ひとつ前の記事に書きましたが、5年ぶりに学生を連れてドイツに行ってきます。
コロナ・パンデミックが起こった2020年以来、僕自身初となるドイツです。
2023年暮れに学会でニュージーランドには行きましたが、ドイツはコロナ後初です。
なので、僕自身、めっちゃ緊張しています…(;'∀')
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25日は朝早くに家を出て、品川経由で羽田空港に向かいました。
かつては成田からドイツ行きの便っていっぱい出てたのですが、、、
このところはずっと羽田からの出発になりますね…。
成田ならもっと近くて便利なのに…(今回行く学生の一人は成田の子で、なんか悲しくなります)
そんなこんなで、羽田空港第3ターミナルに到着しました。
羽田空港第三ターミナルはこんな感じです。
とても広い空間が広がっていますが、成田空港に比べると、ちょっと質素かな?
なんか、まだ開発途上…っていう感じのシンプルさがあります。
国際線ターミナルとあって、外国人がい~っぱいいました。
日本人よりも外国人の方が多かったような気もします。
でも、今日からは、僕らの方が「外国人」になるんですよね。
外国人になるという経験をするのも、海外の旅での学びになります👆
いよいよ、出発です。
出発ゲート(Deartures)は、国内線と同じで、手荷物検査を受けます。
その後、すぐに出国審査~出国手続きですが、ずいぶんと簡素になりましたね。
パスポートをスキャンして、顔写真を撮られて、そして簡素な審査?を受けます。
審査といっても、パスポートを見せるだけです(それすら要らなかったかも?)。
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初海外の学生たちなので、免税店めぐりも楽しいだろうなと思いまして。
いつもより少し早めに出国審査を終えました。
(僕も初海外の時、「免税店だー!」っていって、感動?したのを覚えています)
搭乗ゲートのナンバーを確認して、そのまま「解散~!」。
3人と別れて、僕が向かったのは、、、
5年前にも来た、この場所です!!
5年前とほぼほぼ変わってません。
そう、ここに来たかったんです。
海外旅行に行く人しか食べられない幻のお店(苦笑)、
六厘舎
です!
まぁ、六厘舎なので、別の場所で食べられる味ですけど、、、
でも、この六厘舎には、海外に行く人しか食べられないんです!
ドイツに旅立つ前に食べる、最後の一杯!
味玉辛つけ麺
であります!
5年ぶりに食べるこの羽田空港の六厘舎、変わらずに美味しかったです。
いわゆる「濃厚豚骨魚介系つけ麺」の王者たる味わい。
この味が世に広まって、「濃厚豚骨魚介味」が一般に定着しました。
この六厘舎の味があって、そして、とみ田が大ブレイクして、、、
この味が今や「世界」で知られる味になったっていうのもなんかエモいというか…
空港なので、こんな感じで食べていきます。
お隣にも「うどん専門店」があって、なかなかよさそうでした。
ここ腹ごしらえして、感動に浸っていたら、あっという間に搭乗時間に。
今は、スマホのアプリで「搭乗が開始しました」という案内もすぐ届くんですよね。
急いで、搭乗ゲートに向かいました。
今回はこの4人で、約2週間、ドイツ~オーストリアをめぐってきます。
これまでいっぱいの学生を連れて、ドイツに行ってきましたが、、、
こんなに少人数の「修養の旅」は初めてです。。。
どうなることやら、、、?!?!
(僕はとにかく不機嫌になって怒らないこと!!(;´Д`)!)
いよいよ、飛行機に乗り込みます。
聴くと、3人とも国内線の飛行機には乗ったことがあるってことで、、、
でも、いきなりドイツ人らの歓迎で、驚いたんじゃないかな?!
今回は、LufthansaとANAの共同運航便で、Lufthansaの飛行機でのフライトになります。
僕的にも、Lufthansaの飛行機は久々なので、わくわくしますね~。
ドイツ行きの飛行機は25分くらい遅れての離陸となりました。
羽田空港って、もうどこも渋滞渋滞で大変なんですよね、、、
今回のフライトは、ロシア上空が飛べないので、アラスカ経由となります。
アラスカ経由のドイツ行きって、人生初でちょっと面白いかも?!
日本からシベリア方面に飛んでいき、アラスカ上空を超えて、グリーンランドを経て、ヨーロッパに向かいます。
アテンダントさんに聞くと、「ウクライナ戦争が終わっても、長い経済制裁の影響で、数年はロシア上空は飛べないだろう」とのことでした。
2020年の頃は、当たり前に飛べていた「ロシア上空」ですが、、、
今はうんと迂回しないと、ヨーロッパ方面に行けないんですね…😿(今、ロシア上空を飛行できるのは、中国の飛行機会社とあと、ロシアと関係の深い幾つかの国のみなんですって…)
はい、お楽しみのお時間です!!
前菜(パストラミ・プロシュート・ポテトサラダ)があって、玉子と大葉の巻き寿司があって…。
で、今回はなんとなんと「ドイツ風かつ丼」?!?!が頂けました!
(なお、国際線の機内食って、だいたい「和食」と「洋食」の2タイプがあって、もう1つは「鶏もも肉蒸し煮、シャスールソース、マッシュポテト」、でした。外国の人はこっちをみんな頼んでいましたね👆)
で、かつ丼ですが、、、
これ、日本のかつ丼じゃない!!(笑)
すごく不思議なかつ丼で、わざわざヨーロッパの人に合わせてこういう味にしたのか、あるいは、ヨーロッパのシェフが頑張ってかつ丼をつくったか、そのどちらかでありましょう。日本人に合わせて作っていないかつ丼、面白いです!
