しなこじダイアリー

日常生活のあれこれ

ル・ヴァン

2009-11-19 09:45:01 | Weblog
       上田城を出る頃には、昨日の小諸の寒さを忘れるような、温かい日差しになり、散策を楽しみながら
       旧北国街道の昔ながらの街並みがある、柳町に向かいました。
       9月に行った時に造り酒屋を見かけたので、今回はそこでおみやげの日本酒を買おうと思ったのです。




                    

                        柳町入り口




                    

              岡崎酒造は工事中でした、(写真は9月に写したもの)でも隣で仮営業中
              
            信州上田の郷で宝永3年(1706)より菅平水系の水で地酒を造り続けているお店でした
            まったく下戸のkiyさんと、おちょこ一杯で真っ赤になってしまう私でもちょっとだけお味見、
            お店の人に選んでもらい「亀齢」(きれい)という地酒の吟醸酒を買いました
                                       (亀の齢のごとく不老長寿の酒とか)



          

                   お昼時を過ぎていたので、お店の人に近くで美味しいお店を聞いたところ
                   数軒先のパン屋さんとレストラン「ル・ヴァン」を教えてくれました


                     

               朝食が宿の和食でしたから、パン好きの二人は、奥のレストランに決めました




                     

                      美味しそうなパンの香りに誘われて、蔵作りの中へ




 

         そう広くはないですが、趣のある店内




                     

                      本日のパンプレート
            全部手作りで、メニューの種類は少ないですが、本日のプレートの内容は、にんじんスープ、
            サンドウイッチはさつまいものサラダとトマト、これが思いがけずベストマッチでした
            豆のコロッケの下には、ラタトゥイユ、そして2種類のスライスパン等でしたが
            どれも大変美味しくて、人気店なのが分かります。
            お隣のテーブルのキッシュも美味しそうでした、ほうれん草がたっぷりのロレーヌでした。

           
            



                     

                      デザートは別に注文、タルトタタン




                     
                 
                       モンブラン




                     

               タルトタタンはお菓子作りが長いkiyさんが絶賛、モンブランの中の渋皮付きの栗も
               全部が手作りだそうで、両方食べたいので、二人でシェアしました
               素朴ですが手の込んだケーキは両方とも絶品!素敵なランチになりました。

               お店の方に聞きましたら、富ヶ谷(渋谷区)に姉妹店があるようです
               こちらのシェフが出向いて特別食事会を開くようで、案内してくれるとのことでした。


               朝の雨がうそのような青空の広がった上田での散策、ぐるっと一回り
               全部徒歩で回れました、広々した上田の町は明るく素敵でした。
               夕方予定通り新幹線で帰宅したのですが、1泊2日の旅とは思えないほど
               豊かな思いで多い旅でした、ただ1カ所、お天気が悪く行けなかった、「布引観音」
               紅葉の観音堂が見られなかったのは、少し残念でしたが、またの機会にしましょう。


          

信州 上田の秋

2009-11-19 07:24:22 | Weblog
 旅の2日目小諸駅で、しなの鉄道に乗る頃はかなりの雨が降っていたのに、15分ほどの行程の上田駅に着く頃には
 雨が上がったのです! 雨なら、美術館や博物館巡りでもしましょうと話していたのが、予定通りの行動になりました。




  

    上田藩主居館跡  (現上田高校)正門は当時の表門、寛政2年(1790)に再建されたもの
    関ヶ原の戦いで上田城が破却された後、真田信之はここに藩主居館を建てて藩政を行った




  

 4百有余年の時を超えて、真田氏の栄光の時代をしのばせる上田城、東虎口櫓門、左は9月27日、右が11月14日撮影
     (虎口とは城の通路の出口という意味)




          

                               南櫓(やぐら)はこんな景色になっていました 




                   

                    お堀の外側から見た北櫓 




  

        錦秋の本丸掘   上田城の堀は、ほとんどが素堀のままであり、掘り上げた土で土塁(土居)を築いた




                     

      真田井戸 城内唯一の大井戸、この井戸から抜け穴があり、城の北方の山麓や藩主居館跡にも
      通じていたとの伝説もある、覗いてみたら、暗く、深く、中の様子はうかがい知れません




 
  

   西櫓 段丘の上に立つ初期城郭建築(壁の下部が板張り)の上田城本丸隅櫓 ちょうど長野新幹線が通過
   当時はどんな景色だったのかしら? 400年の歳月を経て、時は秋、ちょっぴり感傷的になったのでした




 

     感傷を吹き飛ばす、鮮やかなもみじの赤!雨上がりの本丸跡は赤く染まっていました




 

    きれい!という言葉しか出ません!   何と鮮やかな赤!そして黄色!




 

     こんなに色とりどりの紅葉を一度に見られるのは本当に久し振り、秋満喫でした




                   

           ソメイヨシノの狂い咲き?が見られるらしいとの息子からの情報に、捜しました、
           西櫓から近くのお堀の所にほんの数輪見つけたのです、桜の古木から芽を出した若木でした
           あでやかな紅葉を見た後の小さな感動でした。




            

    本丸跡を出て博物館のある二の丸跡公園でもこんな紅葉が見られます、そしてこれは、しだれ桑(始めて知りました)




                   

                 上田城の出入り口、二の丸橋から見たけやき並木(二の丸掘)




                   

                 お堀の向こうに見える山には靄がかかり、少し青空が見えました


               上田城は、天正11年(1583)真田昌幸公が築城、
               平城で二度にわたって徳川軍の攻撃を守り抜いた戦国の名城でした。


               (櫓(やぐら)  城郭に防御用にあるいは見物用に建てられた建築物)