6月に続いて、7月も元教え子の結婚式にお呼ばれしました。
僕の教育目標はいつも「教え子の結婚式に呼んでもらえること」です(笑)。
結婚式に呼んでもらえる先生を目指す、というのは、とても難しいんです。
とんでもなく頑張らないと、結婚式に呼んでもらえることはないんです。
「個を大事にする教育」の最終目標が、この「結婚式に呼んでもらえること」だと(勝手に)思っています。
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今回は、2014年に卒業したKさんの結婚式に呼ばれました。
Kさんは、(今思えば)一番研究も教育も頑張っていた頃の教え子で、それこそ、「赤ちゃんポスト研究」を本格的にやっていた頃の学生でした。軽音部+ドイツ語クラブ+第四土曜日の会に参加してくれて、それこそ、学生時代にみっちり僕と一緒に学び合った「仲間」でした。
彼女は、今、日本でも話題になっている『内密出産』の元になっている「匿名出産」をドイツで初めて提唱したマリア・ガイス=ヴィットマンさんとも直接会って、学生代表で挨拶した学生でした。
そんなこんなで、卒業後も色々と会ったり話したりしていました。
出会って11年の月日が流れ、遂にご結婚、となったわけです。
しかも、その結婚相手というのが、またすごい人でした。
その相手の男性は、もともと児童福祉の世界にいた人で、今は「カレー職人」としての道を歩んでいる人だったのです。教育や福祉の世界からラーメン店主になる人を応援してきましたが、今度は「カレー店主」…。まだ店舗は持っていませんが、それ以上の夢を目指して、今はキッチンカーで経験を積んでいるところなんです。
なので、今回の結婚式も、披露宴で、彼のカレーが披露されることになっているんです。
カレーが楽しみな結婚式なんて、人生初だ、、、😂
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場所は、木更津駅から徒歩で7分くらいのところにある、
エルシオンKISARAZU
という会場でした。
Elysionは、ギリシャ神話に出てくる「楽園」「幸福者の島」という意味ですね。
そう、ここは、人生で最もめでたい若きカップルが永遠の愛を誓う場所。
そのカップルにおいて、最も幸せな時間を過ごす楽園…。
(当然、その先には、その先の多難な世界が待ち受けているわけですが…)
港のすぐ近くとあって、入口には船の模型が展示されていました。
目の前は本当に海(東京湾)ですからね。
僕も一年前、東京の港から船に乗って、24時間かけて小笠原に行きました。
その時も、遠くに木更津~君津の港がかすかに見えました。
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挙式を終えて、いざ、披露宴会場へ。
このブログでは、なんか「結婚式グルメ」もずっと続けていて、、、
しかも、その閲覧数も少なくなくて…(人気コンテンツなんです!)
このエルシオンKISARAZUの豪華コース料理を紹介いたします!
なお、この日は新婦側の代表としてスピーチもしっかりさせていただきました🎵
(僕は原則、スピーチありの招待のみ、受け付けております💓)
結婚式のスピーチが日本一うまい先生を目指しているので!!(なんや、それ?!💦)
で、そのスピーチを終えたら、コース料理スタート!!
このエルシオンでは、持ち帰りを前提とした高級なお箸が用意されています。
このお箸は、食後にウェットティッシュでふいて、家に持ち帰ることができるんです。
まず、このことに驚きました(いい意味で!)
エコはホントに大事です!
まずは、【オードブル】!
ベーコンチーズテリーヌ
天使の海老クリーミーソース
スモークサーモンジェノベーゼ
合鴨のスモーク仕立て
です!
このエルシオンのお料理は、見た目こそエレガントですが、、、
味わいは、すごくキャッチ―というか、ポップというか、分かりやすい味になっています。
お高くとまった「高級フレンチ」というより、「ポップなフレンチ」って感じ?!
僕はこういう分かりやすいお料理が大好きなので、テンションが上がります✨
海老とサーモンと合鴨が食べられる喜びたるや…😂
続いて、【スープ】
コンソメスープ
祝い紅白のロワイヤルと順才を入れて
来ました来ました。
僕が大好きな「コンソメスープ」!!✨
こちらのコンソメスープも、やっぱりポップでキャッチ―な味わいでした。
ガチの本格フレンチ風というより、僕らがほっと安心できるコンソメスープ味。
ロワイヤルは、基本的には王宮風ってことなんでしょうけど、ここでは「卵豆腐」のこと。
お豆腐が4つ、コンソメスープに入っていました。
この辺も、すごくポップで、庶民向けになっていて、いいなぁって思いました。
そして、いよいよ【御造里】!