学生たちもみんなこの「かつ丼」を食べていました。
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食べ終わったら、お次は「映画のお時間」です!
今回、僕が見て、入り込んだのが、
SAYURI
という2005年の映画でした。
こんな映画、やってたんだ?! 知らんかった、、、
この映画は、「さゆり」という芸者(GEISHA)さんの人生を振り返る、という映画で、田舎の港町で生まれた少女がトップクラスの芸者になっていく「教養小説風」の映画でもありました。鬼滅の刃の遊郭編と似た感じの設定になっているかな?(芸者目線の回顧録なのが面白かったです)
決して語られることのない裏の歴史、それをさゆりという一人の芸者の目線で語っているのがすごく印象的でした。
まぁ、ハリウッド的な商業主義の匂いはしますが、日本の「芸者」について学ぶきっかけにもなるかな?!っていう映画で、最後、僕は見入ってしまいました。
そんなこんなで、シベリア上空を通り、グリーンランドを通り、、、
ヨーロッパ大陸が近づいてきました。
ロシアを迂回する14時間の長いフライト、、、
ドイツに到着する2時間くらい前に、夕食(軽食)が出てきました。
こちらも二種用意されていて、この日はなんと「チャーハン」があったんです。
機内食のチャーハン?!?!?!
しかも、ベジタリアンチャーハンってことで、迷うことなくこれにしました。
このチャーハンもまた、日本人向けの味じゃない!!!ってなりました。
でも、しょっぱさがあって、とても食べ応えのある軽食でしたね。
こんないっぱいぎっしりとお米が詰まったチャーハン、なかなか見ないかも?!
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そしてそして、、、
ドイツ到着です!!
5年ぶりとなるドイツ・フランクフルトに!!
学生たちも14時間、ホントに頑張りました!!
今回、学生3人みんなバラバラの席で、どうなることかと思いましたが、、、
まぁ、でも、ゆっくり休めてよかったんじゃないかな?!?
3人とも、ドイツに来てから「ドイツ語勉強しなきゃ!」って言っていて、「そうだよな、そんなもんだよな~」って思う自分がいました。
語学って、結局は使う場面が来ない限り、そんなに真面目にやらないし、そのモチベーションも出ないから…。
まぁ、旅をしながら、ドイツ語力をアップしていってくれ~~って感じで。
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入国審査もわりとあっさり終わりました。
日本人にはとっても甘いドイツの空港、、、?!
でも、前に一人本当に大変な子がいたなぁ、、、入国審査で引っかかっちゃって、、、(その後、はぐれて、大変だったんだ、、、💦)
で、フランクフルト空港から、駅ホームに向かい、Sバーン(市内電車)に乗って、15分くらいでフランクフルト中央駅に到着しました!!
学生たちも、「うわー、ハリーポッターの世界そのまんまだー」って言ってました。
そうか、そう見えるのか、、、
ここまで来ると、日本人らしき人はもうほとんどいません。
本当に海外に来たんだ~っていう3人でした。
フランクフルト中央駅で撮った写真です。
この駅って、ホント昔から変わってないなぁって思います。
1998年、僕が初めてドイツに来て、降り立ったのもこの場所でした。
あれから27年後に、こうして学生とここに立っているなんて、夢にも思わなかっただろうな。
22歳だった僕も今じゃ、49歳に。
で、49歳になって、当時の僕と同じくらいの若者を連れて、ドイツに来ているんだから。
面白いもんです。
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ホテルはこの中央駅のすぐ近くとのところにある四つ星ホテル。
このホテルがまたすごく良くて、、、
超老舗の古いホテルですが、中は綺麗で快適です。
チェックインして、ホテルに荷物を置いたら、、、
僕はすぐに「ラーメン研究者モード」に切り替えて、いざラーメン研究へ!(笑)
フランクフルトのラーメン実地研究です✨
今回、どうしても絶対に行きたいお店がありました。
そのお店は、フランクフルト中央駅から歩いて6分くらいのところにある、
Sorihashiya
というお店です。
漢字だと「反橋や」になるみたいですね。
ここに、なんと!!!
出国前に食べた「濃厚豚骨魚介」のラーメンがあったんです!
ラーメン好きの人がみんな注文するっていう、
Gyokai Ramen(14.70€)です。
こちらが、SorihashiyaのGyokai Ramenです!
このラーメン、むっちゃくちゃ美味しかったんです。
濃厚豚骨魚介ラーメンですが、この味、この質、日本で通用する味わいだったんです。
「つ、つ、ついにここまで美味しいラーメンが出るようになったか…」、と。
しかも、ここのラーメン、麺もスープも自家製で、本当にここで作っているんです。
ちらっと厨房の中を見せていただきましたが、本当にスープも麺もここで作っていました。
すげー、、、、
まぁ、詳しくはまた後ほど、ラーメン記事として熱く書きたいと思います。(自家製麺がめっちゃ美味しかった。東北っぽいぼそぼそっとした麺で!!)
お店の前はこんな感じです。
なんか、「THE海外!」っていうストリートですね。
美味しいラーメンを食べて、またこういう世界に来られて、幸せを感じました。
フランクフルト中央駅です。
「ほんとにまたフランクフルトに来たんだ~」って感じました。
この日は、14時間のフライトの疲れもあったので、そのままホテルに戻りました。
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ホテルに着いたら、シャワーを浴びて、すぐに寝ちゃいました。
で、起きたら26日の朝4時っていうね、、、
そのおかげで、このブログの記事をゆっくり書くことができました。