お待たせいたしました!(誰が待ってたんだ?!苦笑)
【なにわラーメン巡り】の続編、
京都ラーメン巡り篇
をお届けいたします!
上の画像の中に、ラーメン店が写っているんです。分かりますか?!
***
大阪のラーメン店は、(今回、改めて)「面白さ」や「アホさ」や「ド派手さ」をアピールしたお店が多い気がします。
もともとはそんなことはなかったと思うけど、この10年くらいで、なんかそういうお店がどっと増えた気がします。(あ、でも、20年前も「月光仮面」っていう変なお店があったか…)
それに対して、京都のラーメンって、どちらかというと、「分かりにくさ」や「自己主張のなさ(無)」や「隠れ潜んでいる感じ」のお店が多い気がします。要は、ひねくれているっていう感じ?! 己の存在をあまり主張しない感じ?!
…
そんな「京都っぽさ」を思い切り、限界まで突き詰めたようなお店が出現したんです。
出現したといっても、既に有名実力店として認知されているお店の系列店ですが…
そのお店の名は、
すがり
であります!!
(もう、あれから10年か…😢)
でも、この10年前に行ったすがりとは別の「すがり」です。
どうやら2021年5月8日に、新たな場所でオープンしたみたいなんです。
和醸良麺すがりが10年前にレポした「すがり」ですね。
で、今回訪問したのは、右上の「すがり」であります。
…
しかし、この新しい「すがり」、とんでもなくとんでもなかったんです。
ご覧ください。
一応、位置情報としては、この古民家=【京町家】の場所が「すがり」っぽいんですけど…
ここ、暖簾も看板も張り紙もメニュー表もなーんにも出てないんです。
何も知らなければ、これ、絶対に100%、ラーメン店(というかお店)とは認知されないですよ。
これまでも「一見さんお断り」というお店はありましたが、このお店の場合、もう外観だけで「一見さん来ず!」って感じですよね。ふらっとこのお店に入るお客さんは「ゼロ」と言えるでしょう。
でも、驚くのは、この外観だけじゃないんです。
中に入ると、もう京都の歴史ある古民家そのもの。ドキドキします😻
二つ目の扉を開くと、広い待合室みたいなところがあり、その奥に券売機?がありました。
券売機はあるけれど、人はだ~れもいない、、、💦
「いらっしゃいませ」の声もないし、そもそも誰も本当にいないんです。
で、券売機のボタンを押すと、、、
こんな画面が出てきました。
この瞬間、このお店が「すがり」だった、と初めて分かりました(苦笑)
しかし、誰もいないので、何がおススメかを聴くことができないんです💦
更に、「お買い物をはじめる」のボタンを押すと、
でてきた、、、!?!?
手元にある『ラーメンWalker関西』の記事を参考にしながら、
今回は、「鶏燻製らーめん」(1100円)を頂くことにしました。
ここに「燻製鶏もも肉」って書いてあります。
…もつらーめんも美味しそう…(;´∀`)
あと、「味玉」(150円)も付けまして…。
つけ麺も色々あるみたいですね。
嗚呼、こっちも食べてみたい。
更に、カレーつけ麺なんぞもあったりします。
いや~、こりゃ、また来なきゃいけないぞ、、、(;^ω^)
更に、一品ものもあります。
ここの「もつ別皿」(200円)が美味しいらしいです。
というか、すがりって、もつが売りのラーメン店だったよな…、と。
丼モノもあります。(なんで、ここだけ文字だけ?!?!)
今回は(連食予定なので)ミニ丼は我慢我慢…。
…
しかし、この券売機、お金を入れる場所がないんです。
ふと、横を見ると、、、
ええ?! キャッシュレスで、カードonly?!
カードがない人はここで食べることができない?!?!
外観も分かりにくければ、注文も普通じゃない…💦
ここに、クレジットカードを入れると、支払いができました。
(しかし、クレジットカードを持っていない人はどうすりゃいいんだ?!)
…
なんとかかんとか、食券を購入したのはいいのですが、、、
いったいどこに行けばいいんだ?!…
階段があるので、恐る恐る二階に上がっていくと、、、
…
広々とした店内がようやく出現しました。
とてもながいカウンター席が広がり、空間的な美を感じる厨房の全体も見えました。
ようやくここで、「ラーメン店っぽさ」が出てきました\(^o^)/
こんなに入るのが大変なラーメン店って、他にないですよ、、、
(僕はもともとがんこラーメン大好き人間なので、多少のことなら驚きませんが、一条さんでさえビックリしそうなお店の作りになっていました)
こんなおしゃれなカウンター席に座り、ラーメンの到来を待ちます。
ちなみに、お昼の時間帯なのに、先客ゼロ…。お客さんは僕だけ…。
長い長いカウンター席に、座っているのは僕一人だけ…😨
そりゃ、これだけ「難易度」が高けりゃ、なかなか人は集まらないだろうなぁ…と。
行列や人混みが大嫌いな僕的には、とってもありがたいことでありますが…。
この二階からの眺めも最高でしたよ。
「ああ、今、僕は京都にいるんだなぁ…」ってしみじみ思いました。
こんな素敵な風景を見ながら、ラーメンを食べるんだ…Σ(・□・;)
この景色をぼんやりながめつつ、、、
…
やって来ました!!
!?!?!
ええええ?!?!?!
なんだ、この登場の仕方は?!?!
しかも、少し自分のテーブルから少し離れたところに置かれているんです。
更に、ここにもつ別皿と味玉が添えられまして…
ジャジャーン!!!
