形之医学・しんそう療方 小石川院長 エッセー

昭和の頃、自然と野遊び、健康と医療のことなど。

赤だし煮込みうどん

2012-12-17 19:30:35 | 男の料理

前にテレビで、山で採ってきたキノコを囲炉裏に掛けた鉄鍋で、
赤だし味噌で煮て食べるのを映していた。 味噌はカツオのダシで
溶いてあるそうだが、ドロドロの状態で、まるで泥でもからめるように
食べている。 それを肴に酒を飲みながら、出演者はとてもうまそうだった。

赤だしの味噌汁を初めてたべたのは、小学生のとき、おふくろの郷里、
桑名に行ったとき。 朝、出された黒いような色の味噌汁に驚いた。 
飲んでもっとびっくりした。 
ドロリとして、サラサラの味噌汁に慣れている私には、とても
味噌汁には思えなかった。 作った叔母は、カルシュウムを
とらせるためと思うが、ダシに使った煮干しまで細かく刻んで
入れていたので、ザラザラと喉に引っかかった。 
赤だしを飲めるようになったのは、ずっと大人になってから。

最近、簡単なので夕食に赤だし味噌の煮込みうどんを作ってよく食べる。 
一人で食べるので作り方はかなりいい加減だ。 水に多めの
ダシの素を入れ、始めから赤だし味噌を溶き、卵、鶏肉、油揚げ、
ナメコ、シメジなどをどんどん入れて煮る。 卵は固くなるまで煮る。
赤だしは塩加減がどうもよくわからない。 入れ過ぎと思っても
なぜか他の味噌より塩辛くならないのが不思議だ。 
煮える頃うどんを入れ、多めのネギと焼きカマボコをのせて
出来上がる。 これ、どういうわけか飽きない。

赤だしは個性が強いのか、他の味にはなかなか負けないようだ。 
最近、鶏肉がなかったので、冷蔵庫にあったシャウエッセンという
少しスモークしたウィンナーを入れてみたら、こちらのほうが肉の
うまみが抜けないのと、パリパリ感があって鶏肉よりうまい。 


からだの形は、生命の器 
形之医学・しんそう療方 東京小石川
http://www.shinso-tokyo-koisikawa.com/


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