カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

消費税アップと消費行動

2009-04-01 17:09:40 | 雑記帳
4月1日から、ここカリフォルニアでは消費税が1%引き上げられました。
420億ドルという財政赤字を抱えるカリフォルニア。
財政破綻を回避するためにはやむを得ない仕儀だったようですが、
「増税は絶対しない」を公約に州知事となったシュワちゃんにはほろ苦い勝利ですね。

そもそもカリフォルニアの税率は、全米でも最高水準なんですよ。
州全体の基本税率が7.25%なんですが、今回の引き上げで8.25%となります。
この数値は、ニュージャージーなど5州での7%を大きく引き離し、遂に全米トップ!

おまけに、これに市や郡などの地方自治体が様々な名目で税率を追加するもんだから、
消費税率は結局、ロサンゼルス郡では9.25%、我らがオレンジ郡でも8.75%
やれやれ。。。

ちなみに全米50州の消費税の平均は5.5%だそうです。
オレゴンやアラスカなど5州ではそもそもセールスタックスは存在しないといいます。
アメリカは州が違うと別の国のようだと言いますが、こんな処にもそれが現れてます。

こうなったら消費税が上がる前に駆け込みショッピング!
となるかと思いきや、意外にも周囲でそのような動きは感じられませんでした。

こちらでは食料品などの生活必需品はそもそも消費税がかからないから関係ないし、
例えば靴や洋服などの嗜好品も、こっちのバーゲンは値の下げ方がハンパじゃないので、
正直、1%の差くらい気にならないですよ。
(30%、50%OFFなんて当たり前、シーズンオフの品物なら70%もめずらしくないもんね

ン十万もするような贅沢なお買い物をするのなら、確かに1%の増税は大きいですけど、
とりあえずそういう予定が無いなら、慌てて買うモノは無いってことですかね。

ところで、日本の消費税率は今5%でしたよね。
で、これを10%にするとかしないとか言ってましたっけ?
日本の場合は食料品にも一律できっちり課税されるから、家計をもろに直撃ですよ。
財政赤字の対策は必要でしょうけど、いきなりってのは、如何なもんでしょうか。
アメリカに住んでても、日本の動向の方が気になりますわ。。。