抜かない歯医者のひとりごと

歯の健康は全身の健康につながる。渋谷で開業中の保存学認定医が、なるべく歯を抜かない治療にまつわるトピックを語ります。

私には、歯科難民、インプラント遭難者を救う使命があります。

2019-04-28 | 歯科治療

歯医者は、医者の付着物=金魚の糞(ふん)かもしれないが……➰。



私が、常々、ずっと、提唱している、【歯肉マッサージ】が、口腔機能の低下の予防に、大切な事が、週刊朝日に、掲載されています。

(更に、週刊文春にも…。)


日本大学を始め、大学病院の教授、准教授らが、推奨していますが、


歯肉マッサージの大切さは、私に言わせれば、30年以上前から、言われていたことなのです。


それが、徐々に、

《歯周病の原因は、細菌だから、食事のカス=歯垢を取ればいい、と、

ひたすら、食事のカスを、取ることに、専念するように、指導、誘導?して、歯間ブラシだ、フロスだと、過剰に、使わせるようにしたのです。


誤解を恐れず言えば、

大学病院と歯ブラシ業界が、結託して、歯肉マッサージが、軽んじられた経緯があるのです。》

医学的?科学的?と称して、歯肉マッサージが、軽んじられてしまったのです。


【歯槽膿漏】の命名者で、世界的な歯学者の、檜垣麟三先生は、東大出の医者です。

歯医者ではありません。


〔鳥なき里のコウモリ〕ということわざがあります。

(優れた者がいないところでつまらない者が幅をきかせるのことのたとえ。)


