今日の食鳥業界

驚きが無いとは情けない

 【3月2日号】
 この春の、業界の人事異動はトップからボトムまで、大幅なものになりそうです。詳細を語り尽くす場は別の場に用意されていますから、ここでは“予感”と言っておきます。
 基本は、従来のビジネスモデルを、上から下、右から左まで見直さないと長期はもとより、中期の経営計画さえ実現性に疑問符が付いてしまうという実態にあります。
 一例を挙げれば、もも肉とむね肉の歩留まりが完全に逆転しているという実態の中で、インテから荷受に引き取られなかったむね肉の流通経路がブラックボックスのまま放置されているという状況にあって、むね肉相場をコントロールしようとしても徒労であるということです。
 3月1日(木)の食鳥卸売相場結果は、
 ■もも肉が前日(2月28日の火曜日)に比べ2円安の589円、
 ■むね肉が1円高の179円でした。
 もも肉の589円は大台割れの年初来安値です。ただし、断続的に冷凍品の投げもあり、驚きはほとんどありません。
 
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