ここは、内房の木更津。漁港のある町。気志團の町(笑)。
鮪 活真鯛 勘八 祝い妻一式
です!
嬉しい嬉しいお刺身TIMEです!!
こんな美味しいお刺身が楽しめるのも、エルシオンの魅力かな?!
で、お皿の右手には「とびっこ(飛魚の卵)」が添えられていて、、、
その左手にあるのは、、、なんだ、なんだ?? 聴けば、
海藻ビーズ
っていうんですって。
これは、寒天を固めたもので、
こんなのですね。
これ、ラーメンとかにも応用できそうじゃないですか?!?!
お刺身以上に、この海藻ビーズに驚いていました(苦笑)
そして、いよいよメインディッシュへ。
まずは、【御魚料理】!!
真鯛のポワレ
バンブランソース
ですね!!
真鯛のポワレが美味しいことはもう言うまでもないのですが、、、
このバンブランソースがすっごく美味しくて、嬉しくなりました🤤
バンブランは、フランス語で、vin blanc。
その名の通り、「白ワイン」という意味になります。
なので、「白ワインソースがけの真鯛のポワレ」ということになります。
あと、そこにラタトゥイユが添えられているのも、印象的でした✨
そして、お待ちかねの【御肉料理】!!
この日の肉料理は、
特撰牛フィレ肉の炙り焼き
赤ワインソース 温野菜添え
です!!
来ました来ました!「牛フィレ肉」!!!
日常生活ではほとんど滅多に食べることのない牛フィレ肉!!!✨
ご覧ください!!
この表面は焼けていて、中はレアな感じの絶妙な炙り焼き(ステーキ!)。
濃厚な赤ワインソースと一緒に食べる特撰牛フィレ肉。。。
嗚呼、もう、すっごく幸せ🤤🤤🤤。
温野菜もとっても美味しかったです。
うん、お魚もお肉も、そのものとしては高級ですが、やっぱりキャッチ―な味わい。
ここ、エルシオンの結婚式コース料理は、エレガントだけどポップでキャッチ―。
うん、僕が目指す音楽も、そういう感じかなぁってふと思いました。
最後に、〆となる【御食事】。
これもまた、驚きの一品でした。
御赤飯にたっぷりのカニ餡
です!
ちょっと、これが、すっごく美味しくて、、、
感動しちゃいました。
和風?魚介味?のカニ餡が注がれた赤飯(風のおじや?!)。
これ、ラーメンの「ミニ丼(味変アイテム)」として使えないかな?って思いました。
カニじゃなくてもいいんです。
何かの餡をかけたライスを、最後にラーメンにぶっかけて味変!みたいな。
このカニ餡かけ赤飯をそのまま、ラーメンに入れてがっつり食べたいなって思いました。
…
で、この後、通常は、ウェディングケーキが運ばれてくるのですが、、、
今回は、ちょっと特別だったんです。
上にも少し書きましたが、Kさんの結婚のお相手は、カレー職人さん。
カレー職人の新郎が、自身の腕を列席者に披露するために、、、、
ジャジャーン!!!!
ご覧ください!!!!
前代未聞の、
ウェディングカレー🍛
です!!😂😂
(*カレーが注がれる前です!)
すごくないですか????!!!!
こんなの、見たことがない!!(そりゃ、ないだろ…💦)
よくぞ、こんなにも作ったなぁ、、、💦💦
ホントにホントに凄いです、、、
これが、ウェディングカレー(ライスのみ)です。
ここに、新郎新婦で、カレーを注いでいきます!!
そしてそして、、、
完成!!!!✨
このカレーを披露した後、Kさんと新郎はお互いに食べさせ合っていました。
凄い、凄いし、また、素敵だ、、、😂
こういうの、僕、本当に好きです。
新郎にしかできないこと、この二人でなければできないことですからね。
むちゃくちゃ感動しました。
しかも、このカレー、死ぬほど美味しそう!!!!🤤🤤🤤!
こちらが、そのウェイディングカレー(一人分)です。
このカレーは、小さなお子様でも食べられる味になっているんですって。
なのになのに!!!