今の歯医者は、まさに、このたとえ通りですが、ことに、大学病院の歯学部は、コウモリどころか、《井の中の蛙》の、カエルです。


今になって、また、歯肉マッサージの効用、効果を、提唱しています。


私が、常々、いい続けている通り、医科と違って、歯科は、進歩していないのです。


手を変え品を変え、昔の事を、新しく見せかけているのです。

「歯医者も医者なんだぞ。」の、見苦しい断末魔です。


自分の歯は、(あなたのその歯は、)付着物ではありません。


【まず、あなたが、自分の歯を、可愛がらなくては、歯は残ろうとしません。】

私は、感情論、人情論で、言っているのではありません。


歯を抜いても(抜かれても)、人生は、変わらないかもしれませんが、

【インプラントは、ことに、インプラント後遺症は、人生を変えます。】


ここで、インプラント後遺症の症状を、改めて、復唱します。


まず、不要(不用)な食い縛り(クイシバリ)、

そこから、頭痛、関節痛、肩こり、耳鳴り、めまい、立ちくらみ、品のない食べ方、口の動き、発音障害、口の渇き…で、まあ、高額な治療費が、コストをかけたのに……。

という、心理的不満、ストレス。


もちろん、これら、すべてが起きるわけではありませんし、個人差もあるし、体質、気質もあり、インプラントだけの問題ではありません。


{ただ、私が、後遺症だと、言うのは、インプラントをする前には、その手の症状はなく、…あっても、インプラントをしてから、悪化した。

医学的にも、インプラントをしてから、症状が出たり、悪化したということです。}


何故か。インプラントは、硬いベンチです。人間の歯、自分の歯は、クッションのあるソファーです。


人間の歯には、繊細な、噛み心地を加減する、優れたクッション、歯根膜(しこんまく)という、それは優れた、心地良いクッションがあるのです。


インプラント後遺症は、ベンチとソファーの、ぶつかり合い、齟齬、アンバランスから生じる不具合から、起きるのです。


口は、頭蓋骨に直結しています。

頭蓋骨は、背骨に、背骨は、腰に、…人体は、すべて膜(まく)で、繋がっています。


インプラントは、膜(まく)=のない硬い、固いベンチです。

自分の歯=クッションのある歯とは、断じて、違うものなのです。


木を見て、森を見ざる。と、言います。

〈要は、細かい所にこだわり、肝心の、本質を見失っている、ということです。〉


ということは、
今の歯医者は、というと、

《歯を見て、口を見ざる。

というのが、今の歯医者そのものでしょうか。》


[1・29・300]という、統計学のハインリッヒの法則というのがあるそうです。

「1つの重大な事故の背後には、29の事故があり、300の軽微な事故、異常がある。」

というものです。


福岡の歯医者が、小児の治療で、麻酔の注射の副作用で、3歳だかの娘さんを、事故?で、死なせました。


この歯医者は、前から、医療過誤、事故を、繰り返していました。


おそらく、細かい事故以前に、その治療には、通常の医療行為、医療常識から、はずれた、逸脱していた行動が、多々、あったのでしょう。

[1・29・300]の法則です。

で、最悪、患者を死なせて(殺して)しまったのです。


改めて、誤解しないでほしいのですが、人間、絶対はありません。

過失、事故は、必ずあります。


しかし、全ての行為に、真摯な反省、検証が、不可欠だということです。

《87歳の高齢者が、31歳の母と3歳の娘を轢き殺し殺しましたよね。》


福岡の歯医者は、今、医院を閉めましたが、遅すぎです。

もっと早く、歯医者を辞めるべきだったのです。


そもそも、治療技術(スキル)も、稚拙で、下手だったのです。

患者は、分かりませんからね。


先の、高齢ドライバーも、年齢だけの問題でなく、さっさと、免許を返し、運転を辞めるべきだったのです。

(それが、いいか悪いかは、ともかく、福岡の歯医者の罪は、30万円の罰金です。)


