食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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春の養生

2015-03-05 | 心の養生
明日は二十四節気の啓蟄(けいちつ)。

啓蟄の啓は「ひらく」。
蟄は「すごもり」とも読み、「土の中で冬ごもりしている虫」を意味します。

昨日の日中は暖かかったですね~。
まさに冬ごもりしていた生き物が目覚めて這い出してくるような感じ。


わたしたち人間の体も同じように反応します。
冬眠状態で固まっていた体が、春先に暖かい風を感じると、陽の気が次第に生長し、緩んで膨らんでいきます。

まだ半分寝ている状態の体が突然起こされるので、寝ぼけて軽く混乱します。
自律神経が乱れやすくなるのも春先の特徴です。
イライラしたり、逆に落ち込みやすかったリ、やたら眠かったり。

自律神経は、五臓の中では「」に関係しています。
春は「」の働きが活発になり、疲れやすくなります。

起きる時はいきなりガバッと起き上がらずに、布団の中で手足を少し動かしてから起きるようにしましょう。
耳や手のツボを押すのもいいですね♪
これは「」に負担をかけないためです。

」のはたらきを調整してくれるのは「酸味」の食べものです。

ただし、酸味には「引き締める」「止める」作用があるため、せっかく体の中で成長をはじめた陽気をおさえつけてしまう可能性があります。

体の弱い人、冷え症の人はむしろ控えめにした方がいいぐらいです。
逆にイライラしやすい人、血圧が高い人には、適度な酸味が必要です。

五行のことを少し勉強すると「春は酸味を摂る」と思ってしまいがちですが、自分の体に合った摂り方をしてくださいね。

春の養生は他にもいろいろ盛りだくさん!
15日の『春の食養生と薬膳講座』で、詳しくお話しさせていただきますね(^_-)お楽しみに~☆

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



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