千葉の天台の老舗ラーメン店というと、多くの人が「進来軒」を挙げると思います。
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/d3a0f957d6ffdd39c98be440e4d41c2a
が、僕はこちらの「い志い食堂」を挙げたいと思います。
詳しくはこちら。
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/55657bd556fd010170197718b59eed28
進来軒の天台での創業は1968年。今年が2013年なので、創業45年なんですね。それに対して、こちらのい志い食堂の創業は1960年。創業53年になるんです。ということは、「千葉のラーメン店」としては、こちらのい志い食堂の方が古い、ということになります。
また、進来軒が、日本で(現時点で)最も古いと考えられている来来軒の味を引き継いでいるのに対し、こちらのい志い食堂は、老舗店ながらも、現代人にとってもパンチのある個性的でパワフルなラーメンを提供しています。味として見ると、こちらのい志い食堂の方がジャンクで、千葉らしい強いラーメンになっています。それに、進来軒が来来軒発の昔ながらの東京ラーメンならば、こちらは神保町のさぶちゃんに通じる生姜味のラーメンなんですよね。
さて、メニュー。
今回は、普通のラーメンに回帰します。ここのラーメンの味をもう一度ゼロから味わおうと思いまして。それに、ワンタンメンも。
このラーメンを改めて味わって、確信しました。
「千葉を誇る究極の名店の味だ!」、と。
生姜の味が強く効いた鶏豚スープの豊かな一杯です。今回改めて、このお店のスープの完成度に驚くばかりでした。決して古くないんです。「レトロ系」と言うには惜しすぎます。レトロ系じゃなくて、今の「極上中華そば」なんだな、と。
それに、こちらの麺もまた、実はとても素晴らしいものだと改めて気付きました。
今回、店主さんとお話させてもらったのですが、麺へのこだわりも強くおもちでした。「うちのラーメンには、細くてコシの強い麺が合うんだ」、と。50年以上、ラーメンを提供し続けてきた老舗ラーメン店の自信と誇りを感じました。
トッピングは上の画像をみて分かる通りです。ラーメンのトッピングといえばこれ!というものがしっかりと乗せられています。
ここまで完成度が高く、かつ個性的な味わいのラーメンって、そうそうないと思います。さぶちゃんに似ている、と僕は書いてきましたが、さぶちゃんともやはり違う。他で食べることのできない味、になっていると思いました。さぶちゃんとこちらのい志い食堂の味を食べ比べてみるのも面白いかもしれません。
こちらが、ワンタンメンです。ワンタンについてはよく分からないので、画像のみで失礼します(苦笑)。
いや、本当に、ワンタンって分からないんですよ。餃子と一緒。というか、餃子以上に分からない…汗。
こちらが、い志い食堂自慢の麺です。
この麺、本当に印象的です。細くて、コシがあって、やや固めで、食べてる感があります。
***
千葉の中では、進来軒よりも古いお店が、こちらの「い志い食堂」です。
千葉にも、老舗の名店というのが確かにあるんです。名店ゆえに、お客さんもたくさん来ています。こちらのお店はラーメン以外のメニューもかなり揃っておりまして、ラーメン以外の料理を注文するお客さんも多いです。
でも、自分的には、どこからどう考えても、素晴らしい究極の中華そばであるこちらのラーメンこそ、食べるべき一杯だと信じています。