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カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

虹色の東京タワー

2009-12-24 09:29:37 | お出かけ
東京のシンボルとして知られる東京タワー
“東京”という場所を注釈無しに説明する道具として、小説やマンガや映画に登場する、
まさに東京の顔

青空にくっきりと映える、赤と白のツートンカラーで思い浮かべる人が多いでしょうが、
日没後、ライトアップされて夜空に煌々と屹立する姿も、また格別です。

このライトアップ、実は季節に合わせてライトの色が変化します。
春・秋・冬は暖光色、夏は涼しげな白色のランプでの照明になる他、
各種イベントにあわせて違う色になることもあります。
例えば『乳がん撲滅キャンペーン(ピンクリボンデー)』の時にはピンク色になったし、
映画『マトリックス・リローデット』の公開時には緑色になりました。

12月23日(水)、友人達と銀座で食事をして別れた後、ちょうどいい頃合いだったので、
都営三田線の芝公園駅まで足を伸ばしてみました。
今日はお色はなんと、

大展望台にはハートが浮かび上がってます。

この“特別色でのライトアップ”、大抵が午後8時から10分間だけというものなので、
案外知られてなかったりします。

東京タワーのライトアップ・スケジュールは、ホームページで確認できますので、
興味のある方はチェックして、是非一度お立ち寄りください。

ちなみに年末年始には、大展望台に西暦の数字が表示されます。
こういう場所でのカウントダウンも、面白いかもしれませんね。


※東京タワー ホームページ→こちら

懐かしの銀座

2009-12-23 23:30:39 | お出かけ
久しぶりの日本。旧交を温めるには絶好の機会です。
昨日は地元の友人宅を訪ね、学生時代の友人たちと会い、
そして今日はOL時代の同僚と“同窓会”で、銀座に行って来ました。

待ち合わせは、銀座インズ内のコージーコーナー
まずはここで久々のジャパニーズ・スイーツを堪能しつつ、近況を語り合います。

他の2名も最近忙しくて会ってなかったらしく、
話は弾みまくりでした。

さんざんしゃべった後は女3人で“銀ぶら”。
ソニプラの正面には
クリスマスツリーのオブジェ

最近オープンしたばかりのアバクロを見に行こうと、銀座4丁目の交差点で角を曲がると、
早くもアバクロ独特の、あの香りが漂ってます。
お店に入った人の移り香でしょうか。
ど、どんだけ。。。(←あ、これ死語?)
お店の前です。
店構えの雰囲気はNYの5番街のに似てますね。

入店待ちの行列

「なんだ、大したことないじゃん」と思ったら、、、
道を挟んだ向こう側に続きが、、、
店の遥か先まで、延々と列が続いていました。
お向かいのH&Mの前は、既にブームが去ったのか行列は無く、対照的でしたね~

日本の12月23日は天皇誕生日。
クリスマス直前の祝日とあって、銀座の人出は半端ないものでした。
LA郊外の田舎暮らしでなまった身では、道ゆく人を避けながら歩くだけでも一苦労です。
中央通りの歩行者天国で、目が回りそうになりましたよ。。。
MIKIMOTOの
クリスマスツリー


今年は赤が基調で華やかです。

銀座三越でお洋服などひとしきり冷やかしたら、お腹が空いてきたので、
少し早いけどご飯を食べることにしました。
クリスマス前とあって、お店によってはクリスマスディナーの特別コースしか無くって、
それはちょっと、、、と検討した結果、選んだお店は紅虎餃子房
定番の鉄鍋棒餃子の他、
たまごたっぷりレタスチャーハンエビ蒸し餃子
青梗菜のカニあんかけ
仕上げはアンタピ

タピオカソースの杏仁豆腐です。
どれも大変おいしゅうございました。

みんな、年末はいろいろ忙しいのに、時間を作ってくれてありがとう!
会えて話せて嬉しかったよ。
また会うときまで元気で居てください。それまでお互い頑張ろうね。

ひと足早いクリスマス

2009-11-24 17:02:42 | お出かけ
アーバイン近郊にある大型ショッピングモール、South Coast Plaza
日本人にもおなじみのブランドショップが入っていて、観光客も足を運ぶ有名スポット。
毎年この時期になると、クリスマス仕様のデコレーションがされて、見応えがあります。

