『折れた腕の前に』
折れた腕の前に雪かきシャベルがあっても、役に立たない。有用なものであるが使い手の不備により無用のものになっている。
矛盾の間に潜む軋みの感覚、A(雪かきシャベル)とB(使用者)の間に効用が生じない。意味あるものが無意味に転落する。無常感の揺らぎ、空白あるいは沈黙…例えようのない断絶、この不思議な空気感がデュシャンの意図である。
ちなみにこの雪かきシャベルの取っ手、中心にあるべきものが右寄りについている。これでは均等に力が入らないばかりか、破損は時間の問題のように思われる。(接続箇所も単に接着しただけに見える)
不備の累積によって、不可能は領域を広げる。ただ、一方がゼロの場合(例えば折れた腕)は何をもってしても不都合かもしれない。
(写真は『DUCHAMP』TASCHENより)
まるで奈良のだいぶつさまにさんけいするみんなの絵のやうだとおもひました。別当がこんどは、革鞭を二三べん、ひゆうぱちつ、ひゆう、ぱちつと鳴らしました。
☆汝(あなた)の霊(魂)の介(仲立ち)をする逸(隠れた)糧(物事を養い育て支えるのに必要なもの)である。
蔑(見下すこと/差別)との闘いを書く。
弁(明らかに知る)のは、慈(いつくしみ))の太陽の命(言いつけ)である。
というのは、あなたがバルナバスの家の娘どものためにフリーダを置いてけぼりにしてしまったとき、フリーダは、ひどくしょげこんでしまいました。あなたを失ったからというより、あなたに裏切られたからです。
☆バルナバス(北極星/死の入口付近)の作り話のために彼女はひどく失意に陥りました。あなたを失ったというよりあなたの背信にです。