こちらが、「燻製」をコンセプトにしました、
燻製鶏らーめん
+もつ別皿(+お茶)
です!!
いや~、さすがは京都の知る人ぞ知る名店であります。
洗練された器に、洗練されたヴィジュアル…
うっとりしますね。
京都でも一際目立った存在のすがりですからね。
もう、このらーめんを見ているだけで、うっとりさせられます。
大きなネギに、キャベツも入ってる?!?!
チャーシューはなくて、燻製の鶏もも肉が二つ入ってる?!
凄い、ホントに凄いぞ、すがり!!
zoom up!
スープを飲むと、、、
「おおお、これは、00年代を席巻した濃厚動物魚介系スープだ…」
ってなりました。
スープ自体に「燻製」の風味が広がっているかと思ったら、そうではありませんでした。
とても飲みやすく、とろとろっとしつつも、そんなに重さを感じない大人の味わい。
関西テイストの濃厚系鶏魚介スープという感じ?!?
(でも、この味…、鶏だけじゃなくて、豚も使っているんじゃないかな?!(;´∀`))
そこに、燻製の鶏肉がゴロゴロっと入っているわけですね。
燻製の鶏肉、これが美味しくないわけがないですよね👆
この鶏肉と一緒にスープを飲むと、たしかに「燻製スープ」の味わいになる!!
燻製鶏もも肉に、燻製スープ。まさに燻製らーめん。
もっともっと「燻製」のレベルを上げてくれると、もっとテンションが上がるかも?!
ドイツには「燻製ビール」というのがありますが、めっちゃ燻製ですからね。
麺はこんな感じです。
洗練されたスタイリッシュな中華麺ですね✨
これはもしかして、京都のあの「麺屋棣鄂」の麺?!?!
あるいは、それに近い「自家製麺」?!?
なんとなく、麺にも「京都っぽさ」を感じるようになってきたかな?!
ま、日々、千葉でも棣鄂の麺を食べてますからね\(^o^)/
そして、静かに僕が感動したのが、この長くカットされたネギ!
こういう豪快にカットされたネギがラーメンに入るというのも、なかなかいいですね~。
ただ、その分、スープに刻みネギが入らないので、寂しさもあるかも!?
味玉は、こんな感じです。
基本的に味玉って、ヒビが入っていたら、出さないお店も多いですが、、、
ここのは、「わざと」切れ込みを入れているのかな??
そのヒビの部分をうまく使って、二つに割ると、、、
こんな感じで、まさにエルドラードな黄身の状態になっていました。
これは、もう美味しくないわけがない。黄金色の黄身がもう「まいうー」で。
でも、お店の人に聞くと、たまたま割れていただけなんですって、…💦
深読みし過ぎてしまいました。
…
それと、ここに来たら是非食べたいのが、
こちらの「もつ」です!!
ぷりっぷりで香ばしくてしょっぱさ全開のもつ。
むっちゃ美味しかったです!!もつ、最高です!!✨
あまりにも美味しくて、一瞬で消えてしまいました…。
これなら、あと三皿くらい注文すべきだった…(苦笑)
***
というわけで、、、
恐らく日本で一番「入りにくさ」を売りにしたコンセプチュアルな「すがり」のレポをお届けいたしました。
いや~、最後の最後まで凄かったですね~…。
とってもいいお店でした。
一つだけ言うなれば、「燻製コンセプト」でいくなら、もっと燻製を徹底して欲しかったかな。
燻製の風味をもっともっと強めて「燻製ラーメン」という新たなジャンルの創造に向かってほしかったというか。(なかなか難しいとは思いますが、、、)
もつは超絶美味しかったです\(^o^)/
>こちらのサイトでここのラーメンやつけ麺等を通販で購入することができます!
あと、このお店では、お水ではなく美味しいお茶が飲めるんです。
このお茶がすごく美味しくて、感動しましたね~。
…
そして、食べ終わって、来た通りに帰ろうとしましたところ、、、
お店の人に、お出口は反対になりま~す!って言われまして、、、
「え?!?!…」と。
このお店、入り口から出口までONE WAY(一方通行)みたいなんです。
なんだか、もうすげ~な~としか、、、(;´∀`)
この(京町家には似合わない)洋風の螺旋階段を下りていきます。
この階段、ちょっと(だいぶ)怖いです…(-_-;)
高所恐怖症の僕には、ホントヤバかったですね💦
一階に降りると、そこは、まさかの「日本庭園」Σ( ̄ロ ̄lll)…
なんだ、このラーメン店は、、、
こんなラーメン店、他にあるか?!?!…と。
ちなみに、こちらがお店のトイレになります。
これ、教えてもらわないと、ここがトイレだって絶対に分からない…
すごく面白いなぁ、、、(n*´ω`*n)
非日常の世界から、再び日常の世界へ…
そんな通路を抜けていくと、最初に入った券売機の場所に戻ります。
そして、入り口とは異なる出口専用のドアから外に出ます。
ホントにここはまさに「非日常エンタメ系のラーメン店」と言ってよいでしょう!
ここは、「味」を楽しむのと同時に、「経験」を買う場所なんだなぁと思いましたね。
…
今回は「燻製」ということで、、、
こんなのもあるんですね!! これは欲しい…
これは、もらえたらすごく嬉しい!!(n*´ω`*n)
これも、プレゼントにはすごくいいかも!?!?
むむむ!?!