Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

波に揉まれてなお沈まず-midnight cries-

mixiで書いた文章ですが、結構熱く書いたので、こちらでも掲載しちゃいます☆

kei、真夜中に熱く語る!!


ちょっと風邪っぽく、ちょっとダウンしています。

が、今年発表する論文(→本の原稿?)の執筆を始めました。というか、頭の中で整理されたので、書き始めています。2万字×3本、です。

だいたい、毎年2本は論文を書いていますが、今年~来年は学会論文二本が最低限の目標。…といいつつも、これまで研究してきたことなので、それをどこまでもディープに深めることと、学術レベルにまで高めることが課題。

福祉と教育の間をさまよい、早17年。。。自分がいったい福祉の研究者なのか、教育の研究者なのか、分からず、彷徨い続けました。でも、いつでも心に思っているのは、すべての子どもたちが幸せに生きられるようになること。それ以外にはありません。

自分が子どもの頃に、本当に苦労したし、たくさん泣いたし、たくさん傷ついてきて、でも、こうやって(とりあえず)幸せに生きられていて。でも、外を見れば、子どもの頃に苦しんで、さらに大人になってからも苦しんで、追いつめられている人もたくさんいるわけで。自分が幸せだからそれでいい、とは、僕には思えないんですね。

特に、愛情に欠けた子どもたちを見ると、胸が締めつけられます。子どもたちは誰も悪くない。なのに、どこまでも苦しまなければならない。今も、家の中で怯えて、膝を抱えている子どもや、家に帰れず街を徘徊している子どももたくさんいるんですよね。親の暴力に苦しむ子どももたくさんいる。

そういう子どもたちをどうやって救い、そして、育てなおし、教育し、自立させるのか。


これが自分の中の根本的なテーマ。多分、そうだと思います。多分。


一度、学生の最後の時期に、メタメタに自分が切り裂かれて、潰されました。けど、そこで腐らずに、頑張り続けて、書き続けて、学び続けました。先生という職業に就いてからの方が勉強してるかもしれないくらいに。

そして、36歳の時点で二つ本を出せて、次の本に向けての準備も始まってて。そして…


一度は諦めましたよ。「ああ、もう僕は学問の世界には入れないんだ」って。アカデミックな世界で活躍する夢はもう断たれたんだって。でも、諦めきれず、なんとかこの世界に喰いついていたいと思って、ひたすら何かを求め続けて、、、

自分の果たせていない夢を、今、また追いかけようとしています。そのスタートが切れました。どうなるかなんて分かりませんが、向かうべき道はやっとやっと見えてきました。(またすぐに迷うと思うけど)


波に揉まれてなお沈まず


これは、精神科医の小此木啓吾先生の言葉です。というか、座右の銘です。小此木先生から僕が大学生の時にいただいた「生きた言葉」です。

今になって、この言葉の重さが分かってきました。

僕も36になるまで、それなりにたくさんの波に揉まれてきました。今も揉まれてますけど、、、 でも、沈まないで、なんとか泳ぎ続けています。正直、「もういいや」「頑張んなくていいや」「このままでいいや」と思う時もあります。この職業、頑張らなくても、それなりにやっていけますからね。でも、それじゃ、自分が納得できない。

果たせぬ夢があるから。


何でもそうだと思うけど、色々あるのが人生。波ばかりってこともある。波がないめでたい人間はそうそういない。それに、今、波がなくても、やがて波はやってくる。誰のもとにも。特に学生を終えて、社会人・大人になれば、本当に波ばかりだ。理不尽なことばかり。うまくいっている時期なんて、一瞬で終わるし、すぐにしっぺ返しを食らう。調子にのって、自分を過大評価して、勘違いして、ふんぞり返っているヤツも、いつかは絶望の底に堕ちるはず。(ま、人生がうまくいっていて、ノリノリの時には、誰が何を言っても、聞く耳をもたないでしょうが…)

だから、自分は、この人生でよかったかな、と思います。波ばっかりだし、夢なんて全然叶ってないし、、、 けど、諦めずに、頑張ってたら、何か道が(なんとなく、自ずと)拓けてきて。これも、「待つ」ってことだったのかな。なんか、色々待ち過ぎて、何を待っているのか分からなくなって、でも、何かに待たれている感じはあって、とりあえず身を委ねて…みたいな。

なので、「みんな、諦めないで頑張れば、いつかは夢は叶うよ」、なんてクソみたいなことは言いませんが、やっぱりしぶとく泳ぎ続けることは大事なんだな、とは思います。

辛い人がいるとしたら、人生に躓いている人がいたとしたら、「波に揉まれても、なお沈むなよ☆」と、言ってやりたい。カッコ悪くても、無様でも、アホみたいでも、しぶとく居残れ!って言いたいですね。

簡単に見限んないことだな。

ホント、そう思うんですよね~。

***

ひゃー、毎度、熱いね~~~。僕。そうなの。僕は熱いの。冷めたヤツは嫌いなの。泥臭いのが好きなの。熱く語るのが好きなの。何でも。ラーメンの話も熱く語りたいの。ロックの話もね。

同じ阿呆なら熱く生きなきゃ損損。

mixiの内容とブログの内容は一応区別してるんですが、たまに、どっちに書くか悩むときがあるんですよね。
それもまた、楽しい悩みではありますが☆

コメント一覧

kei
cheero1969さん

そうですね。有名・著名な先生がたくさんいましたね。今となっては「引退後」の先生たちだったんだな~と裏を考えてしまいますが(苦笑)

バブル期って、大学院も大不況だったみたいですよ。だから、現在の40代だと、ホントあまり学者先生がいないんだとか。優秀な人がみんな企業に流れた時代でもあったそうです。

僕もいつか成功したら、母校に戻りたいです。切実に。。。 大好きな大学でしたからね。環境がいいです(苦笑)。

それを夢見て、日々精進している、というのは、ここだけの話です☆ 金子先生、すごいですね。。。さすがです、、、

cheero1969さんとは色んな話ができそうですね。本当に。いつかお会いしたいですねー。
cheero1969
小此木先生の授業は受ける事がありませんでした。今更ながらに、何か『パンキョー』でもとっておけばよかったと思う事があります。
 結構、大学には有名どころいましたよね。

私はバブル期の向学心の低い学生でしたので、各教授先生の座右の銘は、1つとして知りませんが、入学式の時、金子学長から『君たちは、今まであまり勉強せずに、この三流大学に来ました。だから、まだ勉強できる余力があるので、私は皆さんが好きです。』とおっしゃいました。 
 ギリギリの発言ですが、私は妙に安心したのを覚えています。 こんな教えもあるのだと、

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「哲学と思想と人間学」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事