[2]KTXで釜山駅に行く
KTXには日本語のアナウンスもあり、車内のモニターには日本語の画面表示もあった。
KTX29号はソウル-光明-天安牙山-大田-東大邱-蔚山-釜山と停車する。最速で釜山に着く列車のはずである。KTXは停車駅も行き先も経由地もいろいろあって、ソウル発釜山行でも速い列車から時間がかかる列車まであるので注意しなければならない。東海道山陽新幹線に比べて圧倒的に複雑である。
スムーズに発車した。静かで揺れも少ない。
車内のモニターは、韓国語-英語-中国語簡体字-日本語と表示が切り替わる。光明駅に着いた時の日本語表記は「クァンミョン」と韓国語読みをカタカナで記述している。ここは漢字で「光明」と書いてもらった方が読みやすい。
光明あたりまではまわりがずっと街だったが、この先はだんだん田舎になっていった。
大田に着いた。ソウル都市圏には韓国全人口の過半数が住んでいるので、地方都市は小さいのかと思っていたが、大田駅のまわりは高層ビルが立ち並ぶ大都市だった。
KTXのトイレは古い感じだった。男子トイレと女子トイレの2つが通路を挟んで配置されている。ペダルが2つあり、便器側のペダルを踏むと便器内に水が流れ、手洗い側のペダルを踏むと手を洗う水が出た。
各停車駅で乗客が入れ替わりながら、約2時間半走り、やっと釜山駅に着いた。定刻通りだった。静かで揺れも少なかった。
ホームに降りた。大きいスーツケースを引いた人がたくさん車両から出てきた。
ホームからエスカレーターで2階のコンコースに出た。ここでも改札はないので、そのまま出口の方に歩いた。エスカレーターで1階に降りて、1番出口の方に進んだ。途中に飲食店が並んでいる。
1番出口を出て左側を見ると、今夜泊まる東横イン釜山駅1があった。
- 到着 -