認知症患者の主観を説明し、家族としての接し方を解説する本。
本人(の言い分)を否定せず、味方だと思わせる、特に物がなくなって困っているときは責めると敵だと考えてこの人が盗ったに違いないと思い込まれて行くので、一緒に探そうなどということで味方だと感じてもらうことが大切だとか、ご飯を食べてないとか(自宅にいるのに)家に帰りたいとかいうのにも否定ではなく受け入れたうえでもう少し後でねなどと問題を先送りして落ちつく(そうしたいというのを忘れる)のを待つなどの対応が推奨されていて、なるほどなぁと思いました。
認知症にも情緒が不安定で怒りっぽく徘徊や暴力行為などの問題行動が目立つ介護者がもっと落ちついて欲しいと感じる陽性アルツハイマー型認知症タイプと、比較的穏やかでむしろ自発性が低下している陰性アルツハイマー型認知症タイプがあり、投薬すべき薬が違う(129~31ページ)、薬の飲み忘れを防ぐためにカレンダーにその日飲む分の薬を貼り付けておく(132~134ページ)なども、勉強になりました。

榎本睦郎 永岡書店 2025年2月10日発行
本人(の言い分)を否定せず、味方だと思わせる、特に物がなくなって困っているときは責めると敵だと考えてこの人が盗ったに違いないと思い込まれて行くので、一緒に探そうなどということで味方だと感じてもらうことが大切だとか、ご飯を食べてないとか(自宅にいるのに)家に帰りたいとかいうのにも否定ではなく受け入れたうえでもう少し後でねなどと問題を先送りして落ちつく(そうしたいというのを忘れる)のを待つなどの対応が推奨されていて、なるほどなぁと思いました。
認知症にも情緒が不安定で怒りっぽく徘徊や暴力行為などの問題行動が目立つ介護者がもっと落ちついて欲しいと感じる陽性アルツハイマー型認知症タイプと、比較的穏やかでむしろ自発性が低下している陰性アルツハイマー型認知症タイプがあり、投薬すべき薬が違う(129~31ページ)、薬の飲み忘れを防ぐためにカレンダーにその日飲む分の薬を貼り付けておく(132~134ページ)なども、勉強になりました。

榎本睦郎 永岡書店 2025年2月10日発行

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