリ、顎の骨に癒着しているので、

小臼歯の機能が損なわれると、口がなめらかに動かせなくなり、より、パクパクと食べる、食べるだけになり、顎に、顎関節に、顎の骨に、過剰な負担がかかるのです。


で、顎関節は、頭、背骨に直結しているのです。

で、背骨は手に、腰に、腰は…足に…と、繋がっています。


関節を通して、こうして、全身に、噛み合わせ、特に、小臼歯の機能が害された、食い縛りは…悪影響を及ぼし、じわりじわりと、全身を蝕んで(むしばんで)いくのです。


【人間の歯、自分の歯には、歯根膜(しこんまく)という、過剰な力をコントロールする素晴らしい、優れものがあるのです。

自分の歯には、この素晴らしい緩衝、クッション、繊細な感覚器が、歯根膜(しこんまく)が、自分の歯、自分の歯だけにはあるのです。】


だから、小臼歯を失う、抜く(抜かれる)と、さまざまな不都合、不自由が、当然、生じてくるのです。


義歯もインプラントも、自分の歯ではないし、自分の歯なわけがないのです。

当然、自明、明白です。


小臼歯の機能の不勉強、技術(スキル)のなさが、インプラントをはじめ、さまざまな後遺症の大きな要因になるのです。


もちろん、顎関節も、もちろん、関節というものは、素晴らしい緩衝機能を備えているのですが、

ただ、そこに、過剰な、不正な、片寄った=力が加わると……というわけです。


関節にも、もちろん、こうした膜(まく)があるわけです。

(繰り返しますが、自分の歯には、自分の歯だけには、歯根膜(しこんまく)が。……。


私の所には、これら、インプラントだけではありませんが、噛み合わせの不具合の患者さんが、全国から駆け込んで来ますが、


それはそれは、法外な治療費を(特にインプラントには、)取られていても、大半が、泣き寝入りです。


後遺症の医学的証明は困難だし、

(私は、原則、医者、歯医者の味方です。)


医学に詳しい人も、法曹界には、ごく少数ですし。


だから、犠牲者は、後遺症に、日々、苦しんいる患者さんです。


こういう時制です。クレーマーの、酷い、非常識な患者も増えています。


だからまた、真面目な人は、より、気の毒です。

悪い医者はもちろん、悪い患者からも、また、真面目な患者さんは、割りを食っているのです。


こうした、真面目に苦しんでいて、泣き寝入りしている人を、私は、日々、目の当たりに、見て、観て、診ているのです。


接しているのです

相談にも乗っているのです。

全国から、駆け込んでくるのです。


岩澤倫彦というジャーナリストが、2年前に私が教えたネタを、またパクって、週刊ポストに書いています。

曰く、保険でも、(自費でなくても)、いい義歯が、入れ歯はできるというものです。


彼は、2年前には、保険ではいい義歯はできないと、言っていたし、記していました。


まあ、それは、2年前とは、見解が違っているというのは、誰にでもあることです。


しかし、彼、岩澤倫彦というライターは、2年前に私が教えたことを、そのまま、パクっているのです。

2年前には、私の意見に反対して、保険では、いい義歯は、入れ歯はできないと言っていたのに、です。


私は、保険の義歯では、技工士に技工料を払っていると、採算に合わない、赤字になることもあり、…いい義歯ができにくい。


技術(スキル)もあるが、治療技術のある歯科医は、自費でやるし、

技術(スキル)のない歯科医は、自費では、もちろん、保険では、さらに、もちろん、ろくな義歯が作れない。


で、結局、患者は、上手い歯医者に行くが、上手い歯医者は、保険ではやらない。

保険では、手抜きをする。


これは、全て、義歯の保険点数の低さのせいなのです。

保険点数は、義歯も、被せもの等は、全て、歯医者が自分で作るということで、設定されているのです。


つまり、技工料というのは、保険にはないのです。


《技工士の存在は、保険点数からは、除外されているのです。

まさに、技工士はその存在を無視されているのです。》

これを、私は、2年以上前から、技工士の悲哀と呼んでいます。


もちろん、休みを返上して、義歯を、入れ歯を自分で作っている歯医者もいますが、

しかし、それも、

昼間、患者の診療していたら、物理的に限界があります。

全ては不可能だし、


《第一、技工の仕事は、たいへんな労働です。》


人件費も高いし、何よりも、材料費も高騰しています。


どうしても、保険では、いい義歯、入れ歯は作りにくくなります。


苦労して作って、修理したり、調整したり、(苦情を言われたり)…で、やり直ししたりしたら、赤字です。


【これでは、歯医者も萎えます。】


これら、全てが、技工士の存在を無視した、不都合な、不合理な、理不尽な保険点数の設定にあるのです。


これらを今後、解消すれば、保険でも、いい義歯、入れ歯はできるのです

(歯医者の治療技術=スキルは、言わずもがなです。)


