平成の時代最後の「麺処まるわ」にやってきました。
平成を「前期」「中期」「後期」と分けると、平成後期は「まるわ」と共に生きました。
いったいどれだけまるわでラーメンを食べたことでしょう…。
令和になっても、きっと次々に面白い「仕かけ」を企ててくることでしょう。
ビギー君が店を任されるようになってからは、「アニメ×ラーメン」の可能性を探るお店へ。
土台を店主の石井さんが作り、そして、ビギー君の創造性によって新たな地平へ。
この数年で、「新たな客層」をゲットし、ますます勢いにのっています。
ラーメン不況の時代において、とてもいい「戦略」を描いていると思います。
基本のメニューは、石井さんによって考案されたもの。
いわゆる「こってり(濃旨)」と「あっさり(淡麗)」の2バージョン。
そこに、色々とアクセントを加えたメニューがずらり。
そして、「まるわ」の名を全国的に知らしめた二つの看板メニュー。
たんたん辛つけ麺とまぜそばが用意されています。
この辛つけ麺とまぜそばこそ、まるわの人気を支えていると言っても過言じゃありません。
更に、「作草部式汁なし担々麺」もあって、これもかなりインパクトのある汁なしです。
平成最後に…
と思ったのですが、ちょうど限定も全部食べ終わっていて、ちょうどお客さんもいなかったので、
「ビギーちゃんスペシャル(おまかせ)で♪」、とリクエスト。
そうしたら、「いいっすよ~」、と。
そうして出てきましたのが、、、
ジャジャーン!!!
ビギーちゃんスペシャル
海老カレー泡ラーメン
です!!(名称は「仮」)
海老味のカレーラーメンですよ!!!
ひゃ~~~~、、、(;´・ω・)
海老ラーメンとカレーラーメンを探求する僕のためのラーメン!?!?
そして、トッピングには、「リゾッパ」で使われる厚切りベーコン!!
もう、泣かせるじゃありませんか、、、(;;)
改めて、命名すれば、
厚切りベーコン海老カレー泡ラーメン
ヤバくないですか!?!(;´・ω・)
これ、まさに「理想郷」のラーメンですよ。。。
zoom up!
スープは泡が立つほどに濃厚です!!
ドロドロというよりは、トロトロな感じ!?
いつもやり過ぎないところが、ビギー君っぽいかな。
程よくとろとろで濃厚でクリーミーな味わい。
表向き、カレーの味わいがふわっと感じられるんだけど、
よくよく味わうと、うっすらと魚介というか海老の風味が出てきます。
「海老」と言われないと、「魚介カレーラーメン」って感じちゃうかも。
でも、たしかに海老の風味が生きたカレーラーメンになっています。
しかも、単にカレーラーメンに海老油をぶち込みました、って感じでもなく。
そこに、洋食で定番の厚切りベーコンが入り込んできて、もう…
B級グルメを愛するビギー君ならではの独創的な海老カレーラーメンになっていました。
こりゃ、ハマるわ、、、
こんなラーメンを「即興」で作っちゃうところが、もう「お見事」と言うしかないというか。
そこに、春キャベツと玉ねぎがそっと添えられていて、幸福感に包まれます。
麺は、こんな感じで、中太のやや縮れた麺になっていました。
この麺もホントいいなぁ、、、。
これも、浅草開化楼なのかな??
ゴワゴワ感がありつつも、滑らかな食感の麺でした。
濃厚な海老カレースープにばっちり合った魅惑の麺で、あっという間に完食しました。
いやー、こりゃ、凄い、、、。
さすがは、千葉のラーメンクリエータービギー君だわ。
同じ西千葉の粋やの小池君が「職人」なら、ビギー君は「クリエーター」。
だから、お互いにリスペクトし合えるんだろうな、、とも。
職人肌のラーメン職人とクリエーター型のラーメン職人っていると思うんですよね。
前者だとやっぱり「佐野実さん」で、後者だと麺屋武蔵の「山田雄さん」かな。
あと、「麺や庄の」の庄野智治さんは「ラーメンクリエーター」と名乗っていますよね。
コラボをするなら、職人さんとクリエーターのコラボが一番面白いんだろうな。
今年は、この両者の視点を意識して、ラーメンを書いていきたいなと思いました。
…
それから、、、
平成最後となる「たんたん辛つけ麺」!!
