K-POP好きのみなさん!
韓国料理・朝鮮料理好きのみなさん!
そして、「平壌冷麺」に興味のあるみなさん!
凄い情報をゲットしました!!
2021年2月22日、千葉の富士見本通りに凄いコリアンレストランが登場したんですって!
その名も、
KOREAN DINING Honey Beast
コリアンダイニング ハニービースト
であります!!
(場所的には、「一風堂」の近くです!)
こちらのお店は、人気のK-POPの音楽を大音量で楽しみながら、コリアン料理を存分に楽しめるお店です。この日は「BTS」のサウンドが大音量で流れていました。(僕的にはSEVENTEENがよかったなぁ…)
朝鮮半島の歴史や文化に興味がある人には、絶対的なおススメのお店であります!
…
思想とかイデオロギーとか政治レジームとかは少し置いておいて、(既にこのブログで書いてますが)僕はいつか「北朝鮮に行きたい」と強く思っています。
その最大の理由は、「平壌の冷麺を食べ歩きたい」というフリーク的願望であります。これまで世界の各地で、「北朝鮮の冷麺は破格的に美味しい」という口コミを得てきました。実際に北朝鮮に行ったドイツの知人も「平壌の冷麺は本当に美味しかった」と言っていました。
Noodle Freak(麺マニア)としては、やはり平壌の冷麺を食べないことには死にきれないといいますか。心の奥底から湧き上がる「知的好奇心」を抑えきれないと言いますか。そういう感じなのです。(ジョン・デューイはこう言っています。「永遠に重要である唯一の自由は知性の自由であり、すなわち、本来的に価値が備わっている目的のために観察や判断がなされる自由である」(『経験と教育』)、と。想像上であれこれ判断するのではなく、実際に現地に行って観察して味わって判断したいんです)
また、2017年に、ドイツのハンブルクで「Jin Dal Lae」(閉店)という北朝鮮レストランに行き、そこで本場の「平壌冷麺」を食べて、僕自身が死ぬほど感動したこともあります。
>2017年8月の【Jin Dal Lae@Hamburg】の実食レポはこちら!
このお店との出会いがとても大きいかなと思いますが、それ以降、「いつか平壌の冷麺を食べて、レポがしたい」と強く思い続けています。
…とはいえ、そう簡単に行ける国ではありません。日本との国交もありません。(*ただし、世界で見ると、北朝鮮は164か国との国交があるそうです。詳しくはこちら)
で、色々聞いていくと、日本人でも「北朝鮮に行ったことがある」という人は実は多いんです。実際に行った人たちに教えてもらったのが、「JSツアーズ」という北朝鮮専門の旅行代理店でした。そのJSツアーズのツイートで、このお店の存在を知りました。
千葉にあるハニービーストに再び来店
— 北朝鮮旅行専門JSツアーズ (@toursJs) March 1, 2021
個人的にここの冷麺は日本で一番美味しいと思った。
平壌冷麺に一番近いと思いましたね。
シェフの包丁がシブすぎる!
会長にお願いしてファンミーティングはここで宴会をやってほしいですね。#ハニービースト #サムギョプサル#冷麺 #韓国料理 pic.twitter.com/Rygo3ssguI
このツイートを読んだとき、思わず震えあがりましたね。
JSツアーズの「中の人」が「日本で一番美味しい」と思った冷麺で、「平壌冷麺に一番近い」と言わせしめる冷麺、しかも、千葉にできた新店…
そんなこんなで、僕も早速、韓国料理好きの(韓国語もできる)幼馴染のT君とこのお店に向かいました。
空前の大ブームの「K-POP」を全面に打ち出した先鋭的な店内になっています。
もう、ここは日本国内にある「異空間」と申しましょうか。
オシャレでクールでスタイリッシュでダンサブルなお店になっています。カラフルな照明がなんとも妖艶で、神秘的な空間を綺麗に演出しています。
K-POP好きと思われる若いお姉さんから、韓国料理好きのおじさま方まで、幅広い層のお客さんがところ狭しと集まっていました。わりと広々としていますが、テーブル席のみで6テーブルしかないので、理想的には電話等で予約をしておくといいかもしれません。早くも人気店になっているように感じました。
…
では、メニューを見ていきましょう!
基本的には、「韓国風の焼肉料理」が色々揃っていますね。
お初なので、上位二つのおススメメニューを食べたいと思います。
インスタ映え的には「UFOチキン」が凄いらしいです。(こちらは是非次回に💓)
韓国のトレンド料理がこのお店の看板メニューというところかな!?
そして、KOREAを感じる様々な料理がずらりと並びます。
キムチ系各種があり、チヂミも二種ありますね。
「焼き」じゃなくて「茹で」の「ポッサム」もあります(これも是非次回!)