カルーセルは、いつもはお馬さんなんですが、この時期はトナカイさんになります。


サンタクロースの家が設営されていて、子供達はサンタさんと一緒に記念撮影ができます。

お人形じゃないんですよ~
ホントのサンタさんなんですよ~
これって、子供にはすごく素敵な思い出になりますよね♪

これはサンタさんの家の裏側に作られた巨大ジオラマ。

天井に届かんばかりの大きさで、汽車が走ったり、ロープウエーが動いたりと、細部までディテールが凝ってて、大人でもついつい見入ってしまいます。


反対側の踊り場には、
巨大なクリスマスツリーが設置されてます。
これも天井に届くほどのサイズで、
1枚の写真に収めきれない~

とにかく、全てがダイナミックで、さすがアメリカ!という感じです。
買い物のついでに是非立ち寄ってみてください。


South Coast Plaza Shopping Center

3333 Bristol St., Costa Mesa, CA 92626-1873

※ホームページ→こちら

リンパマッサージでリラックス&デトックス

2009-11-05 16:40:00 | お出かけ
縁あって、リンパマッサージを体験してきました。

そもそもリンパとは何か?
リンパは、静脈に取り込まれずオーバーフローした老廃物を運搬する働きや、
細菌などから体を守る免疫機能の働きがあります。
リンパの流れが悪いと、体調に影響するというわけです。

私達の身体の中には、血管と同様、リンパ管が網の目のように張り巡らされています。
しかしリンパ管は血管と違って、心臓のようなポンプの役目をする器官がありません。
よって、そのままでは流れが悪くなりやすい。
リンパの流れが滞ると、体内に余分な水分が溜まり、むくみとなって現れます。
また、そうなると老廃物が溜まって、体調を崩したり、お肌にトラブルが発生したり、
身体のだるさ肩こりなどの原因にもなるのです。

リンパの流れをスムーズにするには筋肉を動かしたり、外部から刺激を与えたりします。
よってリンパマッサージが効果的というわけなのです。

専用のショーツにバスタオルを巻いただけのアラレモナイ姿でベッドに横になったら、
さっそく施術開始。
心臓から遠い末端部からリンパ節に向けて、オイルをつけてマッサージしていきます。
足の先から頭のてっぺんまで、身体の前も後ろも、文字通り全身マッサージ。
最初はさするように、そして徐々に力を加えていきます。

施術してくれたKさんは、小柄でほっそりした方でしたが、
見かけによらない力強さで、がちがちになった私の全身をグイグイ揉み解してくれました。
場所によっては痛いくらい、、、、なんだけど気持ちいい、、、
“痛きもちいい~”ってヤツです。

疲労回復、コリ解消、免疫機能を高め、肌トラブルやストレスも解消できる。
むくみが取れてスリミング効果もあるなんて、いい事づくめじゃありませんか~
究極のリラックス&デトックス、ぜひまたお願いしたいです。

【おまけ】
ついでにデトックス・フットバスを体験させてもらいました。
お湯の中に足を入れ、電気を流してもらうと、体内の老廃物が足の裏から染み出てきて、無色透明だったお湯がだんだんオレンジ色に濁ってきます。

ひえぇ~
最終的にはもっと濃くなって、なんかゴミみたいな物も浮いてた・・・げげーっ
「これで普通よ」とスタッフのお姉さんは笑ってましたが。。。

確かに、車中心の生活で、用事が無ければ家に引きこもってパソコンの前に座りっぱなし。
身体に良くないよな~ 反省反省。。。

10周年記念イベント

2009-09-28 15:21:51 | お出かけ
ノストラダムスに「恐怖の大王が降ってくる」と予言された1999年9月、
shimaushiとダンナは結婚式を挙げました。(余談ですが入籍も同日)

そして今年2009年、遂に結婚10周年を迎えたのであります♪
時の経つのは早いものですね。よく保ったなー あぁ、いやいや。。。

“割れ鍋に綴じ蓋”といいましょうか、
自分ではなかなか似合いの夫婦だと思ってます。(←自画自賛
たまにケンカもしますが、二人で10年という時を刻んでこられたことを、
嬉しく思うと共に、相方に感謝しています。

しかし、10周年をアメリカで迎えることになるとは、結婚当時は思いもしませんでした。
人生って、何が起こるか分からないものですねぇ。。。だから面白いんだけど

さて、10周年ということで、ダンナが一大イベントを企画してくれました。
なんとホテル・デル・コロナド一泊旅行

ロサンゼルスから車で2時間ほど南に下った所に位置する街サンディエゴSan Diego
そのダウンタウンからサンディエゴ湾を挟んで浮かぶコロナドCoronado
太平洋に面した美しいビーチ、マリーナやゴルフコースのある高級リゾート地です。

