ゴルフ大好き会計士の公私根?同ブログ

会社経営力強化(仕事)も、ゴルフ(プライベート)も、どちらも好き!楽しい!真剣!が大切・・『根』は同じと思っています!

家電業界の勢力図の変化  いかに消費者目線で経営するのか

2014-04-11 09:00:48 | SHAFT経営
昨年、我が家では『ダイソン』の掃除機を購入しました。
値段が国産品に比べて高いので迷いましたが、買ってみて大満足!
ものすごい吸引力で、しかもコードレス。掃除のストレスが激減しました

今では掃除機の売れ筋ベスト10のうち4機種が海外製です。
そのうち1位の韓国ブカンセムズ社の『レイコップ』。これは布団専用クリーナーでダニをたたき出して布団をきれいにするすぐれものだとか。

ダイソン社は最近、トイレなどに設置するハンドドライヤーにも参入。新製品を出しましたね。
こちらも凄いパワフルで、およそ14秒で完全に手が乾くのだそうです。
それを可能にしているのが小さくて強力なモーター。小さくすることによりフィルターも内蔵でき、きれいな空気で乾燥できるようです。
このモーター、開発に46億円投じているとか。

ダイソン社の成功の鍵は、昨日のシンプル化、高いデザイン性とともに、トップエンジニアである社長のダイソン氏がgoサインを出し、消費者のニーズに合った製品開発、販売にスピーディーに動くことかと思います。
かつてのソニーやアップルと似ていますね。


さて、外資系家電メーカーの勢いがこのように増しているのにはもっと大きなポイントがあります。
それは、消費者目線で「こんなものがあったら便利だな」という声を製品化しているというとことです。
ダイソンの羽のない扇風機は、「子供が羽でけがをするのを防ぎたい」、レイコップの布団クリーナーは、「家族をハウスダストから守りたいが共働きで布団を干す時間がない」といった主婦の声を吸い上げ、開発に生かされているのです。(市場:Field)(顧客:Target)がマッチしていますね。

必要以上に薄いパネルや小さい部品の開発に目が向き、消費者の目線を忘れてしまっていないかどうか、日本企業も再確認すべきではないでしょうか。

全員がリーダー

2014-04-11 08:37:18 | リーダーシップ
今週、日経新聞で「革新力」と題した特集を連載しています。
4月10日(木)の記事でとても参考になるものがありました。

日本能率協会の調査では、働き盛りの30~40代の5割近くが仕事にやりがいを感じられていないとのことです。
この要因の一つが《業務の細分化》。効率化を重視するあまり、業務が細分化され、社員の独創性が失われているケースが多い。確かに言われてみて思い返してみると、そのような状態の会社は非常に多いのかなと思います。

さて、皆さんは製品の梱包に使う「プチプチ」はどんな会社が作っていると思いますか?
最大手の名古屋のK社は社員450名に対し社内プロジェクトは400本といいます。
一見成熟産業であると思われますが、社内は新たなアイディア、プロジェクトであふれているといいます。

社長の目標は「全員がリーダーになること」
新製品開発、コスト削減、販路開拓、などなど誰でもプロジェクトを発案でき、認められればリーダーになることができる。
素晴らしい、働き甲斐のある社風ですよね。
自由な発想で業績も好調。見習うべき部分の多い会社です。