そして、サラダ、ご飯ものと続いて、、、
麺、ありました!
これこれ!!!
JSツアーズの「中の人」が大絶賛の「冷麺」!!
更に、「ビビン麺」もあったので、こちらも食べなければ…と。
さあ、いったいどんな冷麺が出てくるのでしょう!?!?
ジャジャーン!!!
こちらが、「超問題作!?」の
冷麺(800円)
です!!
スープも麺もかなりかなり本格的なこだわりの冷麺です。
キムチ、きゅうり、茹で卵、胡麻etcが入っています。
からし(マスタード)も付いていました。
zoom up!
スープは当然ながら「冷え冷え」です💛
スープのダシは「牛骨スープ」+「魚介ダシ」のWスープになっているとのこと。
そこに、酸味も加わり、「牛」「魚介」「酸味」が合わさったあっさりすっきりスープになっています。印象的には、酸味が結構強くて、牛や魚介の味わいはそれほど強く感じられないかな!?、という感じでしたかね。
感覚的には、わりと王道のストレートな本格冷麺、と言ったところでしょうか。変に「日本風」にアレンジしていないところが好印象でした。きっと「そのまま」のオリジナルな冷麺を再現しているのでは?と推測しました。
で、今回の最大のミッションであるこの麺!!!
もう、この色からして、只者じゃないのが分かります。
本場Koreaの冷麺には、そば粉だけでなく、「トトリ(どんぐり)」が使われているんですよね。
そんな本格的なKorean noodleを韓国から輸入しているのがこちらの麺なんだとか。
この麺は、ちょっと…、本当にこれまでにあまり食べたことのない麺だ…
日本に流通している麺とは、食感も味ものど越し感も全然違いますね。
食べ終わる頃には、あっさり清湯スープが真っ赤に染まります。
キムチがスープに混ざって、いい感じで濁るんですね。
味玉ではないですが、茹で卵が半分入っていて、スープと一緒に食べると「まいう~」でした。
あと、(下で紹介する)サムギョプサルも入れて食べると、めくるめく世界へと誘われます💓
…
そして、次に食べますのが、、、
ジャーン!
ビビン麺(1000円)
です!!
デフォの状態、デジカメで撮るのを忘れたので、スマホ画像を…(;;)
ちょっとテンションが上がり過ぎて、平常心を失っていたっぽいです…💦
で、こちらが上の冷麺と同じ「麺」であります。
いや~、やっぱりいい色をしているなぁ~~、と。
こちらは、ビビン(混ぜ)とあって、スープOFF系の辛いまぜそば風になっていました。(ビビンバも、そもそも「ビビン(混ぜ)」「パブ(飯)」ですからね。ビビン麺だと「まぜ麺」ってことになるんですよね)
コチュジャンたっぷりの刺激的なビビン麺であります🔥
冷麺と同じ冷たい麺を、数種類の野菜とコチュジャンタレを混ぜ混ぜして、食べます。
まぜ麺は混ぜれば混ぜるほどウマい!が鉄則であります(from広島)!
歯ごたえ抜群の麺と刺激的なタレとシャキシャキっとした野菜がmixされて、もう「やめられないとまらない状態」に突入していきます。上の「冷麺」よりも味的に強烈で、刺激的で、デランジェ(淫らな誘惑)感がありますね。
…
うん、王道にしてストレートな「冷麺」に、ハードで過激で刺激的な「ビビン麺」、これはどちらも甲乙つけがたい魅惑的なコリアンヌードル二種!って感じでありました。
でも、やっぱり「麺マニア」としては、その麺をダイレクトに感じられる冷麺の方がおススメかなぁ…、と。ただ、辛いのが好きな人は迷うことなく「ビビン麺」でありましょう!
続きまして、、、
こちらのメインの本格コリアン料理を頂きます!
コリアン料理と言えば、なんといっても「サムギョプサル」ですよね。
サムギョプサル(삼겹살)は、삼(三)겹(層)살(肉)で、アルファベット表記だと「Samgyeopsal」となります。中文だとそのまま「三層肉」となります。
意味的には「豚の三枚肉(ばら肉)の焼肉料理」ということになりますが、そこから「焼肉料理全般」の総称となっているようですね(詳しくはこちら)。ただ、韓国でも90年代に広まった料理らしく、そんなに古くからあるものではないんだとか…。
そんなサムギョプサルですが、ここでは…
ジャジャーン!!
本当の本当の炭火焼きであります!!
これでサムギョプサルを食べるんですねー(n*´ω`*n) この上に、鉄板が置かれます。
Honey Beastの鉄板には、メインの鉄板のわきに三つの細長い部分があり、そこに三種のオードブル的な料理が作られていきます。
その一つが、この韓国風?の玉子焼き?!です。これがめっちゃ美味しかった!
