カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

突発性難聴の疑い?

2010-09-02 18:47:31 | 日本の日常
確かに、このところ何となく、耳の調子が悪かったんですよ。
トンネルに入ったときのような、ツーンとした耳閉感。
それに伴う目眩と、ちょっと吐き気。

shimaushiはアレルギー性鼻炎持ちでして、このような症状は初めてでは有りません。
鼻がつまることによって空気の通りが悪くなり、内耳と外耳の空気圧が違ってしまって、
聞こえが悪くなったり、平衡感覚に影響を及ぼしたりするというわけなんです。

これまで、予兆(聞こえの悪さ)を感じたら、早め(目眩の症状が出る前)に鼻炎の薬を飲み、
1、2日おとなしくしてる、という風に対処してきました。

しかし、今回はどうも様子が違ってて、4~5日経っても症状が改善しません。
薬を飲みながらも、ジムで運動できるくらいの状態ではあったんですが、如何せん、
目眩が取れないし、心拍があがると自分の心音しか聞えないってのはちょっとなぁ・・・
この暑さで夏バテか?熱中症も蔓延してることだし、と一応病院に行ってみることにしました。

耳鼻科で症状を説明すると先生、まず鼻や耳、喉の状態を確認。
鼓膜に穴は開いてないそうで(ホッ!)、鼻腔の炎症も大した事ないらしい。(え、そうなの?)
続いて、カテーテルを鼻に入れ、空気を通して、聞こえのチェック。
空気が抜けた感はあるんですが、やっぱりわずかながら耳閉感がとれません。

というわけで、純音聴力検査
健康診断でよくやる、防音室の中で特定の高さの純音(サイン波)を聞いて行う、あれです。
健診でやるのはヘッドフォンを使う気導検査が主ですが、今回は骨導検査もやりました。
専用機器を耳の後ろに当て、直接骨に音の振動を与えて、神経に異常が無いかを調べます。

で、検査の結果、「一応正常範囲内ではあるけど、やっぱり左耳の聞こえがやや悪いね」
ま、これはいつも言われることです。実際、自覚症状あるんだし。。。
が、続きが違ってた。
「神経での聞こえも悪いね。これはマズイなー」
で、下された診断が突発性難聴の疑い
な、なんどすてーーーーっっっ?!

歌手の浜崎あゆみさんが患ったことで一気に知名度の上がった、この病気。
まさか自分の身に降りかかることになろうとは、思ってもみなかった。
家に帰って、慌てて情報収集。

突発性難聴とは、突然に原因不明な内耳性の感音性難聴が発症する病気です。
原因としてはウイルス感染、内耳循環障害、あるいは過労やストレスなど諸説がありますが、
はっきりしない。
厚生労働省の123ある特定疾患のひとつに指定されている、いわゆる難病のひとつで、
実は、いつ誰がなってもおかしくない病気なのです。

ちなみに急性高度感音難聴のうち、メニエール病外リンパ瘻聴神経腫瘍など、
明らかに他の疾患によるものは突発難聴と呼ぶそうで、
原因が明らかでない場合だけを真の突発性難聴と呼ぶらしい。

私の場合、全く聞こえないわけじゃないし正常範囲内とはいえ、異常があるのは確かなので、
処方箋を出され、「薬を飲んで、安静にしててください。」
あの、安静って、どの程度・・・?
「運動なんてもっての他だよ!このまま耳、聞こえなくなっちゃってもいいの?!」
ひええ~、了解しました~~~
というわけで、しばらくはエアロのレッスンはおあずけです。

処方されたお薬はこちら。
毎食後にATP腸溶剤錠(血流改善剤)とメチコバール(代謝促進剤)、目眩のお薬メニタジン

それとプレドニン錠(抗炎症作用のステロイド剤)を一日一回。

なんか、こう書いてくると、なんだかスゴク大事(おおごと)のように見えますが、
要は原因不明なので、そういう診断が下ったっていうだけで、
「しばらく薬を飲んで、様子をみましょう」っていう事です。

実際には“聞こえてる”んだし、そんなに重症じゃありませんので、
どうか皆さん、心配しないでくださいね~