そんなコロナドのランドマーク的存在なのが、ホテル・デル・コロナド
1888年の創業以来、アメリカの歴代大統領やハリウッドスターなどの芸能人、
世界中の政治家やロイヤルファミリーなどが訪れた、格式ある高級リゾートホテルです。
数々のテレビや映画にも使用されていて、マリリン・モンロー主演の映画
『Some Like It Hot(邦題:お熱いのがお好き)』のロケ地として有名。
国の歴史建築物に指定されており、サンディエゴの観光名所のひとつとなっています。
ウチらも、サンディエゴに来た時には必ず立ち寄るお気に入りスポットなんです。
コロナドへはダウンタウンから車で、3.5kmのサンディエゴ・コロナド橋を渡って行きます。

島のように見えますが、実は細長~い砂州の半島なんですよ。

メインストリートに沿って海岸沿いに出ると、とんがり帽子のようなタワーを持つ、お城のような建物が見えてくる。
これがホテル・デル・コロナドHotel Del Coronado

Hotel Del Coronado

1500 Orange Avenue,
Coronado, CA 92118

※ホームページ→こちら

重厚な造りのロビーにはゴージャスなシャンデリアが下がっています。

我々のお部屋は別館Ocean Towerの3階。

広々とした部屋は、ベージュ・オレンジ・グリーンを基調にした明るい内装で、いかにもカリフォルニアのリゾートらしい。


ダンナが奮発してFull Ocean View Roomをチョイスしてくれました。
窓からは太平洋の藍色の海と砂浜が一望できます。

アメニティは、ホテルのオリジナルのもの。
ドライヤーはもちろん、バスローブまで完備されてました。


このホテルは、周りに観光スポットやショッピングモールなどはありません。
滞在客は、ホテルでひたすらのんびりするのを目的に訪れるのです。
プールやビーチやテラスで、うたた寝したり本を読んだり冷たいドリンクを楽しんだり、
日がな一日、波の音を聞きながら、ただただゆっくり過ごす。。。
なんて贅沢な時間の遣い方!まさに魂の洗濯です。
赤と白のコントラストが美しいですね~
空の青、芝生の緑との相性も抜群です。


夕食はホテル内のレストラン、1500 Oceanにて。
暮れゆく海を眺めながら、地元の新鮮な食材を使った料理を楽しめます。

南カリフォルニアのリゾートらしく、比較的カジュアルな服装でも利用できますが、
欧米ではこういう場では思いっきり肌を露出してドレスアップするのがお約束。
私も今夜ばかりは一張羅のワンピースにヒールの高い靴で、ちょっと気取ってみました。

落ち着いた雰囲気の店内で、美味しい料理に舌鼓を打つ。
味付けも盛り付けも繊細で、ヨーロピアンな感じです。

食後はすっかり日が暮れていました。
ライトアップされた様子もまた趣があります。


翌朝はのんびり起き出して、朝食前に海沿いの遊歩道をお散歩。
ビーチではモーニングヨガをやってました。
リゾートっぽい!

朝食は、ちょっと豪勢にルームサービスを頼んでみました。

部屋で海を眺めながらいただきます。

ところで、Crown Roomという、本館1階にあるメインのダイニングルームでは、
サンデーブランチをやっています。
メニュー種類豊富で、これまた滞在客の楽しみのひとつ。(お値段ちと張りますが)
天然のサトウマツを使用したアーチ型天井には柱が無く、釘が一本も使われていません。
高さ9mの天井からぶら下がったシャンデリアは王冠Crown形です。

朝食後も、特にすることも無く、部屋やベランダで海を眺めてまったり過ごす。。。
旅先では兎角あくせく観光してしまいますからね~
こんな風にゆったり過ごすのは、本当に久しぶり(初めて?)です。
こうして二人は、チェックアウトの時間ギリギリまで、贅沢な空間と時間を満喫したのでした。

節目となる年の結婚記念日、アメリカならではの過ごし方が出来ました。
ありがとう、ダンナ
どうかこれからも、二人で仲良く時を重ねていけますように。。。

パロスベルデスのガラスの教会

2009-06-30 17:07:56 | お出かけ
6月も終わり近くなって、ようやくカリフォルニアらしい陽気になってきました。
青い空には、やっぱり海!
南カリフォルニアには景観のよいビーチが多くて、ついつい出かけたくなります。

ロサンゼルス空港の南のサウスベイと呼ばれるエリアには美しい海岸があり、
古くはリゾート地として、今は高級住宅地として人気があります。

アーバインからI-405で小一時間ほど北上すると、サウスベイエリアに着きます。
マンハッタン、ハモサ、レドンドと、美しい砂浜が続く、ちょっとしたビーチリゾート。

この辺りに、日系のコミュニティ誌によく広告が載っているクレープ屋さんがあるので、
まずはそこで朝ごはんをいただきます。
クレーム・デ・ラ・クレープ
Creme De La Crepe


小じんまりした店構えが、家庭的でホッとする感じ。

日系誌に広告を出してる割には店員さんは全員白人だし、メニューも全て英語表記のみです。

ダンナのチョイス
サーモン・ベネディクト

付け合せのパンとポテトパイも美味
私のチョイスは
Balzacというガレット。

そば粉のクレープの中に目玉焼きとチーズとオニオンとアボカドとポテト!

