新しい物好きだ。任天堂からファミコンがでた時も、即購入したものだ。
子供達がまだ、小学生の高学年の頃だった。最初のソフトはマリオブラザーズと野球だったかな。
息子との対戦。親父の威厳保てたのは、わずか、一週間だった。
セオリーどうりにしか指が動かない父に対し、次々と裏技覚えてゆく息子。
センターフライが上がる。ボールの真下に野手を移動させるのが、精一杯の父。
どこをどうさせるのか?ジャンプして捕りやがる敵。
南海のみどりの帽子
傾けて吾子の投げくる
球のうれしさ
ルアー飛ばす吾子は夕陽を背に受けて
大いなる湖
なに釣らんとす
幼稚園の頃から父と将棋を指していた。水打ったあとの家の外、縁台将棋ってやつ。
最初は飛車、角落ちで散々翻弄された。いろんな事言っていたな。
形勢決まりかけると「カッタカッタ、ゲタの音」
こっちが妙手を指すと「なるほどちぎる、秋なすびか」
そして、未だに意味不明な「やけたおいなりさん、とりいがない」。
中学の頃、ようやく五分に太刀打ちできるようになり、
高校生になって形勢逆転。最後の一番を手を抜いて、さりげなく勝ちをゆずったりもした。
上り調子の子、下がる一方の親。
その二本の線が交わる辺りが、親と子の関係のこくが、
もっとも味わい深い時期であろうか。
たかがファミコン、されどファミコン、であることだ。
子供達がまだ、小学生の高学年の頃だった。最初のソフトはマリオブラザーズと野球だったかな。
息子との対戦。親父の威厳保てたのは、わずか、一週間だった。
セオリーどうりにしか指が動かない父に対し、次々と裏技覚えてゆく息子。
センターフライが上がる。ボールの真下に野手を移動させるのが、精一杯の父。
どこをどうさせるのか?ジャンプして捕りやがる敵。
南海のみどりの帽子
傾けて吾子の投げくる
球のうれしさ
ルアー飛ばす吾子は夕陽を背に受けて
大いなる湖
なに釣らんとす
幼稚園の頃から父と将棋を指していた。水打ったあとの家の外、縁台将棋ってやつ。
最初は飛車、角落ちで散々翻弄された。いろんな事言っていたな。
形勢決まりかけると「カッタカッタ、ゲタの音」
こっちが妙手を指すと「なるほどちぎる、秋なすびか」
そして、未だに意味不明な「やけたおいなりさん、とりいがない」。
中学の頃、ようやく五分に太刀打ちできるようになり、
高校生になって形勢逆転。最後の一番を手を抜いて、さりげなく勝ちをゆずったりもした。
上り調子の子、下がる一方の親。
その二本の線が交わる辺りが、親と子の関係のこくが、
もっとも味わい深い時期であろうか。
たかがファミコン、されどファミコン、であることだ。