やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

新人君は まだ20歳

2018-06-25 19:48:48 | 今日のやれこら
“今日は 暑いぞ”

庭に出て 小雀を眺めていたんです


『やれこらさん 郵便です』

今日は 2台のバイクで 『バタバタバタ』
いつもの配達員さんと
 
研修中?= 配達順路 確認中か?

後をついて新人も やって来たんです

「ありがとう」 郵便物を受け取って
“何のお知らせかな?” ハガキに眼をやっていた時です

 
『ザッ ザッ ザッ ガタッ ゴトッ バタ バタ』 

異様な物音が 砂利を敷いた
わが家の駐車場の辺りから 聞こえてきたんです


“あっ! こりゃ 大変だ!!”

郵便バイクが倒れ 足が 地面とバイクの間に挟まり
足を抜こうと「もがいて」いる配達員さんが 見えたんです

「大丈夫ですか!」 

近寄ってみれば 研修中の配達員さんです

先輩配達員さんは「異変」に気付かず
カーブを曲がって 先に行ったようです

配達員さんの手からは 血が出ています
左足首が 「曲がって?」 バイクの下に挟まっています

激痛に 違いありませんが
新人配達員さんは 気丈に答えます

『ハイ 大丈夫です タイヤが砂利で滑って・・・
      すみません バイクを起こしてもらえます』

バイクを起こし 足を抜き

「氷持ってくるから ここへ座って・・・」

木陰に連れて行き 応急処置の「氷冷やし」
その間
新人君は 『すみません すみません』を繰り返し

その内 異変に気が付いた先輩も 戻って来て
どこかに連絡 上司らしき人もやって来て

『取り敢えず 病院に連れて行きますので
          バイクは 暫くこの駐車場に・・・』


「これくらいの事で へこたれるなよ
    君の人生は 長いぞぅ 爺さんは羨ましいぞぅ」

新人君は まだ20歳らしいんです

ps)夕方 診察を終えた新人君が バイクを取りにやって来て 
   『怪我は大したこと有りませんでした
           迷惑を掛けました ありがとうございました』