軽そうに見えてもしっかりお腹にたまります。

週末の朝とあって、地元の人が朝ごはんを食べに来てました。常連さんも居るみたい。
優雅やな~
クレーム・デ
・ラ・クレープ
Creme De La Crepe


ハモサビーチ店
424 Pier Ave.,
Hermosa Beach

※ホームページ→こちら
他にレドンドビーチとロングビーチにもお店があります。
パサデナにも近々オープン予定とか。。。

ハモサビーチからPaciffic Coast Hwy.(通称PCH)を南に下るとパロスベルデス半島です。
太平洋に突き出した半島は、高台になっていて、眺望が素晴らしい。
高層建築の少ないロサンゼルスでは、こんな風に“空を使った広告”が盛んです。

この辺りは高級住宅地として名高いエリア。
道の両側に建ち並ぶお屋敷は、ビバリーヒルズにも引けをとらない立派なものです。
何部屋あるんだろう~
家の前に車寄せがあるって、
ここはホテルか?!
(個人住宅です。念のため)
ガレージの扉が3つって事は、車が最低3台は停められるってことですね。。。

海に面した側のお屋敷は、更にスゴイ。
しつこいようですけど、
ホテルじゃないですよ~
個人のお家ですよ~

遠目にもはっきりと分かる
豪邸たち
リゾート地のコテージみたい

こちら側のは更に凄い。
一体どんな人が住んでるんだか。。。

ホワイトハウスかと思った・・・
前庭、広すぎっ!

そういえば、我々がブラブラ見て歩いている時、たまたまあるお屋敷の玄関先に、
ペリカンマークの某日系運送会社のトラックが停まってました。
てことは、ここの住人は日本人?(駐在員?!)
確かに、この辺りはトーランスTorranceに近いですからね。
トーランスはアーバインより古い日本人コミュニティのある地区で、日系企業も多い。
駐在員が居てもおかしくはないんです、場所的には。(予算的には、どうよ?)

豪邸群に度肝を抜かれた後は、可愛い教会を訪ねます。
パロスベルデス半島の南側にあるウェイフェアーズチャペルWayfarers Chapelは、
なんとガラスの教会なんですよ!
お花で飾られた可愛らしいアプローチ

でも、実はこれ、裏側なの。
入り口は反対側です。
木立の間から見える小さな教会は、確かにガラス張り
中が透けて見えるの、
分かります?

ちょうど結婚式の真っ最中でした。

祭壇の前には見つめ合う
花婿と花嫁
こんなに可愛らしくてメルヘンな教会ですから、特に女性には絶大な人気があるそうで、
結婚式の予約は2年近く先まで入っているのだとか。
興味のある方、予約はお早めに。。。
ウェイフェアーズチャペル
 Wayfarers Chapel


5755 Palos Vesdes Dr. S.,
Rancho Palos Verdes

※ホームページ→こちら

パロスベルデスの半島ドライブも、そろそろ終盤。
道路沿いの高台に、再び豪邸が姿を見せました。
自宅のベランダから海の眺めを思う存分楽しめる絶好の立地
くどいようですが、
ホテルじゃありません。
個人住宅です。。。

海側は、セレブ御用達のゴルフ場、Trump National Golf Clubがあります。
海の景色を楽しみつつプレイ、
贅沢ですね~
この乾燥したエリアでゴルフ場を維持するの、大変だろうな~
とか思ってしまう小市民な我々

グリーンはまさに海の上?!
このゴルフ場のオーナーは、名前からも分かるように、不動産王ドナルド・トランプ。
あの、NYマンハッタン、5番街の金ぴかビル「トランプタワー」の所有者です。
自己顕示欲が旺盛で、自らが所有する不動産に自分の名前を冠することで有名でして、
このゴルフ場も、目の前の道路の名前を自分の名前に変更しようとしたそうなんです。
アメリカの金持ちってのは、ホントにやることが桁違いですわ。
もっとも、地元住民の反対にあって適わなかったのだという話ですけど。。。
Trump National Golf Club

※ホームページ→こちら

これでパロスベルデス半島のドライブはお仕舞いです。
これといって特別な名所があるわけじゃないけど、一風変わったドライブが楽しめました。

ファーマーズマーケットに行こう!

