前に、悪麺友らんちばさんと一緒にこちら方面に来た時に、
ちらっと見かけて、ちょっこし気になっていたお店が「秀幸」でした。
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/51880ae4c241820ce8dea012782b3c5e
僕は、根本的に「石神チルドレン」(自称)です。
なので、「秀幸」と聞くと、やはり行かねばならぬのです(どんな理屈じゃ?)
是非、いつか石神師匠とこちらに…(汗)
なかなかいい雰囲気でしょ?!
すごいいい雰囲気なんですよー。
ちなみに、このお店は創業20年!立派な老舗中華料理店です。
まぁ、でも、正直それほど期待はしていなかったんですよ。
なんせ「中華料理」のお店ですからね。
マニアの間では、「中華料理店」を食べ歩きに入れるかどうか、
これまた、議論の分かれるところなんですよね、、、
でも、今の僕は、とにかくまだ見ぬラーメン一杯と出会いたい、
その衝動に駆られているわけで、その辺は見境なくいきたいと思います。
いざ、突撃!!(汗)
店内はすごいことになってますよ。ホント。。。
昭和の食堂、それも超マニアックな、、、
古びた店内は、かなり独特な世界観があります。
ノスタルジックといえばノスタルジック。
なんか、映画の世界に入り込んだ気持ちになりました。
(この気持ち、すごく新鮮!!是非、味わっていただきたいです)
店主さんらしき人と、もう一人年配の方がいました。
どうやら、年配の男性二人で切り盛りしているようです。
で、どちらの方も超寡黙。静か。渋いです。渋すぎ…orz...
メニューはとんでもなくたくさん。さすが20年です。
なので、王道のラーメンを。なんと一杯450円!!!
いやー、参りましたよ。結論から言えば、好きです。この味。
とにかく一切の無駄がないんです。全部がある種意味をもっているというか。
極めてシンプルなんですが、そこになんかストーリーがあるっていうか。
シンプルにして、王道。なんか一種の芸術のような…
スープは、生姜がかなり効いた醤油の強いラーメンでした。
…先日行った末広食堂に似た印象をもちました。
http://blog.livedoor.jp/lanciba/archives/51717626.html
(らんちばさんのブログを貼ってみました)
ダシの味は弱いものの、醤油の強いシャープな味わいに、
生姜の香りがふわ~っと感じられます。
新潟・長岡生姜ラーメンも真っ青?!とまで言ってよいか分かりませんが、
独特な生姜醤油ラーメンになっていました。
で、一際目を惹くのが、チャーシューですね。
こちらのチャーシューは、ほんとなんか「元祖武骨チャーシュー」!って感じでした。
これが結構分厚いんですよ。ワイルドで、パンチの効いた味わいのチャーシューでした。
これなら、チャーシューメンを頼むべきだったか・・・
それから、ほうれん草じゃなくて、しゃきしゃきっとした小松菜がトッピング。
これもまた、このラーメンには欠かせない重要トッピングかな、と。
結構、あっさりしつつも、ファットなんですよ。。。
それをしっかりとやわらげてくれるのが、この小松菜でした。
歯ごたえが最高によかった。楽しく食べられました。
これで、450円はかなり凄いですよ、、、
文句は誰もいえないと思います。。。
ただ、やはり麺が弱いです。昔ながらっていうよりは、昔の麺(苦笑)。。。
内房は、これ、麺がホント課題だなぁと思います。
(外房も麺が弱いのは一緒かな…)
でも、いいんです。これが20年続くこのお店の「麺」なんでしょうから。
とやかく言う必要は0,000001%もありませんよね。。。
意外や意外で、かなり満足度の高い醤油ラーメンでした。
巌根って、実はラーメン文化がかなり進んでいるんですかね?!
…というよりは、第二次産業時代に活気があった町なんでしょうね。
僕は、この巌根という町が好きになりつつあります。
いやー、想定外でした。こんなにユニークなラーメンが頂けるなんて、、、
感激でした!!