
この花をいのちの果てと納めけり
近江、湖北の京極家ゆかりの名刹・清滝の徳源院の「道誉桜」を、今年が最期かなと想い秘め、逢いにいった。一時は樹勢衰えて花も寂しかったものだが、丹念な手入れのお陰で
花盛りではあった。
青空へもりあがり満つ滝桜
佐々木京極道誉お手植えの、えどひがんさくらとはいうものの、時代の数が違いすぎる。この樹は2代目である。それでも樹齢390年とか。
今年咲くことしの桜今年観ゆ
近くに接ぎ木をした3代目が、勢いよく咲き誇っている。東京から帰ってきた25年前はまだひよっこの若木ではあったが、、、。

けれども本家の風格にはとてもじゃないが敵わない。
キャンプのチェアに座りこんで1時間、今年の桜を堪能いたしました。
野に山にさくら満ち燿り康らけく

桜を想うだけで、うちなる心が踊るようにふるえる。よくぞ日本に生まれた!その感慨に想いは深まるのである。
次の桜まで・・・この命ははたしてどうか? 星だけが知っている。

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