2009-06-24 16:05:41 | お出かけ
ロサンゼルスの市街を東西に貫く幹線道路の一つ、Wilshire Blvd.
東端はロサンゼルスの都市機能の中心を担うダウンタウンで、高層ビルが建ち並ぶ。
西の端、Santa Monica Blvd.と交わる辺りはウエストサイドとも呼ばれ、
かの有名なロデオドライブなど、お洒落で高級なお店やホテルが軒を連ねる。
それらに挟まれた真ん中あたりはミッドウィルシャーと呼ばれていて、
美術館や博物館が集まる独特の雰囲気を持つエリアとなっています。
そんなミッドウィルシャーのもう一つの顔、それがファーマーズマーケットです。

流行の最先端やセンスのよさが売りのロサンゼルス。
すぐ北には“LAの原宿”メルローズアベニューがあったりするエリアにあって、
ここだけは気取りのない、素朴な空間が広がっています。

ファーマーズマーケットFarmers Marketという名前から察せられるように、
もともと1934年の大恐慌の際、農民たちが野菜や果物を持ち寄って始めた市場でした。
今でも、ここ以外のあちこちで“Farmers Market”は開催されていて、
地元の人たちに安くて新鮮な野菜などを提供しています。
(ウチの近所は毎週火曜日だわ)

現在こちらのファーマーズマーケットは、生鮮食料品の他、銀細工や革製品、みやげもの、
ハンバーガーやドーナツ、サンドイッチに寿司、メキシカンフードなどの屋台と、
計200店以上が軒を並べ、観光客が大勢集まる大規模な“青空市場”になっています。
ファーマーズマーケット
 Farmers Market


6333 West 3rd. St.,
Los Angeles, CA90036

※ホームページ→こちら

中に一歩足を踏み入れるとすぐ、活気に満ちた市場の空気に圧倒されます。
なんか、アメ横を思い出しましたね。
こちら果物屋さん

店先で絞りたてのフレッシュジュースも売ってました。

他に、お肉屋さんや魚屋さんもありましたよ~
その場で食べられるように皿盛り状態のサラダやフルーツも売ってる。

こちらは、タバスコ専門店でしょうか?

ウインドウいっぱいに陳列された瓶に感心するやら呆れるやら

ドーナツ屋さんはここでも朝から大賑わい
こちらのサンドイッチ屋さんは長い行列ができてます。

狭い通路には簡単な椅子とテーブルが置かれていて、屋台で買ったものをその場で食べられる。
我々もパストラミサンドイッチをいただいてみました。

通常のファーマーズマーケットは昼過ぎには終了してしまうものですが、
こちらは観光スポットになってるので、夜までやってます。
市内観光のついでにフラッと立ち寄ってみるのも面白いかもしれませんよ!

ファーマーズマーケットの隣にはザ・グローブというショッピングモールがあります。
お洒落なアパレルショップやレストラン、映画館などがあって、地元の人で賑わってます。
ザ・グローブ
 The Grove


189 The Grove Dr.,
Los Angeles

※ホームページ→こちら

'30~'40年代のLAの街並みを再現したというお洒落な建物たち。

2階建や3階建ってのがアーバイン辺りとは違ってます。
(市街地だから狭いのよね

1950年代製のレトロなトロリーが走ってます。

ファーマーズマーケットまで繋がってるんですって。

噴水やおしゃれな街灯など、
ブラブラしてるだけで楽しい

こじんまりしたモールですが、晴れた日に買い物と雰囲気を楽しむにはなかなかGoodです。

フェアウェル・バルーンライド

2009-05-21 19:41:50 | お出かけ
以前、ウチの近所の自然公園予定地で気球体験をしました。(→前の記事
あの時点では“年内無料”と言ってたので、当時は慌てて訪れたのでしたが、
公園の建設工事が遅れているのかなんなのか、未だに無料で乗らせてくれます。

そこで、旦那さまの転勤でニューヨークに行ってしまうお友達の記念にと、
再度チャレンジして来ました。

お天気は上々。風も無く穏やかなで、正に気球日和です

前回と同様、受付で申込書兼同意書にサインしたら手続き完了。
搭乗券をもらって乗り場に急ぎます。
平日の昼間とあってか、待ち時間ほとんど無しで乗れちゃいましたよ
イチゴ畑が広がる
田舎町アーバイン

私達の組は10人弱と人数少なめ。
おかげで、場所を移動して写真を撮るのも、やりたい放題でした。
それぞれの家のある場所を探してはしゃいだり、
穏やかな風に吹かれながらこの地で過ごした日々に思いを馳せます。
アーバイン中心部方面

こちらは南の方

ここは軍の基地の跡地。
敷地内には滑走路などが残っています。

お天気が良いので
かなり高く上がりました。

こんな所にもちゃんと星条旗がはためいています。

15分ほどの空中散歩でしたが、彼女にも私達にもいい思い出が出来ました。
Yちゃん、ニューヨークに行っても元気で頑張ってね!
The Graet Park Balloon

