ストロベリーフィールズ。
10代から20代のV系フリークでこのバンドを知っている人がいたら、
僕は素直に尊敬します(汗)
30代~は、知ってなきゃいけないバンドの一つだろう。
(デランジェ、J-Nファンなら誰でも知っているんだけど)
メンバーの紹介はもはや必要ないだろう。
福井さんとレジーナ、SEISHIROとSHU-KEN。
豪華メンバーで、華やかな4人組だった。
(詳しくはこちらを参照!)
そんなストロベリーの代表作であり、名刺代わりとなったのが、
二枚目の音源であり、彼らを一躍有名にしたCharme(1990)だ。
この作品は、ストロベリーの「初期衝動」をつかむ上でも重要であり、
また、作品の完成度やコンセプト性なんかも垣間見えて、
ストロベリーフィールズというバンドの全体をつかむ上で
聴くべきマストアイテムである。
今、改めて聴いてもホント全体のバランスがよい。
かなりデランジェチックなインストの01.KALEIDOSCOPE。
この曲は今聴いてもホントカッコイイし、B-Tやデランジェの流れを
もろに受けたSEであった。
02.のTELEGRAPH BOYSはBOOWY~B-Tの流れをくむ
王道ビートロック~ダーク系の一曲。サビのポップがたまらない。
ギターの入れ方もホント今井さん♪って感じでありました。
03.のLOVES♯9は、僕が中学生の頃に最も聴いた曲の一つ。
ストロベリーフィールズが他のバンドに変えがたいポップさが
この曲に示されていると思う。デラでもJ-Nでもないストロベリーらしさが
ぎゅっとつまった初期ストロベリーの超傑作曲。
異国感溢れるinternationalサウンドの原型もチラリと見れたり。
01-03まではホント当時のインディーズシーンの影響をばりばり受けている。
04.のMEDITATION LOVER、訳すと「瞑想 恋人」・・・
文法的にありえないタイトルだな(汗)
この曲はメロディー的にはかなり卓越しているが、
歌詞的には・・・ 意味不明すぎる。
「紅く咲き乱れるカトレアに埋もれ 何故死んだのか」
って言われても・・・(汗)
そして、ストロベリーの歴史の中でももっとも激しい曲が、
05.のFLAME OF REFERENCEだ。
最初のツーバストコトコ(ドコドコじゃない!)がなんかチャーミング。
BAD IMAGEって連呼するところが一番の聴きどころかしら?!
06.は彼らの異国情緒溢れるサウンドの基盤となったDANCERAMA。
ま、BUCK-TICKの「悪の華」に影響を受けたって感じの一曲だ。
後期のストロベリーはこの曲の発展形が多い気がするなぁ。
ギターの入れ方はバリバリ今井さんだな。ドラム音が綺麗♪
07.は彼らのポップ~スピードを代表するPATHETIC PIERROT。
この曲、ライブでよくノッたなぁ~ 個人的に超好きな曲。
BOOWY~初期B-Tのようなはじけたポップロック感がたまらない~☆
あるいはホコ天ブーム時代のビートロック系。ギターソロが素敵♪
最後はしっとりとしたナンバーのCharmeの午後。
こういう16分の曲って最近のバンドやらないよなぁ~・・・
最後の最後はかなり壮大な感じになるんだな。
改めて聴きなおしてみると、
やっぱ完成度の高いバンドだったなぁと再認識。
福井さんの甘い声もやっぱり魅力的だった。
Kyoのような野性味溢れる声ではないが、
どこか憂いと希望を感じさせるアンビバレントなボーカリストだった。
ストロベリーフィールズのライブはかなり行ったなぁ。
チケットが比較的取りやすかったっていうのもあるんだけど、
でも、最後までいつも楽しめていたし、興奮していた。
デランジェやジキルが偉大な父だとすれば、
ストロベリーフィールズは壮大な母って感じだったかな。
復活したら、間違いなくライブに行きます(*^・^*)