その日は、「マルちゃん 正麺 焼そば」で、ちょっとリッチなカップめんランチ。
その最も際だつ特色は、「生麺ゆでて うまいまま製法」と思料される。
それゆえか、熱湯投入後の待ち時間は5分と、やや長め。
原材料中の「トマトケチャップ」が、お味の決め手と思われる。
別袋は、先入れの「かやく」と、後入れの「粉末ソース&ふりかけ」「液体ソース」の、3つである。
「かやく」を麺の上に乗せ、お湯をかけて・・・
「液体ソース」を重しがわりにフタに乗せ、待つこと5分。
湯切り後に、ソースたちをまぜまぜし、それは完成を見た。
驚いたのは、麺の弾力感である。
いわゆる「カップめん」の域を大きく上回る、そのもっちり感と歯ごたえ❣
ケチャップの効いた甘辛いソースが、そこに旨味を絡みつけるようにランデブー。
「カップめんもついにここまで来たか!」と、私は感動に打ち震えた。
キャベツ・こまつな・にんじん等の、野菜たちも、しっかりとした存在感あり。
惜しむらくは、肉系具材が、居ないことだ。
ここに、肉が居てくれたなら、まさに完全無欠だったのだが・・・
とはいえ、大変おいしくいただきました
天皇誕生日の、18時。
私は「三条美松ビル」に居た。
毎年この時期恒例の「ふくふくクラブ会合」に参戦するためである。
会場は、例年通り「ふくの家たなか」。
今回の参加者は、Kさん、Aさん、Iさん親子、Mさん親子、N1さん、N2さん、そして私の計9名。
私たちの栄養になってしまうことを知ってか知らずか、のほほんと生簀を回遊する、トラフグさんたち🐡
年1回のこの会合も、歴史を積み重ね、今回が18回目。
つまり、初回開催からの参加者は、「17歳老けた」ということになる。
どうせなら贅沢に!が基本コンセプトのメンバーだけに、選択したのは「白子入りとらふぐコース」(税別9,700円)である。
そして「おのみもの」は、ご覧のようなラインナップ。
18時07分。
まずはアサヒスーパードライで、かんぱ~い🍻
18時09分。
前菜的にいただいたのが、ぷるんとしたゼリー的食感の「煮こごり」。
大御所の「ふぐ刺し」は、18時16分に登場。
透け透けのその身は、視覚的にもランジェリーのごとくセクシー。
お皿は区画割りされたデザインなので、事前の話し合いで領有権を協議しておけば、無用な争いをしないで済むのである。
ポン酢・もみじおろし・万能ねぎは、フグ料理をいただく上での、3種の神器。
フグ料理の中で、この「ふぐ刺し」を、私はもっとも愛する。
その身のツルツル感というか、シコシコ感というか、ぷりぷり感。
きゅっとした食感に、組んずほぐれつ絡み合う、ポン酢・もみじおろし・万能ねぎ!
それらの薬味は三味一体となり、私の口中に、幸せ感を拡散する。
さらに、そこに加わる、「湯引き」。
その口中で震えるようなプルプル感に、歓びが稲妻のように駆け抜ける。
ああ、まさにその瞬間は、幸せの骨頂💛
18時30分には、「焼き白子」が登場。
外側は張りがあるのだが、その中身はとろりとクリーミィ。
言ってみればそれは、ポン酢でいただく「スーパープレミアム雪見だいふく」である⛄
「唐揚げ」が、香ばしいかほりを放ちながら、運ばれてきたのは、18時34分。
その衣はサクッと軽い食感で、ギトギトした脂っぽさは皆無。
そしてその身は、まるで鶏のような弾力感。
この極上の味わいは、まさに「プレミアム&ヘルシーケンタッキー」🍗
18時57分。
ビールが空いたところで、「ひれ酒」をたしなむ。
その芳しいかほりと、アンバー色に抽出されたエキス!
日本酒が苦手な方でも、魔法にかかったように、グイグイ飲けてしまうのです。
そして18時50分。
ぷるんとしたしんちゃんのお尻のような「鍋白子」と共に・・・
「ふぐちり鍋」が、満を持しての登場🍲
いわゆる「たち」よりも、くせ無くクリーミィーな、「ふぐ白子」。
皮のプルプル感が愛おしく、骨の髄までチューチューしゃぶりたくなる、「ふぐの身」。
程よい苦みの「春菊」は、まるで藤田巨人時代の川相昌弘のような、渋いバイプレイヤー。
ポン酢の酸味・もみじおろしの辛み・万能ネギの香り・・・が、それらを包み、私の口中から咽頭を洗浄するかのごとく通過。
そして胃袋は、幸せという名の満足感で、満たされていく。
19時34分にいただいたのが、「白子酒」。
その繊細に泡立ったクリーミーなお味に、私は「ウインナ日本酒」の称号を捧げたい。
鍋の中の食材はキレイさっぽり片付き、そこにはアンバーに輝く「ふぐエキスのだし」が、残される。
それを活かした「雑炊」が完成をみたのは、19時38分。
フグのかほりとエキスがしっとりと侵透した、きわめて上品な味わいのそれには、もみじおろしと万能ねぎが、よく似合う。
そして20時06分。
ふぐの白子を連想させる「フローズンヨーグルト」が、〆のデザートの甘味。
ゆずの皮の練り込まれたそれは、すっきり・さっぱりと爽快な潤い。
幸せにヒートアップしていた私のココロとカラダを、慈しみながらクールダウンさせてくれた。
シアワセなひとときを過ごし、20時53分に、お会計。
おひとりさまあたり13,383.333・・・円となったので、本年も想定予算の「おひとりさま14,000円」の範囲内に収まったこととなる
今回も大満足の、「ふくふくクラブ会合」。
今後も、続くところまで、この「年に1度のプレミアムな会合」に、参加したいものだ🐡