しなこじダイアリー

日常生活のあれこれ

ユートピア 描かれし夢と楽園

2009-11-02 08:09:32 | Weblog
       31日土曜日、kahoさんと食事をして珍しく外出が遅くなり、日付が変わる頃に夕刊を読んだのです。
       「ユートピア 描かれし夢と楽園」 真っ赤な紅葉の屏風図と山越阿弥陀図、それはこの日から始まった
       出光美術館の広告でした、明日、朝からユートピアを捜しに、赤い紅葉を見に行こうと決めました。




                          

                         





  

      出光美術館は千代田区丸の内、帝劇ビル9日にあります、ここは久し振りでした




  

  吉野龍田図屏風  六曲一双 (桃山時代)  春と秋のユートピアでしょうか、そのあでやかさに、圧倒されました




                        

             美人観賞図  江戸時代の美女達が楽しんでいるのは、掛け軸や工芸品でしょうか




                          

              百寿老画賛  江戸時代 一幅       老四季山水図部分  江戸時代(池大雅)
                                     
             寿老人を中心に100才が100人
           (実際に描かれていたのは126人とか・・)

          寿老人は道教の神仙(神)中国伝説上の人物、福禄寿と同じ神であるといわれるそうです

          ユートピア(理想郷)とは? 調べてみました 現実には決して存在しない社会として
          ギリシャ語の「どこにもない場所」を意図した地名と説明されることが多いそうで
          「素晴らしく良いがどこにもない場所」を意味するものであると見られる。

          
          今回出品されている作品は多種にわたり、出品リストを改めて見ました

            Ⅰ 夢物語ー夢見と夢想、そして幻想
            
           青白磁枕や掛け軸、涅槃図そして屏風など、そこに表された文字や絵に夢が描かれいます

            Ⅱ 描かれし蓬莱仙境ー福寿と富貴

           百寿老画賛や寿老四季山水画はここに

            Ⅲ 美人衆芳ー恋と雅

           美人観賞図そして伊勢物語色紙(俵屋宗達)源氏物語「少女」(伝 宗達)など

            Ⅳ 花楽園ー永遠なる四季

           秋草図屏風、四季草花図屏風、雪月花図等々

         

   

 

   美術館内のお茶室「朝夕庵」




  

       ロビーからは少し色づいた木々とお堀がよく見えます、秋の景色です




  

     セルフサービスで温かいお茶がいただけ、こんな景色を眺めながら、余韻に浸れます(画面の左奥がお茶室)


        ここで”ユートピア”について考えていました、人それぞれでしょうが、ここに出品された多くの
        時代も違う作者達が思うユートピアが感じられたのです、それは思いもよらないことだったり
        同感できたり、ちょと夢見心地でした、つかの間、ユートピアに迷い込んだ感じだったのです。




         「ユートピア」 描かれし夢と楽園   出光美術館にて 12月20日まで
          (日程により作品の交換もあるようです)