色彩塾

暮らしを楽しむためのカラーコーディネートのポイント。ブログ公開カラー講座!

『医療×カラー』の分野へ

2017-10-18 14:24:10 | 色彩塾
色彩塾です。

久しぶりのブログ。いつもサクッと
Facebookでアップするだけの時間と気持ちしかなくて、ブログまで辿り着けなかったのですが、今日は、少し真面目なお話。
長文です…



先週の日曜日に、日本抗加齢美容医療学会
で『これからの美容医療に必要なカラー …… 日本人の肌色分析とカラーの効果』という、テーマで登壇させて頂きました。
【前夜祭の様子は、長くなるので次回に】

ご縁は、私が以前書いた書籍 「使える色彩の教科書」 を会頭である皮膚科医の、野本真由美先生
に読んで頂いたこと。書店に大量に並ぶカラーの専門書から選んで下さったことが、先ず何より嬉しかった。

感想も含めて、5月にメールを頂いたことから始まりました。

野本先生は、漢方を美容医療に投入された第一人者。新潟で開業される傍ら、今春からは、銀座にも医院を開業され、毎週東京に診察にいらっしゃるという、パワフルな女性です。「オバジクリニック東京」は、アジアで初めてのオバジメソッドを使って治療する医院。
西洋医学と東洋医学をミックスさせた治療法でたくさんの書籍や講演をなさっている素晴らしい方でした。

カラーと医療を組み合わせて、もっと現場に活かしたいとのご依頼から、この度スタッフを引き連れてブースまで出させて頂きました。












皮膚科医のお仕事は、トラブルのある肌を綺麗に治療すること。

その後のメイクカラーの提案までは基本、医療機関の仕事ではなかったと思います。

しかし、綺麗になった肌に、似合わないファンデーション又、カラーコスメを塗ったらどうなるでしょうか。

減法混色により、肌はグレーに変色。

メイクをすることで、マイナス効果になってしまうのです。

日本人は、黄色人種。
基本的に黄みがかったオレンジ肌をしているはずなのですが、実はヘモグロビンとカロチンと毛細血管、メラニンの色素の混色なので、色素の偏りでオレンジの肌色は様々なオレンジに変化します。

そんな細やかな日本人の肌色を、黄色=オークルファンデーションとまとめることができません。

一見、黄色に見えても、実は深いところで赤みをたっぷり持っている肌であったり、ホルモンのバランスで黄色く見えてるだけの場合もある。

この度の講演は、日本にこだわるというテーマから、日本人の肌にこだわり、パーソナルカラーと明度の話をしっかり医療従事者の方々にお伝えしてきました。

これからの美容医療に必要だと思われる色の世界。
たくさんのご縁を頂きました。
少しずつご提案していきたいと思います。


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