湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

土壌汚染なんて、列島すべてだ!

2017年03月19日 | 詩歌・歳時記
東京は豊洲への市場移転問題で、もめに揉めているがちゃんちゃら可笑しい。新たに百倍のベンゼンが倹出されたって・・・♪ そんなことは、日本ならましてや東京ならば、ごく当たり前のことなのである。

 戦国の骨より生るる曼珠沙華
日本文学史の不朽の名作「麻雀放浪記」の一ページ目を読んでみたまえ。阿佐田哲也はこう始めている。「試みに東京の舗装道路を、どこといわず掘ってみれば、確実に、ドス黒い焦土がすぐさま現われてくる筈である・・・」
そのドス黒い土には、回収・埋葬されなかったおびただしい人間の腐り果てた肉片が混じっているだろう。 この国や黙して歩め冬木立

アメリカによる空襲で壊滅されたのは、東京だけではない。大阪しかり当時、軍需工場のあった地方都市の土のかわ、一寸下は汚染物質と人の腐敗成分でみちみちているのだ。
それよりも以前、戦国時代はおろかこの国の歴史というものは、殺人の繰り返しにより成り立っているのである。
 沈丁花とほくに友を思ほゆる
なにより国民が無条件で敬愛しているらしい、天皇家そのものが血で血を洗う抗争の産物なのである。

日本列島すべからく、汚染されていることは火を見るよりも明らかなことだ。石原慎太郎!胸を張れ。
小池のおばはん♪明日にも豊洲への移転を表明したまえ。
汚染まみれの列島に住んで、我々にはもうすでに悲しいことながら「免疫」は充分にできている。
福島原発の破壊により、新たな放射線だって国中に蔓延しているのだ。

渓流に竿を振る湖北の地にさえも、釣れてくる魚、尾びれが歪んだアマゴや片目がくぼんだイワナを手にするこの頃なのだ。

東京市場・豊洲は完璧に安全である。 

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