・開催日:木金土日

※ホームページ→こちら

バラ園で癒しのティータイム

2009-05-17 21:28:50 | お出かけ
前々から何度も言ってますが、アメリカのお金持ちの規模はハンパじゃありません。
はっきり言って、日本人の想像の域を遥かに凌駕している。
個人の資産で美術館が開けちゃうって、有り得ないでしょう、普通?
ワシントンD.C.のスミソニアン博物館、ロサンゼルスのゲッティー・センター
そしてこのハンティントン・ライブラリー

L.A.ダウンタウンから北東約15kmに位置するパサデナPasadena。
古くから高級住宅地として開けたこの閑静な街の南のサン・マリノSan Marinoに、
広大な敷地を持つハンティントン・ライブラリーがあります。

正式名称はThe Huntington Library, Art Collections and Botanical Gardens
鉄道王にして不動産王だったヘンリー・ハンティントンの邸宅を開放したもので、
敷地内には、グーテンベルクの聖書など学術的にも貴重な書籍を保管した図書館
ルネッサンス期から20世紀のヨーロッパやアメリカの絵画や美術品を収めた美術館
そして207エーカー(約84ha)もの広さを持つ植物園があります。

とにかく広いので、じっくり見てたら一日で全てをまわるのは不可能でしょう。
庭園だけでも15のガーデンに分かれているし、
美術品や図書館も丹念に見ようと思ったら、何度も足を運ぶ必要があると思います。

ここは、所蔵品もさることながら、庭園の見事さで有名です。
特に見応えがあるのは、サボテンが群生するDesert Garden
ユーモラスなのやらや可愛らしいのやら、たくさんのサボテン達が出迎えてくれます。
注:住宅街の中にある
もと個人宅の敷地内です。

なんでこんなに広い・・・
サボテンってこんなにいろんな種類があるんだ~と驚くやら呆れるやら。
学校の先生と生徒達(笑)

このエリアはとにかく暑いんですけど、面白くって見ていて全然飽きません。
ちょうど花のシーズンだったので、一層見応えがありました。
時にグロテスクでさえあるサボテンに、こんな可憐な花が咲くのかと驚きの連続。
甘い香りに誘われてハチドリも現れました。


もう一つの見所は、静かで落ち着いた雰囲気のJapanese Garden
狛犬がお出迎え。

・・・神社じゃないんだけど。
錦鯉が泳ぐ池には太鼓橋。

くどいようですが、住宅街の中にある、もと個人宅の敷地内です。
広い・・・
手入れの行き届いた庭園は、日本人の目から見ても「天晴れ!」と言いたくなるほど
実に見事なもの。
古い日本家屋には時節柄鯉のぼりと兜が飾られていました。
枯山水まであるのには脱帽ですね。


そして1500種、4000株のバラが咲き誇るRose Garden
今まさに見頃といったところ。

ただバラのアーチの下を歩くだけでも心が華やぎますし、
色合いや形の異なるさまざまな品種の名前を確認するのも、また楽しい。
“Princess Michiko”という品種もあるらしいのですが、見つけられませんでした。
残念。。。

実はこのバラ園を臨むティールームでアフタヌーンティーが楽しめるんですよ~
完全予約制で、すごく人気があるので最低でも2週間前には予約した方がいいです!

この建物は1919年築で、ハンティントン氏はゲーミングハウスとして使っていたそうです。
中はこじんまりしてますが、100席くらいは有るでしょう。
更に奥にも、もう一つ同じくらいの広さの部屋がありました。
かつてこの部屋で富豪とその家族や友人達がカードやビリヤードに興じたのか。。。

席につくと、飲み物とスコーン2種がテーブルに運ばれてきます。
出来立てのスコーンはホカホカで、バターやクリームがよく合う♪
その他に、サンドイッチやプチケーキ、フルーツなどがバフェ形式で供されます。

お味の方は、、、総合的に評価してまずまずといった所ですね。
サンドイッチやサラダもクセがなくてよかったけど、
ケーキはアメリカンタイプなので日本人にはちょっとハードかな(苦笑)
プチケーキとフルーツは美味しかったですよ。
食べ切れなかったスコーンはお持ち帰りできます。

一人25ドルはちょっとお高めですが、スコーンは文句無く美味しかったし、
“窓の外に緑と花を愛でつつ、洒落たお屋敷でティータイム”ってのがポイントですから、
充分満足しました。
The Rose Garden
Tea Room and Café


