しなこじダイアリー

日常生活のあれこれ

東北の旅 「気仙沼」

2013-06-04 08:08:26 | 旅行

                

                    大船渡線で気仙沼に向うため一ノ関から出発

                

                   9時43分発に乗ると気仙沼着は11時5分です
                   遅めの出発でした。

            

             岩手県一ノ関  世界遺産に登録された中尊寺は東北線でここから2つ目

            

                  大船渡線  この路線は始めてなので景色も楽しみでした

            

                     花がいっぱいの駅

            

                      渓流下りを楽しめる猊鼻渓

                   

                    この駅の藤は観賞用になってますが、今回車窓から
                    山に咲く藤をたくさん楽しめました。

                    山の藤は大木で、はじめは藤と気がつかなかったのです、
                    棚になってない自然に咲いている藤をはじめてみました。

                   

                      ここは駅名がちょっと気になりました・・

               

                   この駅はつつじ、停車時間が短く、急ぎ車内を移動して一枚

                    

                     後部車両から見えたこの線路を後で思い出すことに・・・

   

      気仙沼駅に到着、気仙沼線はここまでです、この先はBRT(バス高速輸送システム)

      気仙沼湾近くまで行くのにはタクシーしかありません、その先は後で決めることにして
      行くことにしました、運転手さんの話を聞いているだけで、ドキドキの始まり。

 

 

           第十八共徳丸   ここに立った時、しばらくカメラが向けられませんでした

        

            とんでもない大きな船でした、それに港から750mも離れてるのです

  

                住宅地の真ん中です

 

            

                   柵のところに気仙沼線の駅がありました

            

            今、この船を保存するか、撤去するか意見が分かれているようですが、
            運転手さんの話ですと、高台から燃える船が何艘も漂い、人が流される
            地獄図のような光景を見た人たちからは「思い出したくない、片付けて欲しい」
            という意見も多いそうです。

            

            

              ここに町があり、人々の生活があったとは思えません、家の土台しか
              残ってません!

              小さなお子さん二人を連れて、車で高台に向ったけど、動けなくなり、
              車を捨て二人を抱えて走ったと、生々しい状況を話してくれた運転手さん。
                 (奥さんは高い建物の中で無事だったそうです)


           
     

           ここは気仙沼湾の内湾、第十八共徳丸のところから少し離れています

        大島行きのフェリー  この内湾は台風が来ても荒れないような静かなところで、
        湾に沿ってぐるっと歩行者用の海の道があります。

        

         内湾に入る端にある神社下の道、浮見海道(海上遊歩道)は通行不可でした。
         内湾に入る津波をこの神社の岬が少しでも防いだのでしょうか。
          

 

               青くて美しい海なのです

            

                    内湾の入り口のところにお魚市場

            

              入ってみたのですが、ショックが大きかったためか、ちょっと上の空で、
              少し休んでから店内を見ると豊かな海の幸がいっぱいでした。
               

               
               ワカメや瓶詰め、佃煮などお土産に買い、気仙沼湾を後にしました。

 

                  

                 大船渡線の終点、盛までと、気仙沼線柳津(やないづ)までは

            

               BRT(バス高速輸送システム)で柳津まで2時間ほどかかります。
                  
               鉄道の線路の所々をバス道路に整備して、その外は一般道路を走り、
               元ホームの横を通ったり、単線のトンネルはバス一台が通れるだけの
               幅でした。
               
               途中、小さな入り江の波打ち際に一軒鉄骨部分だけになった家が
               残されていたり、寸断された鉄橋や高架橋、トンネルを出たところで
               無くなっている線路など、地震と津波の猛威を見せつけられる
               ようでした。


                 

                     柳津に到着、終点で降りたのは7、8人

                    

                        駅舎はなく、切符の販売もなし
                      

            

                   静かな田園風景の中の駅でした

                  

                   気仙沼線はホームの先、トンネル前で途切れていました。
                   大船渡線で見たまっすぐ伸びていた線路のようになって
                   ほしいと思いました。

            

                   駅舎のように見えたのは観光物産館

                 

                 

                         ワンマン列車到着 

                   

                       気仙沼線終点前谷地まで5駅でした

                  

                     前谷地から再び石巻線で小牛田で乗り換え
                     東北線で仙台へ、仙台からは新幹線で帰途に。

 

                  今回の「東北の旅」は立石寺の50年目のご開帳では新緑の
                  中で自然のパワーのようなものを感じました。

                  大震災の被災地、石巻と気仙沼では自然の猛威の恐ろしさを
                  目の当たりにして、2年以上経た今でもその光景には絶句、
                  シャッターを押す手が震えるようでした。

                  それでもバスの停留所で、バスの中で地元の人に「来てくれて
                  ありがとう」といわれ胸が熱くなりました。

                  日和山から車で送っていただいたYさん、声をかけてくれた
                  おばちゃんたち、話を聞かせてくれたタクシーの運転手さん達の
                  顔が浮かびます。   

                  被災地の一日も早い復興を心より願っています。
                  

               

              


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