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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

刺し子はわたしの憧れ。

2010-12-02 07:16:07 | 日常
アートテラーさんのブログを観たら「刺し子」・・・。わたしも四十年この方刺し子には憧れ続けてきたけれど、これは大変な労力が要って、生半の根性では作り上げることが出来ない。

 ジーンズの端切れをパッチワークして模様を刺したのは三十代前半、手薄のころ(仕事は二八・・・二月と八月は仕事がない)に、指がはれ上がるほどの力をこめて作業に取り組んだけれど仕上がったものは波打ち・・・失笑もの。

 確かに布は丈夫、硬くなる。
 けれど、それを「美」に至るまで昇華させるのは容易ではない。
 青森の刺し子・・・実用と美を兼ね備えた愛情溢れる作品・・・思っただけでも胸がいっぱいになってしまう。

 余裕のある時、比較的簡単に出来る刺し子の布巾を作っている。(何かのときのお礼)と思っているけれど、長男には不評を買ってしまった。
「あんなもの人に差し上げるのは失礼だから」と、撥ね付けられ、バックに用意したそれらは差し出すことなく持ち帰ったことがある。

《姪の結婚にもそれを縫い溜めて贈るつもりでいるけど・・・》

「こんなにいいもの貰っていいの」と、言ってくれた人もいた。近所で子供相手の駄菓子屋さんを趣味で開いていたこともあるその人は、何らかの事情で遠くに転居してしまった。分かり合える人が突然いなくなるのは寂しい。

 義姉の刺し子の布巾は素晴らしいもので、引き出しの中に大切に仕舞っている。
 時々出しては、眺め、努力の人である姉の人柄に感服している。

森を守る陰の力。

2010-12-02 06:52:12 | 三浦半島
 六国峠から金沢自然公園、氷取沢市民の森、いっしん堂広場、瀬上市民の森と歩いた晩秋、小春日和の昨日。
 歌の一つも出るくらいの楽しい道行。

 なんで?
 どこを歩いても道がきれい。チリ一つ落ちていないし、草も刈られてる。信じがたいほどの人の労力の上にこの道の清清しさが漂っている。
 これだけの距離、これだけの山中を手入れするにはよほどの人数と、日ごろからの配慮が必要。

「八景はすべて能見堂から云うなり」とあるほどの名所。
 地域の方々の陰徳あってのこの景色、温暖さゆえに紅葉には届かないけれど、照る山紅葉は心安らぐ美しい光景として道行くわたしたちを和ませてくれた。
 
 歩き通せるかしらの危惧もどこへやら、美しい山道がわたしを歩かせてくれた昨日の「歩こう会」、仲間にも景色にもひたすら感謝、感謝!

『城』312。

2010-12-02 06:30:14 | カフカ覚書
昼間歩いたときは、城は、すぐにもいきつけそうなところに見えていたではないか。バルナバスは、城の使者だから、きっといちばん近道を知っているにちがいない。

 昼間/Tag・・・集会、会議。
 城/Schloss→Schuss/終末。
 使者/Bote→Boot/小舟。
 近い/Kures→KZ(Konzentrationlager/強制収容所(特にナチの)
 
☆集会では、終末(本当の死)はすぐにも行きつけそうなところに見えていたではないか。
 この小舟はきっと強制収容所への道を知っているにちがいない。