※ホームページ→こちら

ちなみにティールームの隣のカフェは予約無しで利用できますので、
アフタヌーンティーでなくても、散策の途中でちゃんと一息いれられますからご安心を。

食後の腹ごなし(?)に、美術館と図書館も軽く見学しました。
美術館の展示品は、日本人に馴染みのある画家の作品というのは無かったですが、
いずれも趣味の良いものだと思いました。
“ピンキー”
“ブルーボーイ”

作者は異なりますが、画風やテーマが似ていてまるで一対のようです。

絵もさることながら、お屋敷の居間や図書室が当時の状態で見学できるのは面白い。
居間でしょうか。
贅沢な調度品の数々
書斎というより、既に図書館のようですね。

書棚の彫刻やタペストリーが見事です。

図書館の方にはグーテンベルクの聖書や、ガリレオやニュートンの著書があったりして、
所蔵品の学術的価値の高さが窺えます。
こちらはガリレオの著書。
内容は地動説かな・・・
この日は企画展が行われていました。
ハンティントン氏は相当な趣味人だったんだろうな~などと想像しながら見てました。

余談ですがここ、第一木曜日はなんと入場料無料なんですって!
ただし前もってチケットを買わなきゃいけないそうですが、
有閑マダムのティータイムには嬉しい情報じゃありませんか。

たまにはハイソな午後を過ごしたい気分の時、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
Huntington Library

1151 Oxford Road
San Marino, CA 91108
(626) 405-2100

※ホームページ→こちら

入場料:[ティールームとは別]
・大人$15(土日祝日は$20)
・学生$10

ミッション・イン・カリフォルニア

2009-05-16 18:01:18 | お出かけ
キリスト教徒が人口の大半を占めるというのに、アメリカ、特に西海岸には
美的鑑賞に値する、あるいは歴史的意義のある教会というのが意外に少ない。
そもそも国の歴史自体が浅いのだから歴史的建造物に乏しいのは止むを得ないとはいえ、
遺跡オタクには物足りないことは否めません。

ミッションMissionは、そんなカリフォルニアの数少ない史跡の一つといえます。

初めて「ミッションに行ったこと、ある?」と尋ねられた時、
「?なにか特殊任務に就いたことがあるかってこと??」と思ってしまったのは、
完全に映画『ミッション・インポッシブル(スパイ大作戦)』の影響ですね~

“mission”ていうのはもともと使節とか、伝道・布教活動という意味があります。
“カリフォルニアのミッション”というのは、かつてスペインの入植時代に、
カソリック教会がネイティブ・アメリカンへの布教活動のために送り込んだ
スペイン人宣教師達が建設したキリスト教の伝道所のこと。

宣教師ジュニペロ・セラは王命に従い、1769年から1823年の間に、
南はサンディエゴから北はサンフランシスコのソノマまで、21の伝道所を建てました。
アメリカ以前とはいえ、カリフォルニアの歴史を知る上で欠かせない要素の一つであり、
カリフォルニアの小学生達は、必ず夏休みの宿題でミッションの自由研究をするんだとか。

余談ですが、アメリカ人は自分達のルーツを学ぶことに非常に熱心です。
ワシントンDCやフィラデルフィアに行った時、親子連れが多いのにビックリしましたっけ。
あるお友達は、家族でDCを訪れるため、子供に学校を休ませたいと申し出たところ、
先生が「それは素晴らしい!是非行ってらっしゃい!」と仰ったそうですよ。

おっとっと、話が逸れました

オレンジ・カウンティには、1776年11月に建てられた7番目のミッション、
Mission San Juan Capistranoがあります。
アーバインからは車で30分もかからない所だから、半日ドライブコース。
気軽に訪れることができます。

フリーウェイI-5をOrtega HWYで下りてまっすぐに進むと、
右手に古い遺跡のような建物が見えてきます。
これがMission San Juan Capistranoです。
塀に沿ってサボテンが植えられていて、異国情緒を醸し出しています。

21のミッションを結ぶ道は
“王の道 El Camino Real”
と呼ばれ、今もカリフォルニアの各地(ミッション周辺)に残っています。
実はウチ(アーバイン)の近くにもあるんですよ~

入り口は意外に
こじんまりしてます。

中に入ってオーディオガイドを借り、左側の建物から奥に向かって見学していきます。
建物内は博物館になっていて、ネイティブ・アメリカンのもともとの暮らしぶりや、ミッション建設後の遺物や資料などが展示されています。
要所要所にオーディオガイドの説明を聞くスポットがあります。

ミサに使用した衣装や道具類も展示されています。
カソリックの装束だけに荘厳でゴージャス。


ここはカリフォルニア・ワインを醸造したところ。
カリフォルニア初のワイナリーは家内制手工業の様相?