玉子焼きに、カリカリのトーストに、もやし炒め。
これは、サムギョプサルセットを注文すると、付いてくるっぽいです。こんなの見たことがない…
さすがは超最新?のコリアンレストラン!!
まずは、「エビサムギョプサル」(ハーフ、980円)!
豚バラ肉で包んだ海老ですよー、海老!
ぷりぷりの海老と豚バラ肉の<禁断のカップリング>です。
エビマヨみたいに、マヨソースをつけてパクっと食べていきます。
もう、これが「至上の美味しさ」で、ひっくり返りました(苦笑)。
エビマヨ好きの僕としては、もうこれはダメ…、これは反則!!
美味しすぎて、ビールがあっという間になくなってしまいました(!?)
続いて、イチオシメニューの「サムギョプサル」です!!
こちらが「三枚肉=豚バラ肉」ですね。
いや~、もう、こりゃ、、、(;^ω^)
鉄板の上でお肉をジュージューっと焼いていきます。
基本的に胡椒をふりかけただけのお肉なので、味は後で色々加えていきます。
一際印象的なのが、ニンニク(油?)です。
このニンニクと一緒にお肉を食べていくのかな??
炭火で焼くサムギョプサル、とってもいい匂いが立ち上がってきます。
いいなぁ~、匂いも音もヴィジュアルも、、、
ニンニクの方もどんどん熱せられていき、ぐつぐつと沸き立ち始めています。
もう、このニンニクとサムギョプサルのゴールデンコンビが最高でありました。
ホント、これは一度食べていただきたい絶品サムギョプサルですね。
…
と、十分に「コリアングルメ」を満喫した後、店主さんといっぱい語ることができました。
店主さんは僕と同じ世代で、そのご両親も蘇我の「鉄板焼三代目」というお店を営んでいるとのことでした。
韓国のこと、北朝鮮のこと、朝鮮半島と日本のことなど、いろんな話を聴かせてもらい、とにかく「知らないことだらけ」で、食べに来ただけなのに、ものすごく勉強をさせてもらった感じになりました。
JSツアーズのツイートにも出ていた包丁も見せていただきました。
北朝鮮の「建国の父」の名が刻まれた包丁です。
とても貴重な包丁だと思われます。
(ただし、こちらのお店は、新しい時代のコリアンレストランであり、北朝鮮料理を売りにしているお店ではありません。誤解なさらぬよう、お願いいたします)
…
で、店主さんと語り合う中で、僕がハンブルクで食べた冷麺の話をして、画像を見せたんです。そうしたら、この画像から何かインスピレーションを受けたのか、「ちょっと待っていてください」と言って、厨房に戻っていきました。
それから十数分後、、、
ジャジャーン!!!
なんとなんと、僕のブログの平壌冷麺の画像からインスパイアされた冷麺が出てきたのです!!
ひゃー!!!! なんていう展開…(;^ω^)、、、
しかもしかも、「釜山スタイルのスープ」とのミクスチャーバージョン!!
平壌と釜山の冷麺のミクスチャー系創作冷麺
が今ここに登場したんです!!
もう、この「急展開」についていけない枯れた45歳の中年のkei…(;'∀')
まさにこの瞬間に新たに生まれた<新冷麺(仮>。
ちょっと、これは、、、
まだ少し凍った状態の攻撃的なスープに、あの韓国製の麺が入ります。
メニューの「冷麺」よりも、やや攻撃的な味になっている気がしました。これもまた、「釜山スタイル」のスープゆえの味わいなのでしょう。味的には、酸味がわりとキリッと効いたタイプのすっきり味でありました。
そして、僕がハンブルクで出会った「冷面」とそっくりのヴィジュアル。
錦糸卵とキムチが山のように盛られた豪快な冷麺になっています。
この大量のキムチと錦糸卵の味がスープに反映され、どんどん味が変化していくのも面白いですね。
…
こちらの冷麺も、今後、注文可能になりそうなので、気になる人は是非、お店の人にこの冷麺の画像を見せて、注文してみてください。「平壌」と「釜山」の調理技術が入り込んだ<ニュータイプの冷麺>になっていると思います!
いや~、まさか、こんな展開になるとは、、、(;^ω^)、、、
***
というわけで、、、
今年2月22日にオープンしたばかりの「ハニービースト」の初レポをお届けいたしました。
店主さんはラーメンもお好きなようで、今後ラーメンも考えたいとおっしゃっていました。そう来なくっちゃ!!
K-POP好きな人や韓国好きの人、あと(ほとんどいないと思いますが)平壌に関心のある人は是非、こちらのハニービーストに行ってみてください!!
僕もまた近々行きたいと思います💓💓💓
店内にこんなのがありました💛
分かる人には分かりますよね!?☝
…