Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

東軒@酒田 ご当地「酒田ラーメンらしさ」を感じ、貫禄ある『すっきり系さっぱり味』の和風醤油ラーメンです!

日本トップクラスのラーメン王国、酒田。

知名度No.1レベルの「ワンタンメンの満月」に行った後、自転車で向かったのは、

東軒

というお店でした。「あづまけん」と呼ぶみたいです。

このお店の名前はずっと前から知ってましたが、来るのは初めてです。

なんか「東軒」という名前に惹かれていて、ずっと行きたかったお店なんです。おそらくは酒田の町の中心から見て、東側にあるお店だから、東軒なのかな?!とも思いつつ、、、。

「ワンタンメンの満月」から自転車で7分くらいで到着しました。緑色の暖簾がすごく印象的です。

東軒の主な情報はこちらを参照

こちらのお店もかなり歴史的には古いお店だと思われます。

現店主さんも2代目店主さんですが、御年70歳くらい(?!)の方でした。

初代の店主さん(創業者)は、もともと山形の内陸、新庄よりも奥の方に住んでいた方らしく、戦前に満州に移り住み、敗戦を経て、再び日本に戻ってきた(引き揚げしてきた)んですって。

その時に、実家の方には戻らず、酒田に留まり、お店を始めたみたいなんですね。なので、ざっと60年~70年くらいの歴史はあるお店なのかな~って。店主さんに聴いたのですが、正式な創業年は覚えてないみたいでして…💦

席に着くと、上の方にこんなメニュー掲示板がどーんと見えます。

ラーメンは一杯700円で、小だと650円になります。

いや~、小ラーメンがあるのは嬉しい。助かる、助かります😂

ワンタンメンもあって、こちらは800円になっています。

やっぱり酒田って、ワンタンメンが一番の人気メニューなのかな?!

あと、なぜかここにも「サッポロラーメン」があるんですよね~(なんで、味噌ラーメンじゃなくて、サッポロラーメンなんだろうなぁ~💦)

それと、なんか気になったのが、「中国ラーメン(辛い)」(800円)ですね。どんなラーメンなんだろうなぁって。

更に、このお店には「カレーラーメン」もあるんですね~。

カレーラーメン好きとしてはこれも食べてみたかった、、、😢

あと、満月同様、うどんも色々と揃っていました。

なんで、酒田のラーメン店には「うどん」があるんだろう?!

で、こちらがカウンター席に置いてあったメニュー表です。

色々と食べたいものはあるんですけど、、、

まずは、お初ということで、、、

ジャジャーン!!!

こちらが、東軒のオリジナルの一杯、

ラーメン(小)

であります!

小ラーメンなので、もっと小さいかと思ったら、結構大きくてビックリです😲

小ラーメンなのに、チャーシューも二枚どーんと入っています。

ネギもメンマも付いて、これで650円ですよ!!

もうなんか、遠い昔に見たプライス設定になっていて、思わず笑ってしまいました😊

「これで、650円かー!! もう二時代昔の価格設定だなぁ」って、、、。

zoom up!

スープを一口飲むと、、、

「うわ~、なんだ、この澄んだ透明感のある究極にすっきりあっさりな味わいは?!」

って思いました。

味がないわけじゃないんです。しっかり味はあるんです。でも、陳腐な昔のまんまのラーメンの味ではなくて、どこまでも洗練されている感じもするんです。旨みはある。でも、とことんすっきりしていてさっぱりしているんです。この味、なかなか他で経験できない味わいになっていますね~。

聴くと、昔は豚骨と煮干しと昆布だけでスープを炊いていたんですって。でも、時代が代わり、また酒田市内のラーメン店が増えていく中で、更に色んな食材を入れるようになっていったとのことでした。詳しくは聴けませんでしたが、おそらくはトビウオだとか、鰹節だとか、鯖節だとか、そういう乾物系の食材のことを言っているのかなって思いました。

煮干しは二種使っているみたいで、「平子煮干し」が味に反映されているんですって。

たしかにこのスープ、煮干しや昆布の旨みは感じられるものの、色んな食材がバランスよく融合された全体的に統一された「あっさりすっきりとした魚介醤油ラーメンのスープ」っていう感じがしますね。これは一つ前に食べた「満月」のスープに通じるものがありますね。

まさに、「すっきり系さっぱり味」のラーメンであります!(なので、濃い味やファットな味じゃないと満足しない人にはおススメできないかな…とも)

麺はこんな感じです!

