野性派でいこう!

日々の徒然です。子供四人。自然派。遺跡発掘事務所でお仕事。遺跡発掘調査で働き、やっぱり描いたり書いたりする日々。

大地と水の神様

2016-06-06 21:49:34 | 旅行

さて!寝てるわけには、いかないよ!

もう観光はどうでもよくなっている娘を叩き起こす。

2日でメキシコシティの全部を見るくらいのつもりのわたしである。

しかし、すぐにそんなのは戯言だと思い知る。

コヨアカン地区にあるフリーダカーロの美術館から、北上してメキシコシティを攻めようというわたしの計画。

なのだが、

メキシコシティはでかい。

2ブロック先だよ。
の、2ブロックのでかさ!

しかも、小さな通りは地図にでていないから、迷う迷う。

おまけに、露店の雑貨が可愛くて足を止め、
搾りたてのジュースの誘惑に足を止め、
腹が減っては戦ができないので、タコスの屋台で小休止。

フリーダカーロ美術館から、タクシーで、
フリーダとディエゴリベラの暮らした家へ。

歩きに歩いて地下鉄の駅へ。

リスの群がる公園を抜けて、国立文化人類博物館へ。アウトラロピテクスの模型と並んで写真を撮る。

もう、その頃にはヘロヘロである。

気がつけば午後6時。

地下鉄に乗って、宿に戻ろうとするも、時間が帰宅ラッシュに入っているよう。

メキシコシティのラッシュ時の地下鉄は、地獄の沙汰だと耳にしていたので、どうする?

はてさて、タクシーだといくらかかっちゃうのかな。

などとはなしながら歩いていると、大きなスタジアムの前から、トリバス!
(多分トリップバスの事)
二階建ての屋根が座席になっている、浮かれた観光バスである。

わたしたちの目指す地区に行くか聞いてみると、うまいこと、行くという。

でも、1日違う路線にも乗り放題で140ペソ。1000円前後。

いまからじゃ、コース一周も無理だから、もったいないよとチケット売りのお兄さん。

金持ちパポンから来た、世間知らずのお嬢様二人旅行である。

ボッタクれば、いいのに!
実は我々の出会ったメキシコ人は、みんなこんな風に優しかったのである。

タクシーよりもいいから、と、頼んでトリバスに乗せてもらう。

観光名所を次々にまわり、イヤホンで日本語の説明も聞ける。

わたしは、大変このバスが気に入った。
1日乗り放題で、上手く使えばだだっ広いメキシコシティを効率的に観光できそう。

バスを降りて、地下鉄3駅で宿に最寄りの駅。

その頃、土砂降りの雨に見舞われて、タコスを食べながら雨宿り。

長い長い1日だったが、メキシコに雨が降ると安心する。
気温がぐっとさがり、埃っぽさが落ち着く。

古代から現代まで、メキシコの人々の作る建造物や小さな生活雑貨に魚のモチーフがたびたび現れる。

魚は、豊穣を表すシンボル。
雨や水や魚に、人々が抱いく想いは、水に恵まれた我々日本人とは違う重さがあるだろう。

激しい雨も、夜半には上がった。

広いメキシコの大地は、軽々と飲み干してしまったかの様に、また、なんでもない朝が来る。

 


ペンションアミーゴ!!

2016-06-06 03:12:39 | 旅行


ペンションアミーゴは、バックパッカーの集う日本人宿。
二人部屋で240ペソ、約1900円で、朝食付き。(一人でドミトリーでも120ペソ)
メキシコシティの細かい交通情報や観光案内を日本語で知ることができるのがありがたい。

建物は、古い感じ。
掃除は行き届いているが雑多な感じ。

娘は、

あー。もうボロいの慣れた。

と、本気でリラックス。

ソナロッソという繁華街にあるので、すぐに散策できるのが嬉しい。

夕御飯を食べに外に出ようと台所を通ると、

今晩は、唐揚げとポテトサラダをつくっていて、みんなでシェアするんです。
一緒にいかがですか?

と、声をかけられた。

娘は、10か月ぶりの唐揚げという響きにもう抗えない。

ありがたくいただく事にする。

一つのテーブルに集う10人ほどが、初めて会う方々なのに、アミーゴ感満載。
メキシコシティの真ん中に、日本語しか飛び交わない不思議な空間。

それに、
白い御飯と、唐揚げと、ポテトサラダ。
最強の組み合わせと、娘は、納豆までいただいてしまった。

それから、なぜかラムの瓶が空き、コーラで割って、深夜2時までの酒宴。

端っこで参加していた娘は、後で、

わたし、日本語わからなくなっちゃってる。
知らない単語ばっかりだったんだもん。

すみません。
生物の進化論からのジェンダーを考察する論議に花が咲きまして。

つまり、下ネタ炸裂でしたのです。

あ~~あ。娘が一緒だったのに、またやっちゃったよ。

お母さんらしくいられない。