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日常生活のあれこれ

三溪園の建築物

2011-08-07 06:52:48 | Weblog

                 蓮や朝顔を紹介した三溪園は、生糸貿易で財をなした
                 横浜の実業家、原三渓(本名 富太郎)のもと邸宅。

                 ここに京都や鎌倉などから歴史的に価値のある建築物を
                 移築し、明治39年(1906)”三溪園”として一般に公開
                 しました。

                 園内には17棟の古建築物が四季折々の自然の景観の中に
                 たくみに配置されています。

 

           

                蓮池と睡蓮池の間の道を入ったところの「翔閣」(旧原家住宅)

 

                 

                  明治30年代に原家自邸としてた建てた住宅

 

           

              近代和風建築を代表すると共に横山大観ら日本美術院の作家たちが
              度々出入りし、近代の日本画壇に大きく貢献した記念物としての価値も
              認められます。
              上から見た形がが飛翔している姿をおもわれることから「翔閣」と
              名ずけられた。

 

           

               蓮池,睡蓮池の前に広がる大池の赤い橋は観心橋

 

                 

                   静かな内苑に入ってみました  「御門」

                   京都東山の西方寺にあった薬医門 (1708年頃建築)

 

           

                   御門を入ると「白雲邸」
 
              三渓が隠居所として大正9年に建てた数寄屋風建築 

 

    

           臨春閣

     紀州徳川家初代・頼宣が和歌山・紀ノ川沿いに建てた数寄屋風書院造りの別荘建築、
     巌出御殿(1649年)といい、8代将軍吉宗は幼児にここで育ちました。

     宮家別荘桂離宮とともに我が国住宅史上において別荘建築の双璧といわれています。

 

                

 

          

               趣のある橋を渡り奥に行ってみます、本当に静かでした

 

         

                    山に入る感じです

 

           

                    風の音が聞こえるような静けさ

 

                 

                        旧天瑞寺寿塔覆堂

              寿堂とは長寿を祝って生存中に建てる墓のこと。
              豊臣秀吉が、京都・大徳寺内に母の長寿を祝って建てた寿塔の覆い堂
              明治35年(1902)三溪園に移築されたもの。

 

         

                

                      階段の先は「天授院」でした
              
                  鎌倉建長寺付近の心平寺跡にあった禅宗様の地蔵堂、
                  慶安4年(1651)建築、大正5年(1916)にここに移築。

                  原家ではこれを持仏堂として使っていました。

 

                

                       金毛窟   三渓作の一畳台目の茶室
                               大正7年(1918)建築

 

        

                  聴秋閣  

          京都二条城にあった徳川家光・春日局ゆかりの楼閣建築、大正11年に移築

 

                

                        蓮華院

                     三渓作の田舎風茶室、大正6年(1917)建築

 

                

                      蓮華院を出ると外苑になります

 

    

                  寒霞橋と横笛庵     田舎風草庵

 

           

                      寒霞橋と横笛庵の昔の写真

 

                 

                        旧東慶寺仏殿

               この建物は寛永11年(1634)に再建された鎌倉東慶寺の仏殿で
               明治40年、三溪園に移築されました。

               東慶寺は北条時宗の妻覚山尼が創建した寺院で駆け込み寺、
               あるいは縁切寺として有名でした。

 

                

 

                

                      合掌造りの住宅

               岐阜県白川郷にあった江戸時代の庄屋の家を移築した物。
               園内で唯一内部を公開している古建築、いろりには毎日
               薪がくべられています。

               ダムによって湖底に沈む運命にあった家が移築されました。

 

           

                  旧燈明寺本堂     三重の塔と同じ京都燈明寺から移築
              
            

 

                 

                若い女性がしばらくお詣り中だったので、横からそっとお詣り

 

               三渓園内の建物はほとんど重要文化財でした、多くの古建築物が
               由緒ある建築物で趣のあるものばかりでした。

 

 

      

            三重の塔の所まではゆきませんでしたが、早朝の三溪園は素晴らしく
            紅葉の頃か桜の頃にも来てみたい場所です。

 

            園内を回ったあと、出口に向かう時、もう一度蓮池の前を通りました。

 

              

                    思い出に残る美しい蓮でした。
                    
                    早朝の散歩はいいですよ!

 

 

 


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