これが、むっちゃくちゃ旨くて、震えました…😂
辛くないのに、スパイスの味わいが強くて、すごく刺激的で美味しいんです。
「な、なんだ、このカレーは?!?!」って。。。
(しかも、これはおそらく「ベジタリアンカレー」になっていると思いますが、それを感じさせない…Σ(・□・;))
更に、もう一杯もらっちゃいました(苦笑)
このカレー、ホントに辛くないんです。でも、めちゃめちゃカレーなんです。
味わい的には、スパイスの味わいが強くて、そしてさらっとしていて、パンチあり。
同じテーブルにいた1歳半くらいの子も、もぐもぐと美味しそうに食べていました。
小さな子どもから、大人まで感動できる「究極のカレー」って感じでした。
新郎は、由比ガ浜にある【麻心】で修業していました。
麻心は「ヘンプフード(ヘンプ=麻の実)」にこだわるベジタリアン・ビーガン系専門店で、知る人ぞ知る、という有名人気店なんですね。
創業者でオーナーの森下さんは、世界中のベジタリアン・ビーガン料理を食べ歩き、研究に研究を重ねた方で、その森下さんの下で、ベジタリアン・ビーガン料理とカレーの基礎・基本を学んだのが新郎、ということみたいです。
また、彼はかつて、カレーのメッカ、スリランカに留学?しているんです。
その話も、その当時、Kさんから聴いていました。
ただ、そのスリランカカレーをただ再現するのではなく、「自分のカレー」を作ろうとしているんですね。
日本人の口に合う、日本人のための究極のオリジナルのカレーを、、、、
お世辞抜きでね、「このカレーは、日本人に完璧に受け入れられる異国風カレーだ」って思いました。
修業先の「麻心」の「ベジタリアン・ビーガン精神」と、「スリランカの味」が融合してる?!
本当に、心から「美味しい!」って思いました💓
最後の最後に、【デザート】です。
マンゴーのムース
ミックスベリーソース
和のフルーツ添え
ですね。
デザートも、エレガントだけど、ポップでキャッチ―な味わいでした。
最初から最後まで、ポップさのあるキャッチ―な味わいで、統一感がありました。
***
というわけで、、、
Kさんの結婚式で食べた【エルシオンKISARAZU】の結婚式グルメのレポでした。
エルシオンには申し訳ないのですが、カレーのインパクトがデカすぎて、、、💦
でも、そのカレーを盛り上げるポップでキャッチ―なお料理、とてもよかったです。
それにしても、本当にウェディングカレーには驚いたなぁ、、、( ´艸`)
このエルシオンKISARAZUは、駅からも遠くないし、また、木更津の魅力的なストリートを歩いてこられる場所で、いいなぁって思いました。木更津って、かつてはすごく賑わった港町でしたが、今は、なんか「小江戸?」みたいな? なんか、日本の歴史を感じる街になっている気がします。江戸じゃないな。戦後の昭和レトロを残す街???
昭和の面影を体で感じられる街??
そんな感じでした。
また、エルシオンKISARAZUの目の前は、海(東京湾)。
こんな感じで、とっても素敵でした。
やっぱり海の見える式場って、ロマンティックでいいですよね。
それに、先月のTさんも、今回のKさんも、ホント、僕の教員人生において、僕からいっぱい学んだだけじゃなくて、僕自身に色んな刺激を与えてくれた学生でもありました。
ほとんどの学生が、「卒業したら、GOOD BYE FOREVER(永遠にサヨナラ)」になるわけですが、その中で、1人、2人とは、こういう「ずっと続く関係」にはなるんですね。
でも、振り返ると、このコロナの3年間、そういう関係を築けないで過ぎ去りました。コロナのせいというよりは、その対策の厳格さ・厳しさゆえに、「教師と学生の出会い(実存的な出会い)」は生まれませんでした(隣の隣りの研究室の某先生は、それでも出会っていましたが…💦)。
僕はやっぱり、学生たちと色々な活動をしていきながら、学び合う関係性をつくっていくのが得意なんだろうな。「活動」が制限され、「学び合う場」がなければ、無力な先生なんだろうな、、、とも。
コロナ対策では、「活動」も止められ、「学び合う場」も根こそぎ奪われました。今思えば、「オンライン授業? なんだっけ、それ??」って、思います。まぁ、それはそれで、一時的な緊急の対策として、やらなきゃいけなかったのかもしれませんが、長すぎたなぁ、とも思います。
そんなことを考えながら、また、木更津駅方面に向かって歩き出すのでありました。
ここは木更津。
このまま、千葉に戻るわけにはいかないですよね👆