私の大好きなF1が、今年も開幕した。
それにしても、セーフティーカー続出の、荒れたレースだった。やはり、トラクションコントロールが禁止になったことが要因なのであろう。それでも、今年のマシンも、やはり昨年よりも速くなっている。’94年にアクティブサスペンションが禁止になった時のように、重大な事故が起きなければいいのだが・・・
そんな中、キッチリと走りきって優勝したハミルトン選手は、(若いのに!)さすがである。また、ケケの息子:ニコ・ロズベルグ選手も初表彰台。私は、さすがにケケが走っているのをリアルタイムで見たことはないが、さすがにファイターと言われたレーサーのDNAを受け継いでいるだけのことはある。
フェラーリ勢は、今回とっちらかったレースをしていたが、このままで終わるハズはない。今年もマクラーレンとフェラーリを軸にしたチャンピオンシップ争いになるだろうと、私は予測する。その次は、BMWかな。ハイドフェルド選手も、クビサ選手も、いいドライバーなので、今年どちらかが初優勝するような予感がする。
そして、中嶋一貴選手も6位入賞!あの、「雨のナカジマ」の息子が、今F1を走っているなんて・・・私も、歳をとったワケだ。今年のウィリアムズのマシンはそんなに悪く無さそうなので、今後も期待できる。まずは、ニコ・ロズベルグ選手の前に立つことですネ。
で、度重なるセーフティーカー出勤のワリを喰ったのが、コバライネン選手とバリケロ選手であろう。
後半の一つの見所だったのが、アロンソ選手vsコバライネン選手だった。キッパリとコバライネン選手を抑え続けたアロンソ選手はさすがだったが、今年のルノーもチャンピオンを狙えるマシンではなさそうである。なにより、ルノーのマシンはカラーリングが速そうに見えない。コレって、意外に重要なことのような気がするのは、私だけだろうか・・・
そして、バリケロ選手。ホンダ・チームは最後のセーフティーカーが入ったあの周、バリケロ選手のマシンにもうガソリンが無かったので、ペナルティ覚悟でピットインさせたそうだが、ロリポップを上げるタイミングが速くて危険なことになった上に、そのあげく赤信号無視のピットアウトで失格とは・・・今回のオーストラリアGPは荒れたレースで、ポイントを獲得できるチャンスだったのだが、それを逃してしまったのは痛い。惜しい。
そんなバリケロ選手も、あと数戦で、あのリカルド・パトレーセ選手の256戦出場を抜くこととなる。なんて年月が立つのは早いのだろう。エヤトン・セナ選手が生きていた時代から走っているドライバーは、今では彼一人なのだ。彼の走りを私はデビュー当時から見ているが、’93年にデビューしたジョーダン時代と、’99年のスチュワート時代の彼は、確かに輝いていた。私のお気に入りのドライバーであるバリケロ選手。昨年はなんとデビュー以来初の無得点に終わってしまった彼だが、なんとかもう一花咲かせてほしいと、私は願っている。