サイヤ社長のブログ

福島県南相馬市で青果食品惣菜スーパー「Saiya」を経営しています。
新鮮な話題をお届け!

南相馬市から12月23日夜

2011-12-23 19:13:01 | 日記
『3兆円』

お昼からの続きの話。
今回の東北大震災で支払されたいろいろな保険金の総額だそうです。そのうちの2兆円が七七銀行に入金されたようです。
なんといっても東北一番の銀行です、七七銀行は海側に多く出店拡大してきた銀行だそうです、ですから七七銀行も20支店ほど被災したようです。ある85歳になるお婆さん、たった一人生き残ったそうです、家族はみな亡くなり入った保険金が8億だそうです、でもお金はいらないから家族を返して欲しいと言われたそうです。そんな方たちがきっと多くいることでしょう。
当たり前ですが、命はお金では買えません。
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南相馬市から12月23日お昼

2011-12-23 11:56:47 | 日記
『過疎地』

こんな話を聞きました。福島原発周辺の町、大熊、富岡、双葉、楢葉、は昔から平地の少ない土地で人が住めない土地という事で、相馬藩でも開墾できずに放置していたような地域だったようです、そんな土地に富山から浄土真宗などの移民団が移り、お坊さんたちの知恵で溜池を作り、わずかな低地を耕し開墾してきたようです、私も福島県に来た当時、県の役人の人に浜通りは福島のチベット地帯だと言われたことがありましたが、なるほどこういう事なのかなとガッテンしました。

それほど原発周辺の町は超過疎地だったようです、そこに日本初の原発の話が舞い込んでくれば、反対することなどこの周辺の人たちにとってはできないことのようでした、原発ができてからの町の状況は前とは全然違ってきて、今では福島県内でも所得の高い地域になっていたようですし、公共施設はどこも県内一ぐらいの物ばかりです。ただ弊害もあり、例えば飲食店やその他のお店や産業に勤める人がいない、どうしてかと言うと、原発の賃金が一日2万円もらえるので、他で時給700円ぐらいや安い賃金では働くのがばからしくなるから、原発関連以外の業種のお店などが育たない、増えない原因になっていたようです。働いていても、従業員の方が社長より威張っているとも聞きました、なにかあれば原発に行けるからとの気持ちがあるようです。

原発というものはある意味麻薬のようなもので人の健全な気持ちを惑わし、堕落させるようなものですね、放射能が出ていなくても、人を危険な状態にしてきたようです。原発関連産業しか地元で育っていないから、この地区では常磐高速道路建設は反対していたようです、他から来てほしくなかったようです。周辺の町で唯一原発反対を決議していたのは今南相馬市、以前の原町市だけだったようです。今、全国にある原発地域は福島と同じような事なんでしょうね、過疎地=原発 原発が無くなる過疎地はどうなるのでしょうか?日本国民にとって難しい選択が待っているように思えます。
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南相馬市から12月23日金朝

2011-12-23 05:26:03 | 日記
『原町中央青果市場』

昨日の朝の市場の出荷状況です。11月は野菜の値段が安くて農家の方たちもがっかりしていましたが、今月に入って少しずつ値が回復しつつありましたが、先週あたりから、高くなったら、野菜の出荷が増えてきました、畑には野菜がたくさんあるようです、当たり前の事ですが、安いと出てこなくて、高いと出てきます、これから年末にかけては、増えてくれなくては困りますから、やっぱり物がたくさんあることはなんだか安心します。昨年は9月ころから野菜は高値が続いていましたから、それは、この町の景気が良くなりつつあったわけで、サイヤでも9.10.11月は特に売上も好調でいい感じで年越ししていて3月のお彼岸を迎えようとしていたのに、震災でみんな吹っ飛びましが。




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