インプラントの後遺症も、インプラントが、外れない限り、手術は成功している、と見なされ、インプラント施術のせいだとは、判断されません。


【私が、ことさら、恐ろしいと思うのは、

インプラントをしている歯医者、業者が、とにかく、患者を死なせなければいい、と、思って、インプラントに取り組んでいることです。】


平成19年に、間違いないなく、インプラントで、ひとり、死んでいます。


これが、たったひとりだと、ひとりしか死んでいないと、


インプラントで、死んだのは、たったひとりだ。と…


軽くいなされ、

非常に、軽く言われ、扱われ、このインプラントの死亡事故=医療事故=医療過誤が、風化されていることです。


《すべて、理由は、金です。

歯科の苦しい台所事情、経済的な苦しさです。

インプラントは、貴重なドル箱なのです。》


だから、インプラント後遺症は、無視、隠蔽するのです。

そこには、何ら、使命感は、皆無です。


ジャーナリストの田原総一郎氏は、リベラルで、左寄りな人ですが、天皇陛下の平和への思いと、その努力に、敬意を表しています。

…〈…で、国民のほとんどが、天皇の努力を、たいへんだなあ、と受け入れているのに。…現政権は、分かってない。というか、天皇に、敬意を表していない。〉と。


私は、保守ですが、田原総一郎氏は、聡明で、頭のいい人です。

私は、今の政権は、保守からは、程遠く、むしろ、悪いというか、共産主義的=独裁的です。

《真の保守の懐の深さがなく、言論の自由を阻んでいます。》


私は、昭和天皇も、平成天皇も、尊敬し、敬うものです。

令和も、です。


だから、天皇陛下が、靖国に行かない限り、私も行きません。

私は、原則、反戦、反原発、反インプラントです。


インプラント後遺症の患者さんのケアをしていると、

こんな貴重な忠告が、いつも、頭を巡ります。

〔山に登り、迷ったら、遭難したくなかったら、ためらうことなく、自分の分かる場所まで戻ること、引き返すことだ。


それを、ためらうと、より迷い、さまよい、遭難し、
…最悪、死ぬことになる。

死に至る登山に、無謀な、無惨な結末になる。

引き返す勇気が不可欠なのである。〕


インプラント後遺症の患者さんにも、なかなか、私の忠告を聞かない人もいるのです。


ここまで金を使ったから、治療費を払ったから、と、

インプラントを、安く?やり直そうとしたり、


何とか、他の方法でも、と、そのインプラントをした歯医者、業者と、交渉するのです。


で、結局、治療費は返してもらうどころか、土坪にはまり、まさに、蟻地獄状態になり、

インプラント地獄から抜け出せなくなるのです。


インプラントで、600万円以上使った患者さんは、私が今も、2年以上ケアしているのですが、

本人にはもちろん、家族も、私が忠告したのですが、


インプラントを、除去したり、やり直そうとして、…そこまでは、ともかく、


その後の治療も、やり直しも、義歯など、他の方法も、

そのインプラントの歯科医にやってもらったり、


その歯医者の紹介の歯医者に通ったり、巡ったりしているのです。


私が、その歯医者と、話し合ったり、説明を求めるのはいいし、場合によっては、私も、立ち会うから、と、言っても、

弁護士にも、相談もしているのですが、


結果、いつまでも、その歯医者と縁を切らないから、

その後の治療でも、400万円以上かかっています。


インプラント後遺症になって、5年以上、


結果、1000万円以上の治療費を払っていて、

いまだ、後遺症は治らず、そのインプラントをした歯医者を含め、あちこちの歯医者に通い、


後遺症の治療に、整形外科、内科にも行き…整体、鍼灸師にも行ってます。


(もちろん、私は、謝礼のひとつも、もらいませんが、)


何よりも、何よりも、です!

【この患者さんは、私に、相談と報告はしてくれますが、

私の治療は受けないし、私の紹介する医者にも、歯医者にも行きません。】


目先の、というより、今まで、こんなに金を払ったんだ。

その張本人に、治療をやり直させよう、取り返そうと、…


冷静に行動せず、自分を失い、まさに、迷路を抜け出せないのです。


引き返すのを、ためらうからです。


誤解を恐れず言えば、再三の私の忠告を聞かなかったからです。

(それでも、私は、見放さず、相談に乗っています。)


先生には、感謝しています。

医者も歯医者も、弁護士も、親身になってくれません。

とは、言ってくれますが。


かのアランは、〈幸福論〉に記しています。

「…優柔不断は暴力である。幸福の、最大の敵のひとつである。……。」と。


インプラント後遺症の遭難者にならない為には、引き返す勇気が、不可欠なのです。


私は、

【4番、5番の歯=小臼歯を、機能歯】と、

ここで、命名します。


というのは、通常、医学的に、上の歯は、下の歯を覆っています。


つまり、上の歯は内側で噛み、下の歯は外側で、噛んで、食物を砕いて、すりつぶしています。


これを、医学的に、上の歯は、内側を機能咬頭(きのうこうとう)と言って、下の歯は、外側を機能咬頭(きのうこうとう)言うのです。


【そして、これら、噛む機能を支配しているのが、全ての歯の司令塔が、

上下左右、4番、5番の歯、小臼歯、8本(8歯)です。】


だから、私は改めて、小臼歯を、機能歯と呼び、命名します。


私の、前のブログをさかのぼると、より分かりやすく、理解できるし、今後も、続けます。


小臼歯が、機能していれば、


小臼歯が、しっかりしていれば、

奥歯に、下手に、義歯を入れたり、

ましてや、インプラントなど、時間と金の無駄です。


繰り返しますが、私は、インプラントを全否定するものではありません。


繰り返します。

インプラント地獄に陥らないことです。


土坪にはまらないことです。


それには、引き返す勇気を持ち、

その決断をためらわないことです。


それが、最大の最良の遭難から抜け出す近道なのです。


私は、インプラント遭難者を救います。


【歯科の初心は、まずは、その歯が、残るか、残せるか。】です。


そこからが、(抜くことも含めて)治療なのです。


私の本、

【この歯医者がヤバい・幻冬舎新書】

【やってはいけない歯の治療・KADOKAWA】

読んでください。


電子書籍でも、好評です。


雑誌などの、私の記事も、よろしくお願いいたします。


今、また、新刊の企画があります。


平成も終わり、まもなく、令和です。

歯科難民、歯科遭難、


とりわけ、インプラントで遭難しない為には、引き返す勇気が、本当に不可欠です。

お金を取り返そう、取り戻そうと、閉塞状況に陥ると、ますます、金も時間もかさみます。


【引き返す勇気を持つ】ことです。


私は、その使命感を持って、治療に臨みます。

望みます。


アランの幸福論を、また、記します。

「優柔不断は、暴力である。幸福の最大の敵である。」


引き返すのを、ためらわないことです。

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