平成で、というか、このブログで、一番紹介したのがこのつけ麺じゃないかな。
先月のこのつけ麺のレポで、僕はこう書きました。
「スープのヘビーさが苦しくなってきた。自分の歳のせいか、あるいは、僕の体調のせいなのか」
と。
最重量級のヘビーなつけ麵で、もう僕にはちょっときつくなってきたな、と。
しかし!!
やっぱり、旨いもんは旨いのであります。
変にトッピングや麺増しをしないで、デフォで食べるなら、まだまだ行けるぞ、と。
今回は、そう確信しました。
ただ、今後のことを考えると、「油少なめ、味薄め」ができるとなおいいかな、と。
(今度、それができるかどうか聞いてみようっと!)
やっぱり、このつけスープは「唯一無二」の味だ。
麺を最大限に美味しく、無我夢中で食べさせるだけのパワーがある。
辛くて、濃厚で、旨みがいっぱいあって、クセになる中毒性のあるつけスープ。
まだまだ、これを食べ続けたいな、と思いました。
そうか、トッピングの「ゆで野菜」をつければいいのかもしれない。
味薄め、油少なめ、ゆで野菜Wトッピングくらいなら、ちょうどいいかも!?
…
というわけで!!!
平成最後の「麺処まるわ」のレポートでした。
最後の最後まで飽きさせない工夫が随所に見られて、さすがでした。
無茶ぶりともいえる突然の「ビギーちゃんスペシャル」も最高でした。
もしかしたら、今後、これが改良されて「裏メニュー」になるかも??
そうしたら、また是非食べたいなぁ、、、
それに、「作草部カレーラーメン」の可能性もまだまだ探っているみたいだし…。
令和になっても、まるわからは目が離せません!
僕も、これからもまるわのラーメンを楽しみたいと思います。
まるわの哲学は、一つ。
「カロリーは、愛だ。」です。
何気に深い言葉だなぁと思いますね。
日本では、「カロリー=悪」という考え方が根強くあります。
その背景には、「太ることは悪」という「神話」もあって…。
世界的に見れば、日本人って、基本的に痩せていると思うんです。
それを裏付けるデータもありました。
これによると、日本は肥満率で世界166位(189カ国中)なんです!
つまり、世界の中でかなり肥満じゃない国なんです。
一見、いいことのように思えますが、先進国の水準を大きく下回っているんです。
166位周辺を見ると、どこも「貧困国」です。
日本も貧困国であれば、「そのとおりだなぁ」と思いますが、まだ日本は「先進国」です。
先進国でありながら、世界的には痩せすぎているんです。
世界平均が97位~98位なので、せめて120位以内には入りたいところ。
日本は、「カロリー=悪」という「偏見」があり、だからみんな必死にダイエットをするのでしょう。
僕も、この10年で太って分かりました。
太ると、「デブ」と呼ばれ、「カッコいい」とは決して言われず、「キモい」と言われるんです。
痩せていれば痩せているほど、「かっこいい」「かわいい」となるんです。
でも、「痩せていること=いいこと」なんでしょうか。
若い女子たちを見ていると、決して太っていないのに、「太っている」と愚痴をこぼします。
なんで、こんなことになったんでしょうね。(一度、じっくりと考察したいテーマです)
カロリーは愛だ、と言い切る「麺処まるわ」(のビギー君)。
何気に深い一言だと思いませんか?
太っていいじゃないか。太って何が悪い? もっと太ろうよ!って。
反ダイエット、反細身主義、反ヘルシー主義。
…あまりこれ以上過激に書くと、まるわに迷惑がかかるので、この辺で…(;´・ω・)
ともかく、、、
最後に一言!
僕らはみんな「食べるために生きている」んだし、「生きるために食べる」んです。
食べることは、生きる喜びだし、生きることは、食べる喜びなんです。
もっともっと食べようじゃありませんか!!!\(^o^)/
(どんなキャラになってんだ!?僕、、、(;´・ω・))