遺伝子は自分勝手です。免疫には、倫理観=幸福論は無用、不要で
ー~「まず、私は、何を言いたいんだろう?
ふと、頭によぎったのは、~患者を不健康にしてまで、金を儲け
で、唐突に、こんな言も、頭に浮かんだ。
ロマン・ローランの小説、
(ベートーベンをモデルにしたとも云われる)
主人公、ジャン・クリストフの言、
「失敗は、人間を成長させる。
…
…君が、失敗したくない、と言うのなら、簡単だ。
何もしなければいい。」
〈今、やることは、その歯を抜くことじゃないだろう!〉
私は、日々、怒り、叫んでいます。
[【できることをやる】のが、
目の前のできることから、まずやるのが、医の本道、大前提です。
とりわけ、歯医者は、この前提が分かっていません。
《歯医者には、医者でない歯医者が多すぎです。》
私は、つくづく、
「努力は報われない。
正直者はバカをみるなあ。」
と思います。
それでも、私は、正直者でありたいと、思うものです。
綺麗事でも、いい子ぶるのでも、ありません。
《辛いこと、シンドイこと、やなこと、苦労は、退屈しません。》
凡人の退屈は、絶対に、不善と不幸に繋がっています。
坂口安吾(サカグチアンゴ)の云うところの、
「…悲しみ、苦しみは、人生の花だ。
悲しみ苦しみを逆に花さかせ、たのしむことの発見……、
第一、失恋は得恋より、よっぽど退屈しない…
退屈は、人間の営みでは、不善、不幸である。
退屈は、魔の退屈だ。」
私は、だから、
努力が報われなくても、
正直で、割りに合わなくてもも、
私は、正直でありたいと、
正直者で在りたいと、
行動するものです。
《退屈は、魔窟=悪魔の棲み家です。》
キリスト教ではありませんが、
〈信ずる者は救われる〉
これは、ある種、宗教の公理で、人間にとっては、永遠の葛藤でし
私は、釈迦・ブッタは好きですが、無宗教です。
私を信じてください。と、言いたいところですが…、
先ずは、私を信じてほしいのです。
神は、とりわけ、一神教では、
信じない者は、救いません。
殺すことすら、あります。
何しろ、神ですから。
しかし、私など、そこらの凡人です。
しかし、しかして、また、
【私は、歯を残すプロ、スペシャリスト】です。
私を信じてくれなければ、救えません。
歯を残せません。
というのは、
私も、治療のやり直しをすることがあります。
(で、その手の治療は、大学病院も含めて、抜くという歯を、残す
残せない、残せない、と言われた歯の治療です。
または、大学病院も含めた治療の尻拭いです。)
それを、残す治療、手術です。
私は、歯の神経の専門医ですから、私の治療は、手術も、治療後も
正直、若い頃は、まだまだ未熟でした。
勉強し、悩み、反省し、学習、…研鑽、修行、修練です。
そんな私でも、
「これは、やり直します。」
と、説明すると、
失敗と不信を思い、私を信じなくなる患者さんが、稀にいます。
もちろん、10人にひとりどころか、100人にひとりいるかと言
ただ、私の所は、もともとが、歯医者に不信感を持っている人が、
(で、ネット時代です。)
私を信じてくれなければ、
私を信じなければ、救えません。
私は、神ではありません。
見放しません。
と同時に、
人間です。失敗もあります。
[ただ、ここで、断言、強調したいのは、
取り返しのしようない失敗は、断じてしない。
ということです。]
加えて、困るのは、私は、やり直しの治療は、治療費を重ねて取ら
(もちろん、説明して。)
しかし、それをまた、私の失敗と、思い込み、
不信感をつのらせる人もいるのです。
で、高い治療費の歯医者に行って、めちゃめちゃにされる人もいる
私は、正直、愚かな人だなあと、
言い過ぎかもしれませんが、
バカだなあとも。
で、口車もあるのでしょう。
高額の治療です。
やんわりと、巧みに、治療の失敗を、私のせいと、患者の不養生の
常套句は、
「骨が弱い。歯周病が酷い。
骨に感染している。
歯が割れてる。
歯にひびが入っている。云々。」
等々、あることないこと、ないこと、あること、並べ立てます。
(思い当たる人、いるでしょう。)
で、今のうちに抜いて、
悪くならないうちに、
…とりわけ、噴飯ものは、ガンにならないうちに、抜きましょうで
まさに、確信犯です。
いいですか?
繰り返しますが、
抜け抜け詐欺師達の常套句の最後、極めつけは、
《いずれ、この歯は駄目になる。》です。
いいですか!、今、目の前にある危機を救わなければいけないので
今、やれることに全力を尽くすことです。
九州地方で、
50年に1度あるかないかの、大雨の災害があったとき、
「うん、これは、地球温暖化のせいだ。」
と、悠長に言っている、学者、役人、政治家がいました。
それに対し、農家の人が、怒鳴っていましたよね。
「地球温暖化?そんなの、世界で、お偉いさんがやってくれ!
