湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

尾崎豊は天才である。

2013年12月10日 | 詩歌・歳時記

       

父母が健在だった頃私の部屋だった、今は物置になっている2階にDVDのゲーリー・クーパーと

ジーン・アーサーの「オペラハット」を探しにいって、 思いもかけぬ一巻を見つけた。

「OZAKI 625 DAYS」 2枚組のDVDである。 まったく記憶にない。

俺がはたして買ったのか? 息子のプレゼント? ノンノン・・・じゃぁー万引きでもしたのかなぁー?

奴が18歳で新宿ルイードでデビューしてからの2年間の、625日ということだね。

    

まったく素晴らしい映像とサウンドである。 西郷さんもそうだが豊も日本で生まれちまったのが、

不幸の最大のものだ。 アメリカ人として生を受けたなら、その才能を本人も気づかないほどの

大成功を収めただろう。 日本人にはロックやポピュラーを甘受するだけの度量がないわね。

コンサートのなかで語る豊は、もちろん幼いさ。 けれどあいつのステージを駆け回り、

歌い、弾き、つぶやく姿勢には・・・自分にもたらされた可能性を総て発揮しようという、彼の

狂気と隣り合わせの情熱をこそ感じる。 石川啄木の生まれ変わりかしらん?

尾崎豊は天才である。 そのかけがいのない才能を殺したのは、民主主義なんぞというものを

掲げながら、 薄っぺらな政策に終始したこの国の罪だ。

 

 


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