しなこじダイアリー

日常生活のあれこれ

浅草のミュージアム

2011-05-08 08:46:34 | Weblog

                


               4月末、浅草寺二天門前のミュージアムで面白そうな展示が
               あるというteiさんのお誘いで出かけてみました。

 

               

                      田中忠三郎氏のコレクションです

 

                  

                      「BORO」とは布の”ぼろ”のことでした

 

           

                傷んだところを取り除いたり、小さな古布も大切にされました

 

           

              「トンジャ」  トンジャとは夜着のことである、丹前のような形をして
              長着物のようでもあるが、夜は布団の役目もする。

              本来の夜着や丹前は、表裏ともに木綿で中に綿が入り、軽くて暖かい
              ものである

 

                 

                        肌着シャツ

                  メリヤスの肌着は暖かく、伸縮性があり肌に優しかった、
                  新品を買えない人々は、古着や古布をつないでシャツを
                  手作りした、布の間に綿が入れてある。

 

                      

                          命の布   「ボド」

                 青森では麻や木綿布を継ぎ足した敷布状のものを「ボド」
                 あるいは「ボドコ」と呼び、すり切れて弱くなったところに
                 継ぎ足す小布を「ボドッキ」と呼んいでいる。

                 「ボド」は寝るときに敷くのだが、女性がお産の際にも使用した。
                 生まれてくる子供に代々伝わる布の生命力と、先祖の加護を
                 願ったのです。

 

           

                    子供下着

 

           

                   カラフルな足袋

 

 

                 

                      現代に通用しそうな?

 

                 

                     BOROとは思えないような、、、

 

           

                    大切に集められた古布

             丹誠込められた肌着や夜着など見ると、「衣と布は人間にとって大切で
             かけがえのないものである」と書かれている意味が分かる気がしました。

 

                

 

         

 

                   

                           3階の展示

 

           

          

                懐かしいようなこんな展示もありました

 

 

           

           

               黒澤明監督作品の映画に衣類が借り受けられたそうです

 

 

           

                 刺し子の手の込んだ衣類の展示もありました

 

           

               虫眼鏡が置いてあるのは細かい模様の繊細さを見るためでしょう

 

           

             特別な衣類でなく日常着に手間をかけ、手の込んだ仕事をしています。

             小さな布きれも大事にして、祖父母から父母へそして子へと継ぎ足して
             大切に使った布が愛おしくなります。

 

 

 

             このミュージアムがある建物の屋上に出られると聞きもしかして、、と
             出てみることにしました。

 

        

           やっぱり見えました、東京タワーのすぐ近くに住むteiさんはスカイツリーを
           間近に見るのははじめてと言うことで、案内することにしました。

 

 

                浅草寺の境内も目の前に広がっていました

 

 

              

                  ミュージアムから5分ほどで隅田公園です
                  八重桜とスカイツリーです。

 

 

        

               前にも紹介しましたが、夕方でもよく見えました

 

 

 

          もう634m(ムサシ)にとどきました、前を走る東武電車の次の駅が業平橋
          その駅前にそびえるのがスカイツリーです

 

 

           

            浅草のどこからでも見えるスカイツリー、隅田川をはさんでこんな位置です

            何度も見ている景色ですが、気持ちのよい眺めです。
            そしてますます完成が楽しみです。