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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

バードウオッチング。

2014-03-30 06:49:26 | 博物館講座
 YRP野比駅からバスに乗り、光の丘5で集合。

 まず水辺で、マガモ・カルガモを観察。
「三浦半島は海に囲まれているので、鳶(トビ)を日常的によく見かけますが、他の地域ではそんなことはありません」(そういえばアメリカから来た研究者が、珍しがって空ばかり見上げていたという話を以前聞いている)
 
「あれはイソシギの鳴き声ですね」「あれはキジの鳴き声です」「ホトトギスも啼いていますね」
 声はすれども姿は見えず、当方丸っきりの無知ゆえ、ただ呆然と(フンフン)と分かった振りで後ろからのそのそ付いて行くばかり。
 わたしのような不届きな者を連れて歩く先生方がむしろお気の毒なので目立たないように後ろの方を歩き、折角の解説も遠く聞えたり聞こえなかったりという不真面目さ。ぺちゃくちゃおしゃべりをしていたら、「鳥の声が聞こえません」と叱責を受ける始末、重ね重ね申し訳なくひたすら恐縮。

 でも、何でも参加するものだな、と思う光景にも出会った!人家の庭先にいたコゲラ、何と車のガラスに写った自分の姿を何回も攻撃、突っついている。鳥ながら、(おかしいな、おかしいな、あのものは何者ぞ)と、嘴でガラスに写った自分を突っついている。至近にかなり多くの人の眼が集中しているのに我を忘れての行為。ばっちりカメラに収めたわたし、にっこり。

 メジロ、ムクドリ、スズメ、ハシボソガラス、ハクセキレイなどお馴染みの鳥はもちろん、キセキレイ、アオジも確認できたしツグミも長く観察できて、やっと、バードウオッチングの入り口に立てた気分。

 稲森先生、萩原先生、ありがとうございました。

*昨日「去年は3月中旬には目撃したツバメをすでに下旬なのにまだ見ません」といったら「もう来ていますよ、米が浜あたりでは飛んでいます」と言われた。ところが今朝、聞えました。あの懐かしいツバメのさえずり、心和んで戸を開けたら外は雨・・・春雨が春の嵐になりませんように!

『ポラーノの広場』282。

2014-03-30 06:37:52 | 宮沢賢治
  一、ヤークシャ山頂火山弾運搬費用見積の件

 一はイツと読んで、逸。
 山頂はサン・チョウと読んで、Sun(太陽)、聴。
 火山弾はカ・ザン・ダンと読んで、化、Sun、談。
 運搬はウン・ハンと読んで、薀、半。
 費用はヒ・ヨウと読んで、秘、要。
 見積はゲン・セキと読んで、現、析。
 件はケンと読んで、験。


☆逸(隠れている)太陽に聴(注意深く聞く)。
 化(形、性質を変えて別のものになる)の太陽の談(はなし)は薀(奥義)である。
 半(二つに分けた一方)には秘(秘密)の要が現われる。
 析(わけて)験(調べる)。

『城』1578。

2014-03-30 06:22:18 | カフカ覚書
「なんだと!」と、Kは叫んだ。「あのことをまだ伝えてなかったのか。あくる日に城へ行ったのじゃなかったのか」
「ええ、なにしろ、うちの父親は、年をとっておりましてね。これは、あなたもごらんくださったとおもいますが、それに、あいにくあのときは仕事がたくさんあって、父親の手つだいをやらなくちゃならなかったのです。でも、近いうちにまた城へ行くつもりをしていますから」


☆「どうして!」と、Kは叫んだ。、まだ十分ではなかったのか。「小舟の集会は終末へむかったのではなかったのか」「ええ」「過去の宿命でしてね、あなたもごらんになったとおもいますが、死の現場不在証明という噂がありまして、それを手つだう必然があったのです。まもなく先祖の汚点により再び終末へ行くことになるでしょう」