日本にいると、1週間以上ラーメンを食べないことはまずない。
2,3日食べない日が続くことはあるが、1週間というのはまずない。
海外に行っても、今の時代だとだいたいどこでもラーメンは食べられる。
でも、ラーメン王国日本の人気店に並ぶお店はほとんどない。
海外でラーメンを食べることはあっても、
日本のラーメンを凌駕するお店は(今のところ)ないと思う。
なので、海外から戻ってくると、日本のラーメンがひとしお美味しく感じる。
帰国後一杯目に食べるラーメンは、「感動」を生むのである。
そんな「一杯目」に、まんぼぉのラーメンを食べた。
今のまんぼぉは、基本のラーメンのみで十分勝負できるレベルにいる。
醤油と塩の二種類が基本メニューだが、どちらも実に奥深い。
開店当初とは比べ物にならないくらいにレベルが上がっていて、
この界隈では圧倒的な存在感をかもし出している。
醤油ラーメンは、あっさりしていながら、強烈なパンチをもつ。
どこかが突出しているラーメンではないが、
バランスやパンチで、濃厚ラーメンとは違うインパクトを与えるのだ。
そのパンチのもとになっているのが、油であると思う。
かつてのまんぼぉになかったパンチが油によって補われている。
「淡麗」をうたいながらも、スープは決して淡くはない。
むしろ、どこまでもシャープなキレを出している。
麺も改良された後は、食べ応え満点となっていて、
質・量どちらも納得の麺なのだ。
チャーシューもホント完成度が高くて、
一枚だととても寂しく感じる。チャーシューメンにしたいくらいだ。
また、限定メニューも毎回とんでもないハイクオリティーで、
今月限定の坦々麺は超濃厚でいて、食べやすいオリジナルの麺料理であった。
まんぼぉの可能性はまだまだ広がりそうな勢いがたしかにある。
その勢いを反映してか、お客さんも途切れることなくやってきていた。
客層のレンジの広さもここの強みになっていると思う。
もちろん性別の垣根もすっかり越えていて、
女性のお客さんが多いのも、ここの強みとなっている。
もうすぐ三周年となるが、まだまだまんぼぉの戦いは続くのだ!