50年に1度あるかないかの災害が、毎年来ているんだ!
まずは、土地の強靭化、国土を強くして、目の前の、
今の災害を、未然に防いでくれ!
また来年も、50年に1度あるかないかの災害で、地球温暖化かよ
この怒り、叫びは、当然至極、小学生でも分かります。
(というより、素直な小学生の方が、的確かもしれません。)
転じて、歯医者はどうでしょう。
目の前の、救える歯を救いません。
(救えない、勉強不足の輩もたくさんいますが、)
やはり、よくも悪くも、失敗と、このご時世、クレームもね。
それなら、
《安全に?…安全策として、
抜く方向に、誘導するのです。
冒険せずに?
触らぬ神に祟りなし、ですかね。》
で、巧くいけば、
インプラントです。
《健康な骨に、穴を開けて。》
金も入るし。
(後日、触れますが、今、インプラントの需要は、減っています。
加えて、広告料、宣伝費の取り返しに、必死です。)
繰り返します。
いずれ駄目になるから、歯を抜く、というのは、
50年に1度あるかないかの災害は、地球温暖化のせいだから、と
何もしないことと、一緒です。寸分、変わりません。
目の前の死にそうな人を見て、
「いずれ、死ぬんだから。」
と、何もしない、救おうとしない、助けないことと同じです。
失敗したくないから。
自分の成長より、我が身の安全だ。
歯なんか、抜いても、抜かれても、死にやしない。
何とか、残しても感謝されない。
何より、金にならない。割りに合わない。
(実は、歯を残す治療技術がない。
治療方法も分からない。)
私は、歯の神経の専門医、スペシャリストです。
前にも、記しましたが、天皇陛下(今の上皇)の心臓の手術をした
「私は、心臓のバイパス手術では、日本一、世界一と云えるくらい
しかし、他の心臓の手術では、私以外にも、名医はたくさんいます
でも、バイパス手術を極めるには、他の心臓の手術を、極める勉強
歯もそうです。歯の神経の治療を極めるには、歯を残すには、
当然、歯周、歯肉、粘膜、義歯、入れ歯、被せもの、材利、テクニ
私は、どこにでもいる、そこらの凡人です。
失敗もあります。
しかして、また、私が歯を抜く時は、
歯も神経も、歯周も、歯肉も、粘膜も骨も、(生物は)すべてが、
分けられないと、熟慮し、考えぬいてのことです。
【要は、心地よく、食べて、話して、喋って、噛めて、過ごせるよ
と、目の前の、あなたの歯を、残すこと、救うことが、私の使命で
初心です。救いです。
というのは、私が、限りあるからです。
私個人は、私の人生は、私限りです。
今、コロナ禍もあり、遺伝、免疫が流行り(はやり)です。
しかし、今更ですが、遺伝も免疫も、極めて、利己的です。
ただ、生かすことが仕事です。
倫理も何もありません。
障害者になろうが、寝たきりになろうが、生きる屍になろうが、
犯罪者になろうが、人殺しも何も、そいつを、生かしとくのが、遺
目の前の危機は、遺伝子にとっては、そいつの生命を生かしといて
限りある命、個々のこと、個人のことなど、ましてや、
個人の幸せ、喜び云々など、遺伝子にとっては、全く、関係ありま
当然至極なんですけど。
地球温暖化も、災害も、遺伝子には関係ありません。
宇宙規模で、遺伝子は、利己的に働いています。
だからこそ、そもそもが、多様性が、当然なので、大切なのです。
遺伝子(免疫)は、ウィルスは、あまりにも、ワカラナイ、の、一
限りある人生の、そのまた、更に、限りある歯を、目の前の歯を残
目の前のやれることをしないで、
生きる屍になって、細胞化して、人間でなく、ただ生きる、生きる
細胞と化して、生きているだけなのですか?
歯を残すのが、歯医者の初心です。
私の治療を信じて、(時に、治療をやり直ししても、)
長く、気持ちよく、心地よく、
自分の歯で、話し、食べて、笑って…。私の治療で。
私を信じてくれた多くの人、…。
私は、悩み、笑い、全力を注ぎます。
初心と使命と、達成へと。
私の本、
【この歯医者がヤバい・幻冬舎新書】
【やってはいけない歯の治療・KADOKAWA】
【歯医者のホントの話・KKベストセラーズ】
よろしくお願いいたします。
電子書籍でも、評判です。
健康な骨に、穴を開けるのが、目の前の危機を救うことなのですか