今日の食鳥業界

スーパー5月売上 畜産品は好調

 日本チェーンストア協会が21日発表した5月の販売統計によると、同協会会員企業56社9434店の総販売額は1兆831億2466万円で、店舗調整後で前年比1.8%減となっています。食料品は相場安の影響で野菜などの農産品が苦戦、衣料品も月前半の気温低下も影響し苦戦、住関品の動きも鈍かったほか、サービス、その他も含め全部門で前年を下回りました。食料品の販売額は全体の64.6%を占める6994億8766万円(店舗調整後の前年比98.6%)で、内訳は、農産品が997億1628万円(同96.5%)、畜産品が823億9034万円(同100.3%)、水産品が625億2014万円(同96.2%)、惣菜が850億8829万円(同100.8%)、その他食品が3697億7261万円(同98.8%)と、畜産品と惣菜は前年を上回ったものの他は下回っています。畜産品は「牛肉、豚肉、鶏肉ともに好調だった。鶏卵、ハム・ソーセージの動きも良かった」とコメントしています。
一方、食品スーパーマーケット3団体が21日発表した5月の販売統計では、総売上高が8955億3318万円(既存店ベースで前年比99.4%)で、売上の89.6%を占める食品合計の売上は8025億6606万円(同99.5%)と、こちらも前年割れとなっています。うち生鮮3部門の売上をみると、青果が1238億4741万円(同97.2%)、水産が766億798万円(同96.5%)、畜産が1020億7747万円(同101.0%)で、畜産がチェーンストア統計と同様に伸びており、惣菜も902億8961万円(同100.3%)と部門別の中では伸びています。畜産品の動向では「日曜日の売上が大きい店舗では1日少ない影響を受けたが、鮮魚からの代替もみられ、ほぼ前年並みとなった」とし、加工肉の動きが良いなか、輸入鶏肉は引き続き不振となったとしています。

6月22日(木)の食鳥卸売相場(東京)は
◆「もも肉」が20日(火)より3円安の614円
◆「むね肉」が同2円高の334円
■「正肉相場」は同1円安の948円でした。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「ノンジャンル」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事