「自家製麺伊藤」に続いて、向かったのが、、、
こちらのお店です。
なかなかレトロで風情のあるお店です。
その名も、
お食事処ふきや
であります!!
こちらのお店は、ラーメン店ではなくて、
稲庭干饂飩(いなにわほしうどん)の専門店、
つまり、、、
稲庭うどんのお店
なんです!!\(^o^)/
稲庭うどん、一度食べたかったんです。
きっかけは、魂麺@本八幡の限定麺だったかな。
魂麺の限定「稲庭中華そば」を食べて、感動したことがきっかけでした。
それ以降、「いつか、本場の稲庭うどんを食べてみたい」、と。
(いわゆる食通の人たちはみんな稲庭うどん、食べてますよね…涙)
角館は、稲庭うどんの「聖地」ではなさそうですが、、、
でも、角館にも、稲庭うどんを出すお店はいっぱいあります。
その中で、現地で最も評判がよいのが、こちらのお店でした。
聴きまくりました(苦笑)
日本語表記の他に、イマドキらしく「英語表記」もしっかりと。
warmな稲庭うどんに、coldな稲庭うどん。
その他、色々とありますねー。
メニュー表です。
なになに? 「七代佐藤養助」!?
どうも、佐藤養助というのは、稲庭うどんの名ブランドみたいです。
なんとも、創業155年なんだとか、、、(;´・ω・)
つまり、佐藤養助氏の製法によるうどんこそ、本来の稲庭うどん、ということ?!
とすれば、この佐藤氏のうどんに触れることこそ、稲庭うどんに触れるということ!?
恐らく、「諸説」があるとは思いますが、、、(;´・ω・)
いずれにしても、この角館でこの佐藤氏のうどんが食べられるのは、ここだけ!
まぁ、まずは、「稲庭冷しうどん」かな、と。
しょうゆとごまだれと二色だれがありますね。
まぁ、基本はしょうゆでしょう、、、(と判断)。
うどんの麺については、佐藤氏のうどんでばっちり。
で、おつゆ(スープ)は、こちらのお店のオリジナルらしいです。
このおつゆ(スープ)が、角館ではとても評判なんだとか、、、
わくわくしてきますねー!!
なになに!?
「稲庭うどんは、西の横綱・讃岐うどんに対し、東の横綱といわれている」
ですって!!
日本の麺文化を代表するうどんの「日本代表」ってことですね。
いったいどんなうどんなんでしょう??
ジャジャーン!!!
来ました!!!
遂に、初対面の「稲庭うどん」!!\(^o^)/
なんと、官能的でセクシーで美しい麺なんでしょう!!
これ、乾麺らしいんですけど、とてもつやつやで煌めいています、、、
こういう綺麗な盛り方、ラーメン界でも広まっていますよね。
つけ麵の人気店なんかでは、こういう盛り付け方を真似しています。
まさに、「麺が主役」といえる美しいうどんです。
ちなみに、稲庭うどんは全国12大うどんの中で二番目に細いんだそうです。
一番細いうどんは、「白石湯麺」らしいです。
(いつか、この白石湯麺も食べに行きたいなぁ…)
さて。
この麺が、すこぶる旨かった!!
僕は、いわゆる普通の「太いうどん」が苦手、というか、好きじゃない。
ぶよぶよしていて、ふにゃっとしていて、美味しいと思えない。
でも、ここのうどんは全然違う!!!Σ(゚д゚lll)
するするっとしていて、のど越しもよくて、コシもしっかりある。
僕がこれまで食べてきた「うどん」って何だったんだろう??
僕の「うどん嫌い」は、巷に出回る劣悪な粗悪うどんによるものだったのか。
この稲庭うどんのうどん麺なら、いくらでも食べられるし、幸せを感じる。
この衝撃たるや、、、
(そうなると、本場讃岐のうどんもしっかり食べなければ…となる)
スーパーなどで売っているあのぶよぶよ・ふにゃふにゃ麺はいったい何なんだ!?…
おつゆも破格的に美味しかった、、、
昆布と煮干を使った和風のおつゆで、いわゆる「うまみ」が炸裂していました。
こういうお出汁感たっぷりのおつゆで、この官能的なうどんをするするっと食べる。
これ以上の幸せってあるんだろうか、、、と。
稲庭うどんをまず食べていれば、僕もうどん嫌いにはならなかったんだろうな。
あと、付け合わせで、秋田名物の「いぶりがっこ」も食べられました。
燻った干し大根のお漬物で、薫製フェチとしてはたまらないお漬物でした。
「がっこ」とは、秋田の言葉で、お漬物のこと。
秋田に来たら、もう迷わずに「いぶりがっこ」でしょう☆
あまりにもここの稲庭うどんが美味しすぎて、、、
更に、こんなメニュー表を見つけようものならば、、、
「限定20食」ですって、、、(;´・ω・)
これを食べずに去るわけには、、、
というわけで、、、
ジャジャーン!!!
来ました!!
「ふきや」の限定、「稲庭冷やかけうどん」です!!
これ、つまりは、「冷しラーメン」ならぬ、「冷しうどん」ってことでしょ!?
冷やしラーメンマニアとしては、こちらも食べておきたかった!!
うどんの美味しさはもう既に「確証済み」。
でも、こうやって、冷やしラーメンみたいにして食べるとまた違う印象に。
ぶっちゃけ、上の稲庭冷しうどんのおつゆの方が美味しかったかな(苦笑)
こちらは、すっきりさっぱりタイプで、ダシの旨み感がなくて、そこまでじゃなかった。
これで、スープのお出汁感があって、かつお節やら煮干しの旨みが炸裂していたら、
きっと僕はここで泣いていただろうなぁ、、、( ノД`)
でも、ふきや自慢のだし巻き玉子が食べられてよかった!
このだし巻き玉子、たしかにイチオシしているだけあって、旨みたっぷりでした。
また、さっぱりタイプなんだけど、揚げ玉が入っているので、徐々にファットになります。
なめこもしっかり入っていて、具的には大満足だったかな!?
わさびが途中から効いてきて、ツーンとするおつゆに変貌しました。
つるつるしこしこで、官能的でセクシーで、艶やかで色気のある麺。
これは、やはり人生で一度は食べておきたいうどんだなぁ、と思いました。
ラーメンの麺よりも、繊細で、どこか「はかない」感じがしました。
ラーメンの麺はやっぱりかん水の影響もあってか、歯ごたえが強いというか…。
やっぱり、独特の強い弾力性をもっていて、食べ手に迫ってきます。
それに対して、稲庭うどんは、とてもセンシティブで、デリケートで、ソフトな感じでした。
「おっしゃ、働くぞ!」という時には、ラーメンの麺の方がいいけど、
「ああ、我が人生とは…」と悩む時には、稲庭うどんの方がいい、みたいな!?
そんな感じでした。
とりあえず、角館で一番美味しい稲庭うどんは?という質問の回答として、
「お食事処ふきや」がその候補に挙げられそうです。
ただ、営業時間も昼のみみたいですので、ご注意を!!
人生初の「稲庭うどん」、満喫しましたー!!\(^o^)/