ミッションはキリスト教の布教活動の拠点という側面だけでなく、
狩猟採集生活をしていたネイティブ・アメリカンに、土地の開墾を指導するなどして
“文明化”という役割も果たしました。
このミッションは19世紀初めには家畜3万頭を所有するほどの繁栄を享受したそうです。

建物の裏手にはハーブ園もありました。
手前のサークルは、ハーブなどを乾燥させる場所

ミッションについての基礎知識を学ぶ部屋もあります。
21箇所のミッションの場所が図示された地図
それぞれのミッションには固有のマークが決められています。
これがサン・ジュアン・カピストラーノのマーク

訪れた子供が拓本を採れるように、
クレヨンが置かれていました。

古い日干しれんがの建物は、どこかスペイン風で趣があります。

緑が深い奥庭は4ヘクタールもあるとか。
表の喧騒もここまでは届かず、鳥の声に癒されます。

奥庭の右側の建物は、1782年築のSerra Chapel
カリフォルニア・ミッションで現在も使用されている礼拝堂としては最古のものだそうです。
正面の壁いっぱいに、カソリック教会らしく絢爛豪華な祭壇があります。
この祭壇はわざわざスペインのバルセロナから運ばれたものなんですって。

礼拝堂の裏手には墓地、そして鐘楼を臨む小さな庭。
鐘楼には教会のシンボルともいえる鐘がかけられています。
この鐘は礼拝の刻を告げるだけでなく、食事や作業の合図にも用いられました。

礼拝堂の脇の建物は宣教師達の居住棟。
寝室や貯蔵庫、厨房など生活感があります。

居住棟を抜けて前庭に戻りました。
Great Stone Churchは1797年に建てられたもので、1812年の地震で崩れてしまいました。

鐘楼の外観

もともとこの鐘楼はGreat Stone Churchの一部でした。

小さい鐘は建造当時のものですが、大きな鐘は架け替えられたもの。
オリジナルは庭の隅に展示されています。

手入れの行き届いた広い庭には、南国らしい原色系の花が今を盛りと咲き競っています。
奥庭の緑とは対照的に、こちらの前庭はたくさんの花々で実に色彩豊か

絵心を刺激された画家達が絵筆を握る姿も見られました。

ここは“ミッションの宝石Jewel of the Missions”と言われているんです。
その美しさと豊かさに惹かれてでしょうか、
教会の石壁にいつの頃からかツバメが巣を作るようになり、
毎年3月19日“聖ヨセフの日”になると南から大挙押しかけるようになったそうです。
ここは世界的に有名な“ツバメの聖地”でもあるのです。
みやげ物屋には、ツバメをモチーフにしたものもたくさん見受けられます。

スペイン風とメキシコ風が絶妙に融合した、不思議な空間。
ここだけ歴史の狭間に取り残された観があって、
外とは時間の流れ方が違っているような気がしました。
Mission San Juan Capistrano
26801 Ortega HWY
San Juan Capistrano

※ホームページ→こちら

大人:9ドル
(オーディオガイドつき)
 ↑日本語はありません


ミッションの見学を終えたら、ちょうどランチによい頃合。
アムトラックの駅舎を利用したレストランがあるというので行ってみました。
踏み切りの脇に、教会のようにも見えるレンガ造りの建物があります。
ここが件のお店、Sarducci's

駅舎の景色が良いからとレストランに改造してしまったため、
実際の駅舎は、ホームの端に停められた列車を改造して利用しているという始末。
こういう感覚は
実にアメリカ的!

もと駅舎だけに、部屋の入り口に“待合室”や“荷物預り室”などの表示がありました。

お天気が良いのでテラス席はほぼ満席状態でした。
オーソドックスに、バーガーとサンドイッチでランチ。
お味はなかなかのもの
サンドイッチはボリューミィ

食事中、列車が到着しました。
乗客が乗り降りする様子がよく見えます。

暑いくらいの日差しに、噴水ではスズメが水浴びしてました。

天気の好い日のランチにはもってこいのお店です♪
Sarducci's

26701 Verdugo St.,
San Juan Capistrano

TEL:(949)493-9593

※ホームページ→こちら
(注:音が出ます!)


踏み切りの向こう側はHistric Districtになっています。
線路沿いのLos Riosという通りに、古い家が建ち並ぶ。
それらは一部ショップやレストランになっていて、こちらも趣があります。
女性好みのカフェThe Tea House on Los Rios→HP)ってのもありましたよ
次回トライしてみたいですな~

ミッションの周りには築200年という古い建物が残っていたり、
インディアン・ジュエリーを扱うお店などが並んでいて、
ちょっとエキゾチックな雰囲気です。
ふと日常を離れて異国情緒を味わいたい時に、お勧めのスポットです。