野性派でいこう!

日々の徒然です。子供四人。自然派。遺跡発掘事務所でお仕事。遺跡発掘調査で働き、やっぱり描いたり書いたりする日々。

箱根っ子の我想う。

2015-05-10 23:13:46 | 箱根だより
母の日。だからと言うわけではないけど、
父と母に会いたいなと思った。

朝電話すると、熱海に遊びにいくというので、末っ子と一緒に落ち合う事にした。

久しぶりに会う両親は、やっぱりちょっと老けたかな。

箱根に暮らす両親である。
どう?
と、聞くと、
震災以後地鳴りのような小さな地震は常にあったけど、最近のはちょっと違うねぇ。

とのこと。

いま話題の大涌谷から、両親の暮らす家まで直線距離で3キロ。

溶岩だったら、流れて来るだろうか。
粉塵は飛んでくるかな。

と、話している。


大丈夫とも言えないし、絶対噴火するとも、誰にも言えない。
両親は観光資源で食べてないから、なんとなくのんきだけど、この微妙な状況下では、もっと深刻な人たちがたくさんいるだろう。

実際、爆発したら、規模によっては普通に生活していても命を落としかねない。

それで、後になって、専門家やら評論家やらいろいろ言うだろう。

そして、また人間は再び営みを続けていくことになる。

そういう事は歴史にいつもあって、むしろ、今の箱根みたいに通行止めなどなんかなく、たいてい突然にそれは起こってきた。

でも、いま、どうしたらいいのかは、誰にもわからない。

科学なんてもんは、あんまり進んでないんだな。と、思う。


わたしが子供の頃、遊んだ仙石原の土にはたくさんスコリアが混じっていた。火山灰だ。

かつての箱根山の噴火の時のものか、富士山の噴火の時のものかはわからない。
そうか。でも、だから全てが美しかったのだ。
生きている自然の中でわたしは過ごしていたのだ。


両親と、穏やかな日差しの暖かい日曜日に、熱海で天ぷらを食べる。

この日曜日も後から思い返すと美しいと思うのだろう。

神様。
いるかいないかわからないけれど、とてつもなく大きなものの手のひらの上でしか生きられない人間であるのだな。

今日はとりあえず、元気な父と母に会えた、良かった。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
親孝行 (文人)
2015-05-11 13:39:56
良い母の日でしたね。今箱根も大変だと思います。いつ何時噴火するか!?心配でしょうが、自然界の美しさを堪能頂ければ…‥
返信する
Unknown (しょこ)
2015-05-11 20:42:30
文人さん。
大学卒業前に妊娠し、そのまま結婚して子を産み続けたのに、「4人の孫が、わたしのステイタス!」と、言ってくれる母です。
感謝。感謝。いつまでも、越えられません。
返信する

コメントを投稿