もちろん「自家製麺」なのですが、、、

なんとも、昔は製麺所の麺を使っていたそうです(!?)

あれなのかな。酒田ラーメンをブランディングする際に、「自家製麺の町」みたいなアイデアがどこからか出てきたのかな? あるいは、昔は在った製麺所が全部なくなり、やむを得ず自家製麺のお店が増えていったのかな?!

東軒の麺も、もそもそっとした、優しくソフトな麺で、東北らしさを感じる質の高い柔らか麺でありました!

そこまで「うおおお!」って感じではなかったけど、「これぞ、東北クオリティー!」って言えるしっかりとした自家製麺になっていました。

量も、ラーメン(小)でしたが、そこそこあって、食べ歩きにはぴったりのボリュームでした。

チャーシューも、こんな感じでわりと厚みのあるのが二枚入っていました。

味わいも、素朴で、昔ながらのチャーシュー!って感じがして、よかったです。

派手さはないけど、なんか「匠のチャーシュー」って感じがしましたね~~。

***

というわけで、、、

酒田二軒目、「東軒」の初レポをお届けいたしました。

このお店の名前に「月」は入っていませんが、れっきとした「酒田ラーメン」を出すお店でした。

老舗店だし、二代目もご高齢とあって、酒田の老舗のラーメン食堂という感じでしたかね。それでも、このクオリティーなのだから、さすが、ラーメン王国酒田なだけはあります。

食べ終わった後に、店主さんとも色々お話することができました。

やっぱりこちらの店名は「中心から見て東側にあったから」という理由で付けられた名前みたいです。あと、他のお客さんを見ると、意外にも「サッポロラーメン」を食べている人が多くて、へぇ~って感じでした。酒田で暮らす人は、意外と味噌ラーメン好きが多いのかな?!?!

あと、遠方から酒田のラーメンを食べに行く人向けに言うと、このお店は、そこまでプライオリティー(優先性)は高くないかもしれません。僕も三度目にして、初訪ですからね。でも、じゃ、「他に、こういうタイプのラーメンはあるか?」と問われると、ここのラーメンに似たラーメンってなかなか思いつかないんですよね。つまり、それだけ、独自性がある味というか、個性のある味になっているっていうか。上にも書きましたが、まさに「すっきり系さっぱり味の淡い和風魚介醤油ラーメン」の極みみたいな感じの一杯でした。

度を越えたラーメンフリークさん向け…かな?!とも。

ラーメン以外にも、うどんや丼物やカレーなんかもあります。

ここのかつ丼とか親子丼とかってどういう丼なんだろうなぁ、、、

定休日は、毎週日曜日になっています。

営業時間は、平日が11時~19時半までで、祝日は11時~15時まで。

ここは夜19時半まで営業しているんですね(夜営業ありで貴重ですよ!)。

町の中心から自転車で15分くらいかな?!

車だったら、ものの数分で着いちゃいますね。

徒歩だと、バスになるかな?!(歩くのはちょっときついかも…)。

こんなところです。こうやって見ると、まぁ町中にある感じですね。

車ならま~ったく問題ない場所ですね(車ならどこへでも行けるからなぁ…💦)

おまけ

こちらが、酒田で最も観光スポットとなる、

山居倉庫

です!!

1893年に造られた米穀倉庫ですね。木橋もいい感じです。

酒田に来たら、是非立ち寄りたい観光名所ですね!!

酒田ラーメンとは何か?! なかなか難しい問いです。

これもいいかもしれない?!?!

山形のラーメンを食べ歩くなら、まずはこれ!!

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