しかし、岩澤倫彦というライターは、材料的に、保険では、いい義歯、入れ歯はできない。と、報じておいて、


《今回は、2年前に私が教えたことを、そのまま、2年前のまま、パクって、週刊ポストに書いています。》

彼は、2年前、私のプライバシーを暴こうとし、私に怒鳴られ、私の女房にもセクハラめいたことをして、


謝罪すると言って、しないで。

(週刊ポストの対応は、誠意あるものでした。)


しかし、彼は、あることないこと、週刊ポストにも言っているのでしょう。


あげく、1年以上前に出版した、

私の本、

【やってはいけない歯の治療・KADOKAWA】

のタイトルまでパクリ……節操も、品もない、男です。


今回も、私の、2年前の意見を参考にした、潔く認めてほしかったですね。


で、大学病院やら、その道の権威?やらを見つけてきて、その人たちを、巧みにおだてて、私の2年前の意見を、まるで、自分の意見として、認めてもらっています。


盗人猛々しい(ぬすっとたけだけしい)とは、このことです。

私への、逆恨みからです。


前にも、記しましたが、2年前の週刊ポストの記事を、そのまま、今、発表しても、

その記事は今でも、間違いなく、売れます。2年前よりも、評判になります。


私の2年前云ったことは、古びていないし、歯科界の現状は、今、また、さらに、悪化しているからです。


私の意見は、全く古びていないのです…

【今、今は、また新たなネタも、勉強の成果も、私にはあります。】


岩澤倫彦氏に、言っときます。

プライドを持ちなさい。

潔く、謝りなさい。(私の電話にも、きちんと、対応しなさい。)


今さらですが、自戒も込めて、

【人間、聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥、です。】


技工士の悲哀、それを中心に、私は、岩澤倫彦氏に話したのです。


しかし、彼は、私の意見は違うと、2年前には、断じていたのです。

医者にも歯医者にも、取材をしなおさず、金儲けに勤しむ歯医者の味方をしたのです


彼は、私の意見を録音したはずですが、何より、節操のない小賢しい男だから、どうなっているやら、どうしているやら。


たちの悪いジャーナリストは、たくさんいますからね。

彼も、また、小物ですが、狡さのプロです。


さて、〰

(閑話休題)

食後、すぐ歯を磨くのは、いけません。


歯を磨くな、とは、断じて言いませんが、食後すぐは、いけません。


食後すぐは、唾液が増えているのですから、唾液を増やして、いい意味で食事を味わってください。


唾液は、最良の消化材で、最良の口臭抑制材でもあります。


バイ菌が悪さをするのは、食後、6~8時間くらいから。

だから、寝る前の歯ブラシは大切です。


唾液が減って、口臭が出るのは、朝起きた時です。

まあ、ゆすいだり、お茶やら水やらを飲んで、口をサッパリさせれば、

…リンゴ等々、清掃性食品の、そんなデザート等は、最適、快適ですよね。


…いずれにしても、食後すぐには、歯を磨かないことです。


ガムなど噛んで、唾液を増やす工夫は必要です。


日本人は、欧米人より、体臭はともかく、口臭は強いのです。

【それは、日本人には、キスをする文化がないからなのです。】


アメリカ人がよくガムを噛んでいるのは、キスをするのが、日常だからです。

行儀よくガムを噛むことです。(笑い)。


私の本、

【この歯医者がヤバい・幻冬舎新書】

【やってはいけない歯の治療・KADOKAWA】

電子書籍でも評判です。

よろしくお願いいたします。


出版不況です。

本は売れなくなりました。

改めて、よろしくお願いいたします。


近々、PHP研究所からの、

【PHPからだスマイル】という雑誌に、私が載ります。


一般に、書店でも、コンビニ等でも売っています。

いい意味で、気軽な雑誌です。

しかし、極めて、良心的な真面目な雑誌で、まがい物ではありません。


私の歯肉マッサージ、歯肉の有酸素運動、

歯肉の、口のエアロビクスも載ってます。


医学的評価も得られており、何よりも、医者からも、患者さんからも、好評です。


根本からの、歯周病予防、ひいては、口臭予防です。〰➰…。
 
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