獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

レガシィ、2つのspec.B

2008年03月02日 | CARS&F1

   
 レガシィB4の「GT」及び「R」の”スペックB”の試乗車が札幌に存在することを、知ってしまった。我が家のレガシィ2.0iも今年の12月で車検を迎える。買う・買わないは別として、今後の判断材料として、どうしても乗ってみたかった。そんなワケで、友人の尾車親方と共に、2つのスバルのお店に向かった。

   
 まずは、「北海道スバル白石店」へ。ここには「2.0GT spec.B」のなんと「6MT」(DOHCターボ:280ps・税込車両本体価格318万1500円)の試乗車が存在するのだ!今時MT車の試乗車を用意してくれるとは、さすがスバルである。私は嬉々として運転した。
   
 215/45R18というファットなタイヤを履くせいか、ステアリングは私の2.0iよりもちょっと重め。直進方向への据わり感が強い。280psと、スペック上私のクルマの倍のパワーがあるのだが、このフラットフォーターボエンジンは気難しいところは全く無く、そのジェントルかつスムーズに加速し、私のココロを躍らせる。脚まわりも芯のあるしなやかさで、荒れた路面でのスタビリティも高い。こんな言い方は(スバルにとっても、BMWにとっても)あまり適切ではないかもしれないが、まさに「プアマンズBMW」とでも表現できるテイストだ。年末の車検時には悩んでしまうことになるかも・・・
 ただし、電子制御スロットルのせいなのか、それともクラッチのミートポイントが摑みづらいせいなのか、はたまた極低回転域のトルクの細さのせいなのか・・・真相は謎だが、同行した尾車親方は、この6MT車のシフトワークには難儀していたようである。彼は免許取得以来、一貫してMTに乗り続け、しかも2台のラテン車を駆る、玄人肌のドライバーなのだが・・・
 確かに、BP/BLレガシィMT車の発進時のクラッチワークには、やや慣れが必要で、「webCG」のライター氏もエンストしてしまったというレポートがあるほどなのだ。実は、ココは要改良点なのかもしれない。

 
 お次は「北海道スバル清田店」へ。ターゲットは「2.0R spec.B」(DOHC:180ps・税込車両本体価格257万2500円)である。できればMTに乗りたかったが、試乗車の用意があったのは、残念ながら4AT車のみだった。とはいえ、このNAのDOHC車「2.0R」の試乗車を置いている店は非常に珍しく、私もこのグレードに乗るのは初体験であった。
 だが、残念なことに、試乗コースが混雑していたため、エンジンを思い切って回すことは叶わず・・・正直言って、私の2.0iとの劇的な違いを見出すことは出来なかった。ただ一つ分かったことは、ステアリングパドルシフトのロジックが適切なものであること。Dレンジでも操作を受け付けてくれるそれは、とっさのエンジンブレーキが欲しい時に有効だ。また、これを使えばスリッピーな路面での2速発進も可能。ちなみに、3速以上のギアでの発進は出来ないようにプログラムされていた。
 問題はATが4段しかないので、昨今のAT多段化の流れの中で、やや見劣りして見えることか。ただし、私見では、実用上大きなディスアドバンテージではないと思っている。その辺は、後日ゆっくりと機会を設けて、私の見解を語りましょう。


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4 コメント

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Unknown (toga2)
2008-03-02 18:47:12
6MTのシフトレバーにシビレマス。
いつか奥様に軽を買うことができたその次は私がMT車を・・・。
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MT車 (獅子丸)
2008-03-02 22:00:14
toga2さん、やはりここは、奥様にMT車に乗れるよう練習してもらって、ファーストカーにMT車を導入するのがお徳では?
ちなみに、ウチの妻は「私はレガシィ2.0iでエンストすることはもう無い!」と豪語されています(苦笑)。
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難儀しました。 (oguruma)
2008-03-03 22:50:22
おつかれさまです。今回の試乗車と氏の2.0iですが、クラッチワークに慣れが必要なのは共通してますね。これが何回目か忘れましたが、まだまだ走りを楽しむレベルには達しておりません。私の古い記憶では左ハンドルに慣れるには、ここまで時間はかからなかったはず。具体的には半クラ状態で微妙にフィールが変わるところで、すとーん!と落ちてしまうんです。チューニングした車のようにアクセルをあおりながら発進するとうまくいくのですが、そんな走りはこの車に似合わないでしょう。まだまだ修行が必要なので、いつの日か、うまく操ることができてから改めて語りましょう(試乗直後は自分の車をうまく発進できませんでした)。
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クラッチのミートポイント (獅子丸)
2008-03-04 01:04:13
ogurumaさん、MT車はそれぞれの個体でクラッチのミートポイントが異なる場合がありますよね。ですが、すべては「慣れ」が解決してくれます。私も仕事でカローラバンや旧いアルト等のMT車を運転する機会が多いです。やはりそれぞれクラッチのミートポイントは異なっていますが、無難に運転しております。カローラバンはディーゼルなのでエンストしにくいですが・・・
私にとっては、左ハンドルで右手にシフトレバーがあるクルマの方が、ディフィカルトかつデンジャラスに思われます。
http://blog.goo.ne.jp/shishimaru41/d/20050619
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