@「お金と権力」があれば、多くの成功者含め頂点に立つ人物は目的達成のため自分自ら手を下さない。このミステリーには「お金」絡みの強請から、「お金」でどんなヤバイ仕事でも請う輩まで、人は「お金と権力」には弱く、ましてや大金が絡めばその理由などどうでもいいのだ。「ドン」になればなるほど最後の最後までシラを通し、周りに犠牲者が増えるのだ。
『1ドル銀貨の遺言』レーレンス・ブロック
「概要」たれ込み屋のスピナーが殺された。その二ヵ月ほど前、彼はスカダーに一通の封書を託していた―自分が死んだら開封してほしいと言って。そこに記されていたのは彼が三人の人間をゆすっていたこと、そしてその中の誰かに命を狙われていたことだった。ニューヨークを舞台に感傷的な筆で描く人気ハードボイルド。
ー三人の人間に会い、感触を得た後、次に出てくる時を待つことになる。殺人を依頼した人間は更に証拠隠滅を図るために深入りし最後を終えようとする。スカダーはその相手の出方を見極め真犯人を割り出そうとした。だが、事件が事件を